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2007年06月26日

モチベーションの低下を防ぐ!新入社員教育の取り組み

07年6月25日(月)に、日経ビジネススクールさんで、

人事・教育担当者向け情報共有セミナー


「モチベーションの低下を防ぐ!新入社員教育の取り組み

 〜春の新人研修のふり返りと今後のフォローアップ」

 http://www.nikkei-nbs.com/nbs/shinjin/index.html

を実施させて頂きました。



今回で4回目となる情報共有セミナー

おかげさまで満員御礼での開催となりました。


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セミナーの様子を、差しさわりの無い範囲でご紹介します。

まず参加者の皆さんが、今回のセミナーに期待されていたのは、
次のようなことでした。


●セミナーへの期待

・現在当社で実施している新人研修の妥当性を確認する
 不足があれば、その知識・ノウハウを得ること。

・早期退職防止のための職場配属後のフォローについて。

・モチベーション維持のポイント

・受身型社員にさせないためにどうしたらよいのか

・パンフレットに紹介されていた「モチベーションの低下を防ぐ」という部分に
 興味を持った。

・飽きっぽい新入社員への効果的な研修方法
 (例:講義型の内容をどうやって参加型へ導入できるか)

・現スタイルでの新入社員研修で3年経過したが、今年度は
 受講者の理解不足が感じられた。本セミナーを来年度への反映の参考としたい。

・社で現在行っている新入職員フォローについて変革を行う際のヒントとしたい。

・新入社員が1〜2年経過した際に陥りやすい仕事上のジレンマとは何か。
 そこを上手くリードする研修orコーチングにはどのようなものがあるのか。

・希望の業務につけなかった新人へのフォローの仕方

・受身ではなく能動的に学ばせるためには?

・今の新卒社員が教育に期待していることは何かを知る。

・他の企業が行っている新入社員教育の成功事例。

・配属後の新入社員モチベーションアップのヒント

・2年目、3年目社員教育の効果的な進め方、事例など。

・他社ではモチベーションを維持させるのに、どんな取り組みを行っているのか?
 それによってどのような結果が得られているのか?

・同じ人材育成に携わる人との人脈作り

・上司(リーダー)にいかに新人(部下)の人生そのものに関心をもたせるか。

・参加者(新卒)の個人差をいかにフォローするか
 いかに「理想と現実のギャップ」を埋め、リテインするか、
 集中管理のできにくいOJTの効果を担保するにはどうしたらよいか。

・現在実施しているOJT、10月の集合研修、面談の中では
 補いきれない部分があると感じているので。

・今年から新入社員研修を受け持つことになったので、
 内定者時の研修から入社時、配属後のフォローアップまでの一連の流れを
 どのようにすると効果的であるかのイメージを持ち帰りたいと思います。




セミナーは、参加型で各社の取り組み事例を共有するような形で進行しました。


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●07年の導入教育(4月の新人研修)で工夫したこと

・(旅行業界)空港やホテルなどの見学をする前に、Eラーニングで
 見学のポイント等を学習させた。

・毎日日報を書かせた。気づきや疑問点を書かせ、その日のうちに回収。
 翌日にフィードバックした。新人一人一人とのコミュニケーションを大切にした。

・グループで店舗調査をさせた。座学講義から体験型へ変えた。

・工場に仮配属させ、専任のOJT担当をつけた。
 現場で先輩が実践している問題解決技法を学ばせた。

・導入教育期間前半では講義、後半では講義内容を基に
 「会社パンフの作成」という課題を与えた。

・中長期的に「考える力」「人と協力する力」をつけるために、
 「新ビジネス提案」という課題を与えた。

・参加型の研修にした

・レポートを提出させた

・ロジカルシンキングを学習させ、現場で使わせてみた。

・導入教育の期間は短くし、その分、3ヶ月、5ヶ月後にフォローアップをする。

・アサーションの研修を実施 など



●07年の導入教育(4月の新人研修)で苦労したこと

・危険感受性の高め方

・新人の人数が増えた 講師の人数は変わらない カリキュラム調整が大変

・メリハリ (研修と休憩中)

・社会人としての意識付け

・チームに溶け込めない新人の扱い

・本社では総論的な研修にならざるを得ない

・現場とのギャップ

・日報へのコメントが大変

・学生から社会人へ どこまで教えるべきか(漢字や諺)

