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2006年11月18日

中堅社員向け「後輩指導研修」

○中堅社員むけ「後輩指導研修」


先日、ある会社さんで、中堅社員向け「後輩指導研修」を
担当させて頂きました。


参加者が今回の研修に期待していたのは、次のような点でした。


●研修への期待

・後輩はいないが後輩ができたときに教える立場として信頼されるようになりたい
・後輩指導をどのように行えば
・上手に教えるには
・ついついきつい口調になる どんな言い方をすればよいか
・年の離れた後輩との接し方
・年の上の人がついたとき
・上がきつめにガンガン言う人の場合、間の立場の自分はどう対応するか
・今時の若い子(縦社会の経験がない)への指導

・コミュニケーションのとり方
・後輩との接し方
・後輩からも学ぶ 教えることで学ぶ
・個人感情が支障になったときどう対応するか



では、そんな彼らが現場でどんなことを、どんなときに教えているのか、

「教える場面」を挙げてもらいました。


●教える場面

・担当客の引継ぎ
・お客様への説明の仕方
・商品を選ぶ際のポイント
・本社への報告の仕方

・お客様先のルール(伝票、納品)
・お客様との折衝、見積もり、交渉など
・仕入れメーカーの選び方
・トラブルの対応法
・指示する
・マナー(電話対応)
・段取り
・文書の書き方(お詫び文)
・専門知識
・外国人への説明
・お客様とのコミュニケーションのとり方
・ミスのフォロー
・社会通念



続けて、教える際の「苦労」と「工夫」
について話し合ってもらいました。


●教える際の苦労

・自分が考えていることと後輩が感じていることのギャップ
・教えるタイミング(教えようとすると「もう少し考えさせてください」という)
・性格が人それぞれ違う 日常のコミュニケーションでも苦労している
・相手が何を言っているのかわからない
・言っていることが理解されない
・やる気を起こさせるには
・アメとムチのさじ加減
・接待の方法
・何を悩んでいるのかわからない 
・何故頼んだことをやらないのか、できないのかがわからない

・反応がない
・反発される
・ある程度の能力(説得力・ヒアリング力)がないと苦労する
・屁理屈を言われる
・こちらは噛み砕いて教えているつもりでも理解してくれない
・イメージや感覚的なものを伝えるときが難しい
・モノがないので説明が難しい
・やり方がいくつもある場合、どれがぴったりのものか
・聞きたがらない プライドが邪魔していて
・いまさら聞けないという雰囲気をもっている
・「知らない」ということをいえない
・自分の悪いところに気づいていない
・自分が出来ないことを教えないといけない
・教えるのに時間がない
・やる気が見えない
・同じ間違いを繰り返す
・上司、客の中傷になってしまう


●教える際の工夫

・短気にならない
・自ら考えさせるようにする
・ヒントは与えるが誘導はしない
・口だけでなく重要なことはメールで送る
・資料を作って説明する
・事前にお客様が言ってきそうな返答を用意してロープレを行う
・相手が何を聞いているのか 聞き上手になる
・同じレベルで物事を考える

・聞く耳をもってくれる状態のとき教える
(へこんでいるときなどは、素直に聞いてくれる)
・全部答えを言わずに考えさせる。あとで、どう考えて行動したのかを確認する。
・アメとムチ
・はっきり言う(だめなものはだめ)
・書類、メモを見せる
・質問をさせる
・冗談を交える
・一緒に作業をさせる
・作業を見させる
・実例を挙げる
・失敗させる そして知りたくさせる
・「教えてもらいたい?」と確認してから教える
・成功したときの喜びを実感させる。成功体験を積ませる
・言ったことは自分も必ず守る




皆さん、色々いい取り組みをされていますよね。




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○教え下手と教え上手


ここからは「教え上手な指導者像」をイメージしやすくするために、

「教え下手」と「教え上手」に関して考えてもらいました。



●教え下手

・言っている意味がわからない
・こちらの言い分を聞かない
・途中でさえぎる
・専門用語を多用する
・言葉がわからない
・気分でものを言う
・説得力がない
・感情が表に出すぎ
・訊くタイミングが計れない

