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2007年10月24日

「メンター制度活用に戸惑い」




日経新聞に出ていた記事です。


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「仕事と人生の師」のはずが…現実はただの教育係、メンター制度活用に戸惑い






−秋入社の社員が職場に目立つ今、入社した彼らが早々と職場に見切りをつけて
 離職するのを防ぐため、メンターを決めて彼らを迎える企業が増えている。

 メンターはギリシャ神話の老賢人「メントル」を語源とし、仕事面だけでなく、
 人生の師になる人との意味も持つ。

 しかし現実には教育係と区別のない会社が多いようだ。
 


−日本メンター協会の大澤邦雄会長は、元来メンターには
 「仕事面をサポートするキャリア的機能と、人生の相談相手となるような
 心理・社会的機能が求められる」と解説する。



−メンターを有効なものとするため、日本メンター協会は
 「メンターとメンティー(指導を受ける側)の信頼関係の構築が第一」と強調する。


   (2007/10/24, 日本経済新聞 夕刊, 15ページ)

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弊社研修「教え上手になる!(仕事の教え方)」は、

「メンター」というより「教育係」という側面での

若手社員との接し方に焦点を当てています。



今回の記事で、強調されている

「メンターとメンティー(指導を受ける側)の信頼関係の構築が第一」

というのは、「教え方の上手い人」にも通じます。



教え方の上手い人は、教える相手と上手に信頼関係を築いているのです。


相手に、

「この人が言うことだったら聞いてみよう」

と思わせているので、教えることがスムーズに進むのです。



では、どうしたら教える相手との間に、

信頼関係を築くことができるのでしょうか。



次の「3つの要素」を満たすことで、

相手との間に信頼関係を築くことができます。


・共通点

・姿勢

・能力


詳細は、研修や拙著「頭がいい人、仕事ができる人の学び方」に譲りますが、

これらの要素を相手に示すことで、相手との間に信頼関係を築くことができるのです。


2007年10月18日

「遠距離交際と近所づきあい」




「遠距離交際と近所づきあい」の著者である

一橋大学の西口敏宏教授のコメントが、日経に出ていました。


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職場環境の悪化は、人と人とのつながりのまずさに原因がある場合が多い。




ネットワークの構造を見直し、近所づきあいと遠距離交際をバランスよく
両立させることが求められる。


−職場や家庭で人がふと陥る場違いな感じ、業績不振の企業、没落する地域経済などは、
 単純化すれば、人と人のつながり方のまずさに原因があることが多い。

 つながり方のトポロジー(構造)が悪化しているのだ。


−遠距離交際と近所づきあいの、絶妙なバランスが大切なのだ。

−運が良い人や、成功し続ける組織をよく調べると、
 「運が構造化している」ことが分かる。

−対照的に、失敗し続ける人や組織は、どこかでバランスを崩し、
 濃密な近所づきあいに埋もれて遠距離交際に全く手が回らないか、
 逆に遠くのノードとの関係ばかり追って近隣との交際を無視するかの、
 どちらかに偏る傾向がある。

 要するに、ネットワークのトポロジーが悪い。


−「水を換える」という古来の知恵が、遠距離交際の意義をよく伝える。

−制度化されたバイパスのもたらす遠距離交際は、日常の勤務時間内に、
 しかも、同じ活動圏に併存しながら、ふだんつながっていない人や組織の
 ノード間関係をリワイヤリングすることで促され、企業活動に貢献しているのだ。


   (日本経済新聞 2007年10月18日 p27)

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近所づきあいと遠距離交際のバランスを保つ。


いつもの職場メンバー(近所づきあい)だけでなく、

他部署や他社など異質な人々(遠距離交際)との接点も持つこと。



それが、

・新しい発想の源になる

・「良い運」を呼び込む

・成功し続けることができる





教授の本「遠距離交際と近所づきあい」を読んで、さらに勉強します。




2007年10月17日

新入社員研修を担当する社内講師の方向け「社内講師養成研修」

ある会社さんで、08年度の新入社員研修を担当する

社内講師の方々向け「社内講師養成研修」を実施させて頂きました。


来年はじめて社内講師を務める方と、今年の経験者がいらっしゃいました。


研修導入時に、それぞれの方々の新入社員研修への不安や苦労をあげてもらいました。

●未経験者の不安

・大人数に対する教え方
・新入社員と接するのが久しぶり
・ギャップがあるのでは
・大人数と長期間接することへの不安
・今の高校生、大学生の性格が分からない
・年齢的なギャップ
・未経験者の新人に教えなくてはいけない
・研修計画の立て方、研修運営の仕方
・業務が重なるので忙しくなる
・こちらの話を聞いてもらえるか
・わかりやすく伝えられるか
・ついてきてくれるか

●経験者の苦労

・こちらが期待しているような社会常識がない
・反応が薄い(わかっているのか、聞いているのか)
・あいさつ、返事、わかったかどうかを言わない
・年齢が一回り違う、自分が新人のときと様子が違う
・強くは注意できなかった(その分、コミュニケーションをとろうとした)
・(あとから講師として加わったので)クラスの雰囲気になじむのが大変だった。
・髪の毛が立った高校生が多い。
 どのタイミングで注意すればよいのか苦労した。
・新入社員同士のコミュニケーション、黙り込んでしまう。
・名前を覚えること。


●研修への期待

・今の学生の特徴と傾向
・大人数での教え方
・ついてこれない人への対応
・学びやすい環境作り
・アイスブレーク
・講師としての見本
・長期間の研修を乗り切るには
・新入社員と信頼関係を築く法
・興味をひきつけるテクニック
・厳しさや苦言を伝える際の留意点
・伝えたい内容を簡潔に伝えるには


今回の研修の目的は、参加者の方々の不安や苦労を少しでも解消することでした。


研修では、

・最近の新入社員の特徴
・教え上手な研修講師とは?
・新入社員と短期間に信頼関係を築く方法
・研修環境の作り方
・新入社員を飽きさせない研修設計の方法
・大人数で教える際の留意点
・アイスブレークの工夫
・新入社員から意見を引き出すファシリテーションのやり方
・興味関心をひきつけるためのインストラクターