2007年3月

5.導入教育に関して

お客様状態からの脱却

●「売り手市場」の新人女性  日経新聞の記事です。 ============================= お客様気分は禁物! まずは職場に根付いて  ハナマルキャリアコンサルタントの上田晶美さんに、入社後の  心構えをまとめてもらった。  就職氷河期が十年あまり続いたため、こうした若手不在の企業は  全国にごまんとある。  (就職氷河期世代の)彼女からは「売り手市場世代」の新人が  のんびりして見えるのだろう。    各企業は、採用活動の折には、学生に対してサービス精神旺盛で  親切な説明会を開き、まるでバブル期の再来のように学生の  人気取りに躍起になった。  つまり学生は「お客さま状態」だったというわけだ。ところが  入社後は一転、会社はそうそう優しくはない。  「ひとりぼっち」で放置されようが、教育体制がなかろうが、  入ったからには、その状況を受け止めていくしかない。  自分で道を切り開いていく覚悟で、たくましく職場に根付いて  いってほしい。         日本経済新聞 2007年3月24日 32ページ ============================= この記事は、新人女性を対象にしていますが、新人男性も一緒ですね。 「お客様状態」で入社し、現場配属後のギャップに苦しむ。 採用までは、「お客様状態」にしてしまうのは、仕方ないのでしょう。 まずは、人員確保が優先ですから。 だからこそ、現場配属前の導入教育で「お客様状態」から脱却させ、 「自分で道を切り開いていく覚悟」を持たせることが必要です。 例えば、弊社の「仕事の学び方研修」では、次のようなことを 新入社員に伝えています。 ・仕事を教えてくれない先輩社員は多い。 ・彼らの本業は、自分の仕事であって、新入社員に教えることではないから。 ・教えてくれても、教えるのが下手な人もいる。 ・納得いかないような説明をする人もいる。 ・上司の指示の出し方が悪い場合もある。 ・朝令暮改はよくあること。 ・いちいち新人にかまっていられるほど、現場は暇ではない。 ・向き合って話を聞いてくれる「コーチング的」な接し方をする人も少ない。 ・職場には色々な人がいるから、好きになれない人もいるかもしれない。 そんな状況の中、必要になるのは「自ら学ぶ力」 「教えてもらう」のを待つのではなく、自ら「学んでいく」 そのための「学び方」を教えましょう、というのが、 「仕事の学び方研修」です。

投稿者:関根雅泰

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子供の教育

多様性が人を育てる

●多様性が人を育てる 小宮山宏 東京大学総長が、興味深いお話をされています。 ============================= 確かに、教育とは何かと言えば、結局は教師なんですが、 僕はそもそも先生の多様性が著しく欠けていることが、 今の教育現場の一番の問題点だと思うんです。(中略) 多様性が人を育てるのです。(中略) 人を伸ばすというのは、興味に応じて深めたいところを どこまでも深めてあげることなんです。(後略)       日経ビジネス 2007年3月5日号 p130〓132 ============================= 多様性が人を育てる。 学校教育の場においても、多様性が求められる。 地域住民が、学校教育に関わる意義は、 この「多様性」にあるのかもしれません。

投稿者:関根雅泰

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1.新入社員の育成に関して

シュガー社員 ツケを払うのは会社

●シュガー社員 ツケを払うのは会社 ホワイトデーの産経新聞(2007年3月14日)に面白い記事が出ていました。 ================================ 『シュガー社員 ツケを払うのは会社』 「シュガー社員」 社会保険労務士 田北百樹子さんは、 過保護に育てられ自立心に乏しい社員をそう呼ぶ。 「甘い=砂糖」の意味を込めたネーミングだ。(中略) 大手企業の関係者も、“過保護社会”の影を感じ取っている。 「御社は私をどう育ててくれるのですか?」 人事コンサルタントの田代英治さんは、ここ2、3年、大手企業の 採用面接で、学生からそんな質問が続出していることに違和感を抱く。 「今まで周りから与えられ続けて、自分で道を切り開く経験が不足しているのでしょうか。  言われるまでただ待っている受身の人は確かに増えました。」(後略)                産経新聞 2007年3月14日 ================================ 皆が皆そうとは限らないでしょうが・・・ 「自分をどう育ててくれるのか?」 この言葉からは、「他責」の匂いがしてきますね。 自分が成長できないのは、育ててくれない会社・上司の責任である。 そんなことないだろう・・・ と思っても、現実的に、そういうことを考えて入ってくる 新入社員もいるわけですから、嘆いていても仕方ないですね。 ちなみに、人事コンサルタントの田代さんは、私の友人でもあり 弊社の認定講師も務めて頂いています。