・イメージでものを言う人「あれ、やっといて」
・やる気をそぐ言い方をする人「そんなの分からないの」
・教え方に柔軟性が無い人
・全部自分でやってしまう人
・喋らない人
・冗談を言わない人
・理屈っぽい人
・一方的、高圧的な態度の人
・プライドを傷付けながら教える人「バカじゃないの」
・有言不実行
・話が長い 聞きたいこと以外を喋りだす
・話が短い つかめない
・説明に矛盾がある
・はったり、知ったかぶりをする人


●教え上手

・根気強い
・コミュニケーションがとれる
・全体像、流れを示してから仕事を説明する
・だめなときはその理由を説明してくれる
・できたときは褒めてくれる
・くり返して言ってくれる
・こちらの立場にたってくれる
・自分を認めてくれる
・こちらの言うことを受け止めてからアドバイスをする

・やらせてくれる
・だめなことはだめと言える
・尊敬できる、信頼できる
・こちらができないことを知っている
・出来ない自分の気持ちを分かってくれる
・コミュニケーションがとれる
・具体的、簡潔な説明ができる
・オーラが出ている
・滑舌がよい
・声が大きい
・褒めてくれる
・こちらの立場にたってくれる
・こちらの話を聞いてから、話してくれる


●教え上手の共通項

・信頼のおける人
・話の聞くのが上手い人
・感情的にならない人
・優しさを持ち合わせている人
・相手の立場になることができる人
・コミュニケーション能力が優れていて
 経験、知識が豊富な人
・レベルに合わせて分かりやすい説明ができる人
・相手を認めることができる人
・簡潔にモノをいう人
・根気強い人

・はっきりとメリハリをもっていえる人
・プラス思考
・こちらの話を聞いて理解してから話が出来る人
・信頼性、実績があって相手の立場に立てる人
・苦労や努力をしてきている人
・コミュニケーション能力がある人
・質問した人の立場に立てる人
・感情的にならない人


教え上手を一言で言うと・・・

というテーマであがってきたのが、上記です。



私どもはこう考えるということで、ラーンウェルが考える

「教え上手のキーワード」を参加者にご紹介しました。





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○教える相手と信頼関係を築くために



人に何かを教える際に重要なのは、相手との信頼関係です。

では、相手と信頼関係を築くためにどうしたらよいのか。

参加者からは次のような意見があがってきました。



●教える相手と信頼関係を築くためにどうしたらよいのか

・コミュニケーションをとる
・相手の気持ちを考える
・相手を信頼する
・自分の不得意なものを隠さない
・共通の趣味をもつ
・責任をもつ
・押し付けない
・普段から会話のキャッチボールをしておく
・だめなものはだめ、いいものはいいと言う
・共通の問題に取り組む
・仕事以外のコミュニケーションを通して相手の性格を把握する
・嫌なことは上司が進んでやる
・部下にまかせきりにしない
・言ったことはやる
・約束は守る




教え上手は、相手が学ぶことを手助けする。

では、相手に上手に学んでもらうためにどうしたらよいのか。

参加者からは次の意見がでてきました。



●学んでもらうために

・興味を持たせる
・相手の立場でわかりやすく
・考えさせる
・問いかけて「私がやります!」と自主的に動くよう仕掛ける
・短気にならない
・選択肢を与えて理由付けまで考えさせる
・雰囲気を味わってもらってから(同行)
・自分でやってみせる
・実例をあげる
・現場で自分の目、身体で確認させる
・テーマを決め考えさせてよければ実行させる
・ホウレンソウはしっかりさせる

・信頼関係をまず築く
・謙虚な雰囲気作り
・自分が成功しているところを見せて、何故成功したかを考えさせる
・一緒に行動してもらって、肌で感じさせる
・後輩に意見を求める
・まず自分のほうで整理する
・自分でやらせる
・考えさせる
・一緒にやる
・おだてる、怒る




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○中堅社員向け「後輩指導研修」アンケート結果 (許可を得て抜粋)