・話をうわべだけで聞いている

・OJTインストラクターの指導方法

・現場が忙しく面倒が見られない

・教育担当自身が忙しく時間を作ることが大変




07年導入教育での工夫と苦労を踏まえて、

来年(08年)に向けてどうしたらよいのかを考えてもらいました。


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●来年(08年)に向けて

・入社時の様子と配属後の様子を、ビデオ撮影し「顔つきの違い」を示す

・教える側も成長させるような仕掛け作りをしたい

・OJTの充実

・事前学習に力を入れる

・講義の前に、質問を考えさせる

・導入教育と現場教育のギャップを薄めるために、

 まず本社で教育し、仮配属する。

 仮配属中の様子を、新入社員から本社にフィードバックさせる。
 (本社でも現場の様子が分かる)

 そのあと、本配属する。

 つまり、本社教育直後に本配属ではなく、間に仮配属を挟む。 

・会社として新人の育成にもっと関心が向くようにしたい
(社員の関心が薄い)など




次に、新入社員の現場配属後の状況について話し合ってもらいました。


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●現場配属後、新入社員のモチベーションが下がる要因とは?

・理想と現実(仕事内容、認められない、報酬)

・人間関係

・上司の力量不足

・モチベーションの低い先輩の存在

・周りが楽しそうに働いていない

・周囲が細かく面倒を見られない

・OJTの徹底ができていない

・目標とすべき先輩がいない

・キャリアプランが見えない

・質問できない環境にある

・相談しても根性論で返される

・成長感を感じられない

・好きな仕事だけできない

・現実とのギャップ



弊社からは、


新入社員のモチベーションが下がるのは、

・有意義感

・達成感

・自己重要感

が満たされていないから。


という考えをご紹介しました。




現場配属後、新入社員のモチベーション(意欲)は下がります。


なぜなら「自分の思うようにならない」ということを実感するからです。

・希望の業務、配属地と違う
・職場の上司、先輩も懇切丁寧には教えてくれない
・自分のことをかまってくれない
・仕事も上手くいかない
・何をしたらよいのか分からない ・・・


仕事がおもしろくなってくるのは、
ある程度仕事が「できる」ようになってからです。


「仕事が出来ない、よく分からない」という状況を
楽しめる新人は、あまりいないものです。


つまり、新入社員のモチベーションが下がるのは

ある意味、当然なのです。



(この考え方を補足するために、

 P.Schempp教授の「The Five Steps to Becoming Expert」と
 G.Land教授の「Grow or Die」成長曲線という考え方をご紹介しました)




「新入社員のモチベーションを下げない」

というよりも、

「新入社員のモチベーションは下がるもの」

という前提で考える。



下がったモチベーションを「下がりっぱなし」にしないための、

そして、下がったモチベーションを高めるための

「フォローアップ」が必要ではないか。




という弊社の考えをご紹介しました。


その上で、各社でどんなフォローアップを行っているのかを

情報共有しました。

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●フォローアップの事例

・成功、失敗体験の共有
・現場での成果を、役員の前でプレゼンする
・キャリアプランを考えさせる研修を行う
・ガス抜き
・元気づけ
・導入研修で学んだ問題解決手法の再確認(現場での経験を踏まえて)
・入社時の目標、夢の確認
・不平不満、毒を出させる
・4月に立てた目標の達成状況を確認する
・EQのアセスメントを行い、結果をフィードバックする
・全社的ビジョン、経営理念の確認
・理想的な先輩像を洗い出し、自身のキャリアプランに結びつける など




フォローアップ研修は有効です。

なぜなら

・「学ぶ意欲」が高まっている

・「現場の状況」が分かってきている

・「ガス抜き」ができる からです。



新入社員は「仕事ができない」「どうしたらいいのか」等

様々な問題意識を抱えています。

つまり学習意欲が高まっているのです。


また、入社直後の導入教育時と違い、現場の様子も分かってきています。

ですから研修で伝えられる内容にも実感が伴ってきます。


さらに同期が集まることで、職場ではいえない悩みを吐き出すこともできます。

それによって溜まっていたネガティブな気持ちを外に出し

新しい気持ちで仕事に取り組み意欲も高まります。



現場配属数ヶ月してからのフォローアップ研修は、

 学習意欲・内容理解・モチベーション向上

という観点からも非常に効果的なのです。




「本人が困っている」


つまり「吸収力が高く、学ぶのに最も適した時」を逃してしまうのは

もったいないことです。




ここで、弊社がお手伝いしてきた

フォローアップ研修の事例をいくつか紹介しました。


1)ビジネスマナーの再確認とプレゼンテーションの練習

2)内定者教育との連動(内定者からの質問に新入社員が答える)