投稿者:関根雅泰

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1.新入社員の育成に関して

シュガー社員 ツケを払うのは会社

●シュガー社員 ツケを払うのは会社 ホワイトデーの産経新聞(2007年3月14日)に面白い記事が出ていました。 ================================ 『シュガー社員 ツケを払うのは会社』 「シュガー社員」 社会保険労務士 田北百樹子さんは、 過保護に育てられ自立心に乏しい社員をそう呼ぶ。 「甘い=砂糖」の意味を込めたネーミングだ。(中略) 大手企業の関係者も、“過保護社会”の影を感じ取っている。 「御社は私をどう育ててくれるのですか?」 人事コンサルタントの田代英治さんは、ここ2、3年、大手企業の 採用面接で、学生からそんな質問が続出していることに違和感を抱く。 「今まで周りから与えられ続けて、自分で道を切り開く経験が不足しているのでしょうか。  言われるまでただ待っている受身の人は確かに増えました。」(後略)                産経新聞 2007年3月14日 ================================ 皆が皆そうとは限らないでしょうが・・・ 「自分をどう育ててくれるのか?」 この言葉からは、「他責」の匂いがしてきますね。 自分が成長できないのは、育ててくれない会社・上司の責任である。 そんなことないだろう・・・ と思っても、現実的に、そういうことを考えて入ってくる 新入社員もいるわけですから、嘆いていても仕方ないですね。 ちなみに、人事コンサルタントの田代さんは、私の友人でもあり 弊社の認定講師も務めて頂いています。

投稿者:関根雅泰

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1.新入社員の育成に関して

逆成果主義

●「逆成果主義」 一橋大学大学院商学研究科 守島基博教授が、興味深いお話をされています。 ================================ 働く人は成果を出すことが、生き残る唯一の道であることを この15年でしっかりと認識してきた。(中略) その結果、働き手の多くは、企業にも「成果」を求める。 その企業で働くことの自分にとってのメリットが何か、その結果、 どういうキャリア上の成果が手に入れられるのか。 こうした点を重視して企業選択が行われる「逆成果主義」が 働くことの前提となりつつあるのである。(中略) ではいったい何をすればよいのか?(中略) なかでも新しい心理的契約のもとで重要なのが、 成長機会(チャンス、仕事)の提供である。              愛知経協 2007.1 p4〓6 ================================ 自分を成長させてくれる企業を、働き手が選ぶ。 企業は、成長の機会を提供する。 成長機会が提供できない企業は、選ばれなくなる。 「辞めて欲しくない」若手社員ほど、 こういう傾向が強いのでしょうね。

投稿者:関根雅泰

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1.新入社員の育成に関して

逆成果主義

●「逆成果主義」 一橋大学大学院商学研究科 守島基博教授が、興味深いお話をされています。 ================================ 働く人は成果を出すことが、生き残る唯一の道であることを この15年でしっかりと認識してきた。(中略) その結果、働き手の多くは、企業にも「成果」を求める。 その企業で働くことの自分にとってのメリットが何か、その結果、 どういうキャリア上の成果が手に入れられるのか。 こうした点を重視して企業選択が行われる「逆成果主義」が 働くことの前提となりつつあるのである。(中略) ではいったい何をすればよいのか?(中略) なかでも新しい心理的契約のもとで重要なのが、 成長機会(チャンス、仕事)の提供である。              愛知経協 2007.1 p4〓6 ================================ 自分を成長させてくれる企業を、働き手が選ぶ。 企業は、成長の機会を提供する。 成長機会が提供できない企業は、選ばれなくなる。 「辞めて欲しくない」若手社員ほど、 こういう傾向が強いのでしょうね。