●学んだこと・気づいたこと

・自分では相手のレベルに合わせて説明を行っていたつもりだったが、
 同じ質問を何度もされ、ずいぶん理解度がないと思っていたが、

 それは自分が「相手本位」で接すること、説明の前後に質問をいれ
 わかっていなければ反復させ、分かるまで確認していなかったことが
 原因だったんだなと気づきました。

・レベルに合わせてティーチング、コーチングを使い分ける

・相手の立場になって接すること

・今までは相手の理解度を確認していなかった。

・ロープレで後輩の立場にたつと、説明は簡単にしてもらわないと
 分からないということに気づいた。

・まず相手のレベルを知る

・伝える側の情報整理の重要性

・後輩に質問してあげることがいかに大切かということ

・「仕事マップ」の考え方は、自分の頭の整理のためにも
 大変役に立つと思う。当然、後輩指導にあたっても。

・教え上手は、相手本位。

・自分のレベルではなく、後輩のレベルに合った指導をしてあげ、
 自分自身が後輩になったつもりで行う。

・相手の立場にたって物事を考えること

・話をするときはゆっくり話し、専門用語を使わない

・人に教える難しさに改めて気づいた

・話を聞く重要性

・報告させること、報告させることで後輩に自発的に気づいてもらえる
 また指導がスムーズにできる

・ロープレをやって気づいたが、質問中心でいこうとしても、
 スイッチが入ると、説明に終始してしまう。

 これでは、後輩が聞きにこないわけだ。



●ご意見・ご感想

・大変役に立ちました!ありがとうございました!

・また受講したい。

・後輩との信頼関係を築く際に役立つ。

・大変わかりやすく、講師の方も我々の立場になって接していただけた。

・後輩をはじめてもったので、このような研修を望んでいた。
 今後に役立てたい

・学びや気づきが多かった

・この対話の方法は「教え」の場以外でも役立つと思う。

・非常に明快でした。

・不安の解消になった。

・実際に後輩が入ってきているので、すぐに対応しなければならない。
 タイミングが良かった。

・管理職に受けて欲しい

・自分自身大変ためになりました。

・自分の課題になっているところが大きくでているのが分かった

・とりあえず苦手な相手でも真っ向から対処したいという気持ちがでてきた。

・おもしろおかしくためになった。自分のスキルもアップしたような・・・

・内容が身近なので、実践できると思う。

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ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました!

2006年11月15日

読者の方からのメール

●yamanobosemon 様より

===

ラーンウェル代表取締役
関根雅泰様

メール有難うございました。

> 貴著とご報告書を拝読しました。非常に勉強になります!ありがとうございます。

お送りした拙著と報告書をお読みくださったこと、とても光栄で嬉しく思います。
心より感謝申し上げます。

関根さんのご著書『教え上手になる!』は、教師教育に様々な形で
関わってきた私にとって、大きな驚きでした。

理論面・実践面の提示の構成が非常に分かりやすく、
しかもとても平易な言葉で書かれています。例えば、

私の専門の教師教育の分野で、教師の目指すべきモデル像に関して、
「自己研修型教師(Self-directed Teacher)」
というものがあるのですが、それについての説明として、

「他の人の教え方を鵜呑みにしそのまま適用していくような受け身的な存在ではなく、
自分自身で自分の学習者に合った教材や教室活動を創造していく能動的な存在であり、
そのために、これまで無意識に作り上げてきた自分の考え方・教え方をクリティルに捉え直し、
学習者との関わりの中で見直していくという作業を自らに課す」教師

というような長〓い定義が使用されることがあります。この道のプロならともかく、
先生になりたいと思っている人、なったばかりの人にとっては、難解な定義です。

それを関根さんは、「学び上手な人」という用語を使用して、

「自分の経験・周囲の人々・先人の知恵から、何かを得て自分の糧としていける人」(p.58)

と、誰にでもイメージしやすく、かつ本質を突いた定義をなさっています。

これだけ読み手の側に立って書かれた本は、私の専門分野では、
出会ったことがありません。

これから教師教育や教師教育者教育(メンター育成)などを
行う際には、テキストとして活用させていただきたい内容が満載です。
(先日、○○大学での講演の時にも、紹介させていただきました)