3)おもちゃを使って仕事の意義を理解

4)体験ゲームで、コミュニケーションとPDCAを再確認



これらの事例については、もう少し話を聞きたかったという方も

多かったです。


また改めてご紹介する時間を作りたいと思っています。




最後に、参加された皆さんの声をご紹介します。



●セミナーに参加して、学んだこと・気づいたこと


・他社の事例により、自社の抱えている問題が自社だけのものではない
 ということに気づき、少し安心したとともに、本日のようなセミナーにて
 他社担当者様と情報共有していく必要があると感じました。

・外からは「できない」感で落ち込んでいるように見える新人が、
 「学びたい」という意欲を強くもっているということ。

 フォローアップの方が、導入よりも実は大事かも、と感じました。

・導入研修時の新入社員=できないことに気づいていない
 フォローアップ時の新入社員=できないことに気づいている
 
 という視点がとても参考になった。

 「できないことに気づいている」のは成長したということ、
 今が成長のチャンスというメッセージを送って、気持ちを
 前向きにさせるような研修にしたいと感じた。

・OJT指導員へのトレーニングの重要性

・他社も同じような悩みを抱えていると思った。

・フォローアップ研修の大切さ、有効性

・新入社員のモチベーションを下げないためにどのようにすればよいかと
 考えていたが、そうではなく「モチベーションは下がるもの」として
 いかにフォローアップするかが大切なんだということに気づかされた。

・現場にあるよい事例を教育題材として取り込んでいくということを
 もう少しシステマチックにやりうるのではないかということ。

・教え上手 3つのキーワードのうち2つが「相手理解」「信頼構築」という
 知識ノウハウとは直結しないものであることを改めて認識、そして
 それをOJT関係者に伝える重要性

・タイムリーな企画で、フォロー研修のコンテンツに示唆を頂いた。
 
 特に落ち込むことを前提というのは、これまでの経験上からも正しいと思えた。

・他社の研修担当者と情報共有することで、当社の研修を工夫する切り口が
 与えられました。先輩社員とのフリーディスカッション、フォローアップ研修での
 内定者との接触など、小さくてもできることから着手していきたいと思いました。

・やれそうなことがたくさん出てきた。
 従来行っているものに、一工夫も二工夫もできることが見つかった。

・モチベーション低下のメカニズムが分かった。

・半日、新入社員一人一人のことが頭をよぎって考えられました。
 次回のフォローアップ研修に役立てます。

・先輩社員へのOffJTを導入していけたらと思います。
 (興味をもってもらうために)

 先輩と新人の場の共有を提供してみたい。

・具体的な事例を多く聞けたので、研修のベースは維持しつつ
 参考事例を上手く反映させてみたい。

・学習のタイミング(フォローアップ)の重要性

・現場の状況がわかった段階でフォローアップ研修を行うと効果的

・皆さん同じような悩みをもたれていることを共有できただけで、
 参加した意義がありました。

・モチベーションが下がるのはしょうがない。
 下がったものを下がりっぱなしにしない工夫。

・新入社員は一旦モチベーションが下がり、それが重要な過程であることが分かった。
 
 「モチベーションを下げない研修」から「下がるモチベーションを利用する研修」へと
 企画内容を考え直してみたい。

・すぐに取り入れたいと思う研修内容がたくさんあった。

・方法ばかり真似しても、きちんと落としどころをつけなければならないこと。

・モチベーション低下の原因がわかった。

・グループ討議による経験、ノウハウの共有化が有意義であった。

・新入社員の状況により、なすべき研修が違うこと。

・モチベーションの三要素「有意義感」「達成感」「自己重要感」を研修の中で
 どう展開していくかなどヒントを頂いた。

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●ご意見・ご要望・ご感想

・関根先生の講義、他社の皆さんとの情報共有、ともに有意義でした。

・具体的な事例が多く、実際の研修に取り入れられそうなものが多かったです。

・講師の方がとても親しみのある話し方をされたので、
 受講者同士も和気藹々とできました。

・一人で考えて悩んでいたため、色々な方とお話できて、
 モチベーションが少し上がりました。

・楽しくセミナーを受講することができました。
 講師の先生の明るい話し方を聞いていて、講義の雰囲気作りも大切だと
 いうことを改めて感じました。ありがとうございました。