投稿者:関根雅泰

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9.新入社員育成における課題

逆成果主義

●「逆成果主義」 一橋大学大学院商学研究科 守島基博教授が、興味深いお話をされています。 ================================ 働く人は成果を出すことが、生き残る唯一の道であることを この15年でしっかりと認識してきた。(中略) その結果、働き手の多くは、企業にも「成果」を求める。 その企業で働くことの自分にとってのメリットが何か、その結果、 どういうキャリア上の成果が手に入れられるのか。 こうした点を重視して企業選択が行われる「逆成果主義」が 働くことの前提となりつつあるのである。(中略) ではいったい何をすればよいのか?(中略) なかでも新しい心理的契約のもとで重要なのが、 成長機会(チャンス、仕事)の提供である。              愛知経協 2007.1 p4〓6 ================================ 自分を成長させてくれる企業を、働き手が選ぶ。 企業は、成長の機会を提供する。 成長機会が提供できない企業は、選ばれなくなる。 「辞めて欲しくない」若手社員ほど、 こういう傾向が強いのでしょうね。

投稿者:関根雅泰

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知的営業になる!

営業職 = 技術職

● 営業職 = 技術職 「崖っぷち父さんは、いかに戦略的にスーパー営業マンに変身したか?」 の著者である嶋基裕さんの言葉です。 ================================== 「営業という仕事は誰にでもできるように思われがちですが、  実に奥深いものです。私は営業職=技術職と考えております。(中略)  読者の周りにいる新人の技術者をイメージしてください。  その技術者に気合や根性でスキルを高めなさいと指導しますか?   IT技術者であれば基礎を学ぶ為の環境を用意しませんか?  大工であれば現場で親方が数年間かけて指導しませんか?  営業職にも同じことが言えるのです。(後略)」                        愛知経協 2006.9 p5〓7 ==================================  営業職 = 技術職 営業には、技術が必要である。 でも、その技術を身につけさせずに、営業という仕事をさせるから上手くいかない。 同感です。

投稿者:関根雅泰

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知的営業になる!

営業職 = 技術職

● 営業職 = 技術職 「崖っぷち父さんは、いかに戦略的にスーパー営業マンに変身したか?」 の著者である嶋基裕さんの言葉です。 ================================== 「営業という仕事は誰にでもできるように思われがちですが、  実に奥深いものです。私は営業職=技術職と考えております。(中略)  読者の周りにいる新人の技術者をイメージしてください。  その技術者に気合や根性でスキルを高めなさいと指導しますか?   IT技術者であれば基礎を学ぶ為の環境を用意しませんか?  大工であれば現場で親方が数年間かけて指導しませんか?  営業職にも同じことが言えるのです。(後略)」                        愛知経協 2006.9 p5〓7 ==================================  営業職 = 技術職 営業には、技術が必要である。 でも、その技術を身につけさせずに、営業という仕事をさせるから上手くいかない。 同感です。

投稿者:関根雅泰

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参加型セミナーのポイント

教育とは、学習者の創造である。

●教育とは、学習者の創造である。 妹尾堅一郎 東京大学先端科学技術研究センター特任教授 が、 興味深いお話をされています。 =============================== ---教育とは一体、何でしょうか? 妹尾:  僕にとっては単純明快で、「学習者の創造」です。 教育とは知識を伝授することだけではなく、むしろ「学ぶ人」、 もっと言えば「学ぶことを楽しめる人」「学び続ける人」を 育てることだと考えています。知識を規格化して教えるのはその 過程の一つに過ぎません。(中略) ---ハイパーなプロの教育はどうしますか? 妹尾:  プロの中でさらに前に進むプロを育てるときに(中略) やり方は2つあって、一つは実践訓練です。(中略) もう一つのアプローチが「互学互修」です。先端、専門技術は 教科書がないのだから、それぞれの分野で知恵のある人がお互いに “教え合い・学び合い”を行うのが手です。(後略)            予測エイジ 2007.2 p6〓7              「ascii 3月号」からの抜粋記事  =============================== 「学習者の創造」 & 「学び上手の育成」 「互学互修」 & 「参加型セミナー」 弊社ラーンウェルの考え方と、重なる点がありますね。

投稿者:関根雅泰

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