このような素晴らしい本を出版してくださったこと、心より感謝いたします。

> yamanobosemon さんの学習者一人一人の学びを支援するという姿勢に共感しま
> す。

関根さんのご著書を拝見して、まだお会いしたことがないのに、
いろいろな形で共感できる自分が不思議でした。

> *「『教育』という道を通して、日本をもっとよい国にしたい」

私もそう思っています。そして、それに携わる人々がよりよく変わっていくこと
が、教育のよい方向への変化につながると思っています。そして、

> *「私にとっての足元とは、『家族』です。自分にとって、一番身近な家族を幸
> せにできないようで、大きな夢ばかり語っていても仕方ありません。」

という点も同じです(私が私淑している坂本龍馬さんも同じことを考えていたそ
うです)。

今後のますますのご活躍で、大きな刺激を私たちにどんどん与えてください。

これからも宜しくお願いいたします。

では、失礼します。

yamanobosemon

===


yamanobosemonさん、どうもありがとうございました!


2006年11月12日

メーカーの販売店教育


8月から11月にかけて

あるメーカーさんの販売店教育のお手伝いをしています。


そのメーカーさんでは、営業担当者の方や、事務担当者の方が、

エリア内の販売店を集めての教育指導を行っています。

(1回の研修に、5〓30名ほど集まります。)


そのため、「1対多数での教え方を学ばせたい」

と「教え上手になる!」研修を実施されています。


・今まではどちらかというと一方的な説明ばかり・・・
・販売店さん同士が話し合って盛り上がるような研修を実施したい。
・講師として人前に立って話すことに慣れていない


そんな参加者の方にとって、

「集団に対する教え方」を体系的に学べる機会は貴重なようで、

この研修はおかげさまで、毎回好評です。




販売店を集めての教育をされているメーカーさんにとっては、

ご参考になる事例かもしれませんね。

大学教授からお手紙をもらいました。

ある大学で教師研修のデザイン・運営を専門にされている
教授の方から、お手紙を頂戴しました。


拙著から多くの学びを得たという嬉しいお言葉を頂きました。


どうもありがとうございました!

読者の方から頂戴したメール

●有限会社テクノプロ 代表 黒越さま


==ご本人の許可を得て掲載===


今回、初めてメールをされて頂きます 有限会社テクノプロ 代表 黒越と申すものです。

貴殿の著者、「教え上手になる!」が大変勉強になり、突然ながらメールさせて頂きました。



教える側に必要な知識が理論的に、そして分かりやすく書いてあり

大変勉強になりました。従業員指導の観点から、いろいろな指導者向けの本を読んで

きましたが、「おぉ〓、悟った〓!」感が一番強かったです。



最後に、大変ためになる本を執筆して頂いたことありがとうございました。

陰ながら応援しています。


=== ===

(黒越さん、どうもありがとうございました!)




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新入社員指導担当者向け研修を実施してきました。

◎新入社員指導担当者向け研修を実施してきました。


あるメーカーさんで「OJT担当者研修」を実施させて頂きました。

10月に配属された新入社員を、1年間マンツーマンで預かる

「職場指導員」と呼ばれる方々を対象にした研修です。


研修内容は、下記の通りです。

◎「OJT担当者向け:教え上手になる!研修」内容


≪10時スタート≫

1.イントロダクション (導入)
 ○研修への期待 ○参加者自己紹介 ○新人指導での課題 

2.「教え上手」とは?
 ○「教え下手」 ○「教え上手」 ●「教え上手」のキーワード

                             ≪昼食≫

≪13時〓≫

3.「教え上手」の考え方
 ○新入社員と信頼関係を築いていくには? 
 ●「信頼の要素」 ●「4つのレベル」 ●「仕事マップ」

4.「教え上手」のノウハウ 
 ○新入社員に学んでもらうために 
 ●「学び上手」のPDCA
 ●ティーチング・コーチング・ラーニング ●「教え上手のティーチング」