・新入社員研修を実施するにあたり、来年の方向性をつかむことができた。

・力を入れるほどつまりがちなところを、
 少し距離をおいて再検討する機会になりました。

・OJTのバラツキをなくすという課題は、組織の分権主義等もあり、
 まだ難しい点が多いですが、ヒントはいくつか戴きました。

・具体的なソリューション提案もあり、今後に役立つ。

・参加者に恵まれて、関根さんの話以外の気づきもいくつもありました。
 この機会提供に感謝します。

・スムーズな進行でとてもよかったです。ありがとうございました。

・08年度の研修に活かせる情報を得られた。

・企画してみたい教育内容が具体化した。

・研修企画者、講師に使える部分を示してくれた。

・当社は離職率に非常に悩んでいます。育ててもすぐに辞めることから
 現場のモチベーションが下がっています。

 今日のセミナーを多方面に役立てたいと思います。ありがとうございました。





ご参加された皆さん、ありがとうございました!


企画してくださった

NBSの駒野さん、小川さん、ありがとうございました!

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そして、今回もサブ講師を務めてくださった多賀さん、

ありがとうございました!














2007年06月24日

新聞書評で紹介されました!


「これだけはおさえておきたい仕事の教え方」が、

新聞書評で紹介されました!


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 職場に配属された新人を一人前にするために、先輩社員や上司は何をすればよいのか。

 本書は、その上手な仕事の教え方を、分かりやすく具体的に解説している。

 この一冊をマスターすれば、職場のコミュニケーションもスムーズになるに違いない。


 「話しかけづらい」「新しい環境で心細い」など、新人には口に出さないものの
 心の中で思っていることがたくさんある。

 そんな新人の心理を理解してモチベーションを高めるためには、気軽に質問できる
 ような話しかけやすい雰囲気づくりや小さな成功体験を積ませることが大切だ。

 また教え上手になるためには、効果を高める技術(コツ)があるという。

 「教える前の準備に力を入れる」「成功イメージをもたせる」「わかりやすく説明するために、
 比喩(ひゆ)やたとえ話をうまく活用する」などがそれ。

 また新人に教える際に大切なのは「Why(目的・理由)」を伝えること。
 「何のための仕事なのか」が分かれば、価値や意義を見いだすことができ、
 モチベーションを高めることができるというわけだ。

             (日本能率協会マネジメントセンター・1365円)

               2007/06/23, FujiSankei Business i., 14ページ,  

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フジサンケイビジネスアイさん、ありがとうございます!




2007年06月20日

「仕事の教え方」増刷が決まりました!

「これだけはおさえておきたい仕事の教え方」の増刷が決定しました!


(日本能率協会マネジメントセンターの桑田篤さん、ありがとうございます!)



2007年06月14日

ASTD2007に参加してきました!

●ASTD2007に参加してきました!


07年6月3日〜6日にかけて、アトランタで開催された

ASTD2007(研修業界の国際会議)に参加してきました。


目的は、大きく2つありました。

1.情報発信用ネタの収集(ブログ、セミナー、営業活動)

2.将来への投資(ASTD参加そのもの、海外提携先の発掘)



情報収集という観点では、ASTDの全体に参加するというよりも、

テーマを絞って、参加してきました。


私が興味を持っていたのは、次の2テーマです。


1)参加型研修の運営

 ・研修を更にカラフルに楽しく学べるものにするには?


2)若手社員への対応

 ・アメリカの状況は?日本と比較してどうか?


この2つに対応していたASTDの主要テーマは、

・Designing and Delivering Learning(学習の設計と運営)でした。


そこで、この分野に関するセッションに主に参加してきました。



「若手社員の育成」に関するセッションを、このブログでご紹介していきます。



(ASTD全体の報告についてご興味のある方は、「せきねまさひろブログ」をご参照下さい。)

「専門家/熟達者になるまでの5段階」

●The Five Steps to Becoming Expert

  「専門家/熟達者になるまでの5段階」


  Dr. P. Schempp, Performance Matters, Inc.
 June 6th, 8:00-9:15



朝8時からのセッションでしたが、こちらも満員でした。

ASTD参加者は、本当に学ぶ意欲が高いですね。



以下に、私の理解の範囲で、セッションの内容をお伝えします。

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○Introduction


・Experts are made, not born.