5.ロールプレイ  ◎新入社員役・指導担当役・オブザーバー役 

6.クロージング (結び) ○学んだこと・気づいたこと

                               ≪18時終了≫



◎参加者から出た意見


研修は「参加型」で盛り上がりました。

皆さん、色々ご苦労されているみたいですね。


研修の導入で、参加者が今回の研修に何を期待しているのかを聞きました。

●研修への期待

・自分の引き出し、スキルを増やしたい
・基本的なコミュニケーション
・10歳以上ちがう新人と話題が合わない
・やる気が見えないので教える気になれない
(自分のモチベーションも高まらない)
・「これで合っているのか」と思いながら指導。少しでも自信をつけたい
・新人が異性の場合の接し方(今回は、女性の新人)
・考えさせる場面と知識を与える場面、そのタイミング
・自分のやり方で正しいのかどうか


次に、現場での指導で困っていることを聞きました。

配属されて1ヶ月経っていますので、色々あるようです。

●指導で困っていること

・はじめての新人受け入れなので手探り
・同じ職場に新人が3名いる。それぞれをバランスよく育てたいが・・・
・新人が考えているとき、手助けしたほうがよいのか。考えさせた方がよいのか。
・新人が何が分からないかも分かっていない
・10歳以上離れているので、基本的なコミュニケーションが難しい


研修の本論では、「教え上手な指導者」を参加者自身にイメージしてもらうために、

今まで自分が教わってきた「教え下手」と「教え上手」の特徴を整理してもらいました。

●教え下手

・要点が絞られていない
・自分の視点でしかものをみられない
・「分からない」といっても、わかりやすく説明する工夫ができない
・専門用語が多い
・自分と同じレベルで話をする
・話が長い
・ダラダラ
・結論をなかなか言わない
・教わる側と教える側のイメージをあわせようとしない
・褒められない

●教え上手

・何故やるのかをきちんと説明できる
・レベルを合わせてくれる
・全体像をイメージさせてくれる 目的、意義を説明
・キーワードが残るような説明
・自分の言葉で
・区切って説明
・絵や喩えを使う
・親近感
・親身になって
・面倒見がよい
・聞きやすい雰囲気
・要点を絞って教えてくれる

●教え上手の共通項

・聞き上手
・親身になってくれる
・親しみやすい
・話す要点がまとまっていて分かりやすい
・兄貴、姉貴、親分肌
・ポイントがはっきりしている
・知識、経験が豊富
・教わる側の気持ちが理解できる人
・絵やたとえを用いて噛み砕いて説明できる人


参加者の経験を踏まえて、私共からも『相手本位』『信頼関係』『学習支援』
といった「教え上手のキーワード」をご紹介しました。


では、新入社員と信頼関係を築いていくためには、どうしたらよいのか。

そして、新入社員に上手に学んでもらうために、どうしたらよいのか、

参加者と確認しながら進めました。


●新人に学んでもらうために

・課題を与え考えてもらい、様子を見てサジェスチョンする
・質問をさせる 質問しやすい雰囲気を作る
・一方的に説明せず、質問して答えさせる
・質問されたら、逆に「キミはどう思う?」と質問して考えさせる
・やってみせて、やらせてみる


私共からも「教え上手のノウハウ」をお伝えした上で、

ロールプレイをしてもらいました。


職場指導員役、新入社員役、オブザーバー役。

今回は「教え上手のティーチング」という手法を用い、

実際に新入社員に説明してわからせるという練習をしてもらいました。


参加者にとっては、様々な気づきがあったようです。

(参加者の声は、アンケート結果をご参照下さい。)

「新入社員指導担当者向け研修」アンケート結果

●アンケート結果

(入力後、ご紹介します。)