 専門家/熟達者は、生まれついてのものではない。作られるものだ。

・3 keys to expertise

1. Experience 最低10年の経験は必要(10年ルール)
 
  2. Knowledge

3. Skill 

・専門家になるためには、5つのステップがある。
 それぞれのステップを通して、上記3つに磨きをかけていく。

・5つのステップは、Actions(彼らの行動)と、
 Preferred Learning Modalities(好む学び方)によって区別される。

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○Step1: Beginners 初心者


【特徴】

・初心者は、柔軟性がなく、ルールに縛られている。
・決まりごとがあった方がラクと感じる。
・彼らは、結果に対する責任をおわない。

【学び方】

・経験 まず経験させること。そこから学ぶ。
・Mentor(指導者・先導者)によるGuidance(説明)とDemonstration(実演)
・明確なルールの遵守
・必要なスキル意識的練習


・初心者に対しては、「職場のルール」(明文化されているもの、暗黙のもの)
 を明確にしてあげたほうが良い。

 例)新人は自分から挨拶をする。誰に対しても前向きに接する。  
   聴くことを学ぶ。少しでも綺麗にしてから立ち去る。

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○Step2:Capable 潜在有能者


【特徴】

・Capableになると、ある程度仕事は「できる」ようになる。
・様々な状況に対応できるようになる。
・ルールに縛られずに、ルールに従うべきときと、
 少しルールを曲げてもよい時を知っている。(お客様対応など)
・物事の共通性を見出せるようになる。

【学び方】

・経験
・上司、先輩、同僚から学ぶ
・必要なスキルの意識的練習

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○Step3:Competent 有能者 


【特徴】

・予期せぬ事態を想定して計画を立てることができる。
・重要なものと、そうでないものを区別することができる。
・全体像を見て、長期的なものの見方ができ、行動できる。

・組織には、このステップにいる人が多い。


【学び方】

・上司、先輩、同僚、+ 競合から学ぶ 
・仕事に関連した情報(本、雑誌、セミナー、ネット)
・必要なスキルの意識的練習

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○Step4:Proficient 堪能者


【特徴】

・合理的な分析よりも、本能に頼るようになる
・仕事の流れが出来上がっている。ムダな時間を使わない。
・適切なスキルを流れるように使う。

【学び方】

・周囲と外部の人々
・仕事に関連した外部の情報(本、セミナー)
・必要なスキルの意識的練習


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○Step5:Expert 専門家/熟達者


【特徴】

・Never stop learning 学ぶことを止めない

 初心者が、自身の現状の知識を、10段階中で平均8.5と評価するのに対して、
 専門家は、平均4.5と評価する。


・何が最も大事なことなのかを理解している。
 成果に結びつく活動が何かを知っている。

・多くの時間を、次のことに割く

 1)問題の定義 2)問題の要因把握 
 3)解決を阻害する要因理解 4)解決策の評価

・直観に頼る


【学び方】

・他人(職場の仲間、顧客、外部の専門家)
・多くの本を読む
・必要なスキルの意識的練習

・Self-monitoring 自己チェック

 どうすれば今よりもっと良くなれるかを常に自問している

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○所感


・「アメリカにも、自分と同じようなことを考えている人がいる!」

 仕事人としての成長における「学び方」の違いに着目している人がいる

 ということが嬉しかったです。


・専門家になるまでの過程を、5つのステップに分けるのは、
 分かりやすかったです。

 
・この方からは、これからも色々学んでいこうと思います。

・いずれは、日本で、弊社が新入社員向けに行っている「学び方」研修についても、
 
 情報共有できるようにしたいと思います。

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「新たに台頭してくる世代に対する研修のあり方」

●Are You Ready to Train the Emerging Generations?

「新たに台頭してくる世代に対する研修のあり方」


M.Cormetta-Brown, Cormetta-Brown Associates
June 6, 2007 13:15-14:45



若者への研修の仕方に関するセッションです。

ASTD参加者にとって、このテーマは興味深いもののようです。
こちらの会場も満員でした。

セッションは、グループディスカッションや体験ワークが中心の
参加型です。


以下に、私の理解の範囲で、印象に残った点をお伝えします。
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○Introduction


・The U.S. Bureau of Statistics reports that
over 45% of today's workforce is under the age of forty.