ある研修会社さんの講師の方向けに研修を実施してきました。

ある研修会社さんからのご依頼で、

講師の方向けに「教え上手になる!」研修を実施してきました。


この会社さんでは、50名ほどの外部契約講師を抱えていらっしゃいます。

その講師の方々に対する「講師スキル向上研修」という位置づけでした。


皆さん、目が肥えた講師の方々ですから、緊張しましたが、

おかげさまでご評価頂けたようです。


研修の内容を、差しさわりの無い範囲でご紹介します。




まず、ご参加された講師の方々が、研修に期待されていたのは、次のようなことでした。


●研修への期待

・研修効果をより高めるような内容の作り方
・教え上手に必要なこと。
・気づきの促し方
・「動きの技術」とは?
・属性がバラバラな受講生の学習効果を高めるには?
・参加意欲が低い受講生をいかに引き込むか?
・理解するスピードがバラバラな受講生の学習効果を高めるには?
・参加意欲がバラバラ
・自身の研修スタイルの振り返り
・気づきを促すワークのヒント
・型を知りたい(節度を持った盛り上げ方)
・ディスカッションを円滑にすすめるためのコツ
・講師としてどう出てきた意見を集約していくか?
・ディスカッションのテーマ設定方法
・研修スタート時のアイスブレークの仕方
・学びの促し方(気づきの一歩先、日常の行動にどうつなげるか)


皆さん、講師の経験者ですので、現場で教える際に、

どんな工夫をされているのかを教えてもらいました。


●教える際の工夫

・頭の中で考えさせることで、発言したとみなす。
・落としどころを自分で言わずに、相手に言ってもらえるよう引き出す
・相手の発言に対して、言い換えたり、要約する
・自分から相手に近づく(会場に入ったら名簿を確認しながら全員と握手)
・自己開示
・かっこよく書いてあるプロフィールを読んで、「自分とは違う」と構えられてしまうが、
 失敗体験などを話し、受講者との距離を縮める。
・変化をつけて集中力を高める(考えるところは考える、シェアするところはシェアする、など)


逆に苦労されているのは、次のようなことでした。


●教える際の苦労

・時間管理
・相手の反応がわからない
・年齢の高い方、表情が出にくい方の反応を読み取ること
・雰囲気をどう作っていけばよいか。みんながどういう状況なのかを汲み取ること、空気を読むこと。
・クライアントとのゴール設定(クライアントは欲張り!)


次に、「教え上手な講師」とは、どんな人かを話し合いました。


●教え上手な講師

質問を入れるタイミングがよい
言葉のキャッチボール
分かり易い言葉
視覚でわかるようにまとめる
経験による実感
教えるポイントが明確
理解度の確認

自分ごとの意識を高め、参加意欲を高めることができる
伝え方にストーリー性があって感情移入ができること
とにかくシンプルで目的意識がしっかりしていて、自分に酔ってない

受講生の可能性を信じている
すぐに答えを言わず、受講者に考える間、それを待てる人。
話し方がわかりやすい
イメージしやすいように話ができる。笑いがある
目的作業レベルの指示が明確
論理的
アドリブ
アグレッシブな印象


逆に、「教え下手な講師」は、こんな感じでした。

●教え下手な講師

・言行不一致
 リーダシップの研修なのに、ナヨナヨしている
 ロジカル研修なのに、感情的に話してる、など

・話し方がわかりにくい(内容含めて)

・受講者をみていない

・コンテンツと本人が矛盾
 マナーの講師がミニスカート!

・受講者の意見を否定、批判する人

・フィードバックが的確じゃない

・講師の価値観を押し付けてしまう人

・いつも同じ人
 いつも同じ内容、同じ話、同じジョーク・・・


ここまであがった「教え上手な講師」と「教え下手な講師」を比較した上で、

「教え上手な講師の共通項」を探しました。


「教え上手な講師」を、一言でいうと・・・


●教え上手な講師を、一言でいうと

挑戦 (受講生の可能性を信じて挑戦すること)
受講生の軸で考える人
準備をしっかりする人
人に興味がある人
相手への尊敬を持っている人
分かり易い
受講生主体
じぶんが伝える内容を講師がきちんと理解している
その場をよくしようとする努力をしている
プレゼンス(熱意一生懸命さ)がある
教える内容を好きである
いろんなことを捨てられる人 (言いたいこと、自意識、自我など・・・)
教育に対して100%の信念を持っている人
思考ぐせ (書いてあることだけじゃなく、自分の言葉で伝えられる)
的確である (質問されたことに対して、的を射た答え/話してる内容に筋が通ってる)

このあとは、ラーンウェルが考える「教え上手な講師の共通項」を、
参加者の皆さんにお伝えしました。

皆さん、「言われてみればその通り」といった感想を抱かれたようです。


次に、そもそも研修を何のために行うのか?という点を話し合いました。

●研修は_____のためにある。


この___に入る言葉は何かを、各講師に考えてもらいました。

受講者の成長
人生を豊かにする
参加者の問題解決
私にとって、自分の魂の成長
受講生の学び、気付きのため
自己実現のきっかけ
成長へのきっかけ
きっかけづくり
明るい未来


ラーンウェルが考える「研修を行う理由」については、この後お伝えしました。


セミナーの中で、参加者から「アイスブレークの効果的な方法が知りたい」という

質問が出たので、皆で考えてみました。


●アイスブレーク(参加者の緊張感を和らげる)方法

・動きまわる
・受講者同士に話をさせる
・全体への自己紹介は緊張感を高めるのでやらない
・ナインダーツ(IQの必要なゲーム)をする → 枠を超えましょう
・握手大会
・クラス全体での共通点探し
・ストレッチ
・ 「私は〓な人といわれると嬉しい」という自己紹介
・一ヶ月あったら何の休みをする?
・やたらと拍手する


また、参加者に気づきを与えるには?というテーマでも話し合いをしました。


●参加者に気づきを与えるには?

考えさせて書かせる。それを話し合う。というプロセス
簡単な言葉でいう
問題を提起するような問いかけ
キーワードを入れた問いかけ
答えを上げるのではなくヒントをあげる
体験させてから意味づける
出てきた素材の切り口を変える、一般化する
思うこととやってることのギャップに気づいてもらう
受講者同士で意見交換をしてもらう
言葉の使い方に気をつける
「どう思いますか?」
やったもらいたいことを促す
左脳・右脳で考えさせる
すぐには応えずに背景を聞く
やらせて考えさせて話し合わせて気づかせる
エクササイズ・ロールプレイ・検査・チェックシート・VTR・ビデオに撮ってみせる


最後に、「参加者が信頼感を抱く講師」という観点で話し合いをしました。

●参加者が信頼感を抱く講師とは?

自信がある
受講生の意見を尊重してくれる
講師自身がりかいしてるものとしてないもの
間違いを犯してしまったときはすぐに正す
質問に明確に
時間厳守(休憩
他人のせいにしない
礼儀正しい
かつぜつのよさ
第一印象のときにトークが円滑
嫌々ではなく愛が感じられる
清潔感
親しみ安い
体験談など引き出しが多い
生き方・あり方が伝わってくる

のびのびしている
外見、体調管理をs
話がわかりやすい
コンテンツの準備
学び続ける
相手を尊敬・尊重
話題、知識が豊富
人として素敵
笑顔
目を見てはなす
堂々としてる
その分野の実績がある
その人のあり方ビーイングと相手にこうなってほしいという信念が伝わる


参加者から信頼される講師を目指したいですね。



研修はおかげさまで盛り上がりました。


研修後の懇親会で参加者から、こんなことを言われました。

「私たちは、講師だから結構厳しい目で見てしまうんですけど、

 今日はスムーズに参加できました。ヘンな突っ込みどころもなかったですし。

 安心して学ぶことができました。」


こうおっしゃって頂けると嬉しいですね。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

企画してくださった講師育成担当の○さん、ありがとうございました!




研修を企画してくださった○さんから、後日こんなメールを頂戴しました。

===

ラーンウェル
関根様

お世話になっております。
先日は、「教え上手になる 〓参加型ワークショップ」の
実施、大変にありがとうございました。

参加された講師の皆さんのアンケートも拝見しましたが、
皆さん、大変に満足いただけたようで(他の講師への
お勧め度、15人中13人が最高評価の「5」でした)、
私としても大変に嬉しく思っております。

弊社社員からも、「社員は全員参加した方が良い」といった
意見もあり、是非、2回目以降の開催も相談させていただき
たいと思います。

また、早速ですが、セミナー中の発表内容を添付にまとめ
ましたので、よろしくご査収ください。

今後とも、何卒、よろしくお願いいたします。
簡単ではございますが、取り急ぎ、研修実施の御礼まで。

===

どうもありがとうございました!