アメリカの労働人口の45%以上が、40歳以下である。

・40歳以下の若手世代が、教わる研修のトレーナーの多くは、
 彼らの親の世代の人間である。

・7万人いるASTDメンバーのうち、70%以上が40歳より上であり、
 そのうち50歳以上は、35%になる。

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○Who are the 4 Generations in the workplace today?


1)Millennials 新世紀世代 (Generation Y とも呼ばれる)

・1980−2000年生まれ

・楽観主義、市民活動、ネットを通じたつながり、達成感、自信


2)Generaion Xers X世代

・1960−1980年生まれ

・自己信頼、現実主義者、ワークライフバランス、楽しさ、テクノロジー


3)Baby Boomers ベビーブーマー

・1940−1960年生まれ 多くのASTDトレーナーが、この年代

・チームワーク、個人の満足、仕事=自己存在価値、平等、理想主義


4)WWII Generation 第二次世界大戦世代 (Veterans とも呼ばれる)

・1940年より前の生まれ

・リーダーシップに対する畏敬、遅れた褒章、法律と秩序、市民としての義務、献身


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○Who are the Emerging Generations?

 誰が「新たな世代」なのか?


・若手のGeneration X 世代と、新世紀世代である。

 1970年代後半〜1990年代前半生まれ

 このあたりの若手世代が、職場で働く「新世代」になる。


・これら「若手の学習者」のニーズは次のようなものである。

 Younger Learner Needs

1)Pick up the pace
2)Increase Interaction
3)Link to the learner
4)Offer options
5)Make learining fun

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○5 Training Needs of Emerging Generations


1)Pace: Pick up the Pace to Hold Attention

・ペースを早くする
・レクチャーをしすぎない
・同じ情報を違った方法で示す
・マルチメディアを使う

2)Interaction: Increase Interaction to Engage Learners

・ゲームやアクティビティーを増やす
・彼らにやらせる
・「発見」させる (←気づきの提供)

3)Link: Link to the Learner to make it Meaningful

・彼らの文化を理解する
・彼らにわかる例え話を使う
・テクノロジーを使う
・分からなければ、彼らの手助けを借りる。ごまかさない

4)Options: Offer Options for Nonlinear Learning

・学習者に選択権を与える
・カスタマイズする

5)Fun: Make it Fun to keep them learning

・楽しくさせる
・インセンティブを与える
・仕事以外のテーマを与える
・リラックスした雰囲気を提供する


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○コメント

・セッションの途中に、自分がやっている研修がどのくらい「若手世代」の
 興味関心をひくものになっているかチェックするアセスメントがあった。

 私がやっている参加型研修は、若手世代には受ける内容になっているようだ。


・今回のASTDで私が参加したセッションにおいては、若手世代の問題点を、
 「研修運営」の観点から見るものが多かった。

 研修に集中できない、興味をもたない、すぐ飽きる、・・・

 講師として前に立つことが多いASTDメンバーを対象にしたものだから、
 そういった観点が多くなるのだろう。


・私自身は、アメリカにおいて、若手世代に関してどんな課題があるのか、
 これから更に勉強する必要がある。

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「Y世代を研修に参加させるには?」

●Wake me when it's over: Keeping Generation Y Engaged in the Classroom


 「終ったら起こしてくれ(つまらない研修に対する若手の声):
  Y世代を研修に参加させるには?」

  Kim Rowe, Agentive June 3rd 13:45-15:00



「若手世代への対応」というテーマのセッションでした。

東京大学の中原淳先生も聴講されたそうです。

 http://www.nakahara-lab.net/blog/2007/06/astd2007.html


以下に、私の理解の範囲で、印象に残った点をお伝えします。

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○Who is Generation Y ?  Y世代って?


・1980〜2000年生まれ Generation Y 

・1960〜1980年生まれ Generation X 

・1945〜1960年生まれ BabyBoomer 

・1922〜1945年生まれ Veterans


・1980年代うまれのY世代が、社会に出てビジネスの世界に入ってきている。

 彼らに対応するトレーナー(講師)たちの多くは、Babyboomer世代である。

 Y世代への対応の仕方を学ばないと、彼らに効果的に教えることはできない。


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○Generation Y's Formative Events & Trends  

Y世代を形作ってきた出来事と潮流


1.Information Revolution (情報革命)

・BBやXにとっては、「革命」だったかもしれないが、
Yにとっては「日常・現実」になっている。

・スピード、マルチメディア、双方向性を、Y世代は好む。

・彼らは、情報を「チャンク(塊)」で見ることを好む


2.Violence & Fear in the Media (メディアの中での暴力と恐怖)

・テロリズム、犯罪、虐待等が、日常茶飯事の世界

・BB世代は、守られた環境にいた


3.Child Focus & Self Esteem(子供中心、自己尊重の考え方)


4.Stress & Multitasking (高ストレス  同時並行作業)

・Y世代は、複数のことを同時に行うことが得意

 例)授業を受けながら、音楽を聞き、携帯を使う


・Multitaskingを行うために、Y世代は「Shortcuts」(近道)を好む
 それがために、近道してゴールを達成すれば、それ以上を望もうとしない。

 「Good Enough(これで充分)」と考えてしまう。


・勉強の内容も、BB世代よりも3年は早い段階で学んでいる。

 例)小学校6年生の内容を、小学校3年生で行っている。


5.Diversity(多様性)


上記のトレンドやイベントは、BB世代にとっては「新しいこと」であり、

X世代は「慣れてきたこと」だが、

Y世代にとっては、それらが「日常」であり「現実」である。

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○Adult learning styles reflect how we were taught in school 
 (成人学習は、学校時代の教わり方に影響を受ける)


・BB世代は、キチンと列に並んだ「教室形式」での学習に慣れている。
 先生は「Teacher」であった。

・Y世代は、「グループ形式」での学習に慣れている。
 先生は「Facilitator」である。


○BB世代のトレーナーに対して、Y世代は次のように感じている

・話しすぎ、進みが遅い、「段階ごとの学習」(Step by Step)が多すぎる、退屈


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○Tips for Gen.Y Training (Y世代にトレーニングする際のヒント)


1.Tell them why it matters (なぜ大事なのかをしっかり伝える)

・伝える内容すべてに理由をつける
・全体像を示す
・違う世代と一緒に参加させる。彼らは他人がどういうことを考えているかを知りたがる。


2.Show them what it means to them (彼らにとってどんな意味があるかを示す)

・キャリアゴールに結びつける


3.Engage them(彼らを巻き込む、参画させる)


4.Do it fast(ペースを早く)


5.Make it Interactive(双方向にする)


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○Tips for the Non-Gen.Y trainer (Y世代ではないトレーナーへのヒント)


1.Be who you are あなた自身でいること(ヘンに迎合しようとしない)


2.Set the ground rules early 決まりごとを早めに設定する


3.Respect who they are 彼らを尊重する


4.Explain your credentials 自身が信用できる人間であるということを示す


5.Get rid of tired cliches つまらない決まり文句は言わない


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○所感

・このセッションでも、自身の研修をチェックする場面があった。

 私のやっている研修は、若手には受け入れられる研修になっているようだ。


・他の国でも同じような世代の特徴があるのか?
 情報のひろがりが早い現在、他国も似たような状況になってしまうのか?


・「10分ルール」は、前のセッション「60秒アクティビティー」でも触れていた。

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2007年06月04日

新聞書評で紹介されました!


書籍「教え上手になる!」が、新聞書評 日曜版特集で取上げられました!

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【書評】特集・「力」を磨けば… 『教え上手になる!』関根雅泰著 


 ■「学ぶ力」教え込める能力

 大人に教えることは難しい。

 本書の著者も記しているように、それは決まった答えのある子供を
 対象にした「教える」とは異なり、大人に「教える」ことは、
 教える側の当事者もそれを体系的に学んだことがないからだという。

 従って、大人に教えるということは、自らの体験、その多くは
 成功体験に基づくところが大きくなりがちだ。

 本書は、ある程度の「大人」、とくに20〜30代の若者を中心に
 焦点を当ててまとめ上げられた「教え」の手引書だ。

 その切り口は、単に「教える」という手法でなく、教える相手が
 「上手に学ぶ力」を身に着けられるように支援するスタイルをとっている。

 それは、今の時代が大きく環境が変化するなかで、「正しい答え」を導く
 ことができない時代を迎えており、変化に対応した「学ぶ力」を自ら
 備えながら、変化に自ら解答を出さなければならない時代を迎えているからだという。

 その意味からいって、表題の「教え上手」は、この「学ぶ力」を
 教え込める能力という論理立てが成り立ってくる。(明日香出版社・1470円)


   2007/06/03, FujiSankei Business i., 5ページ,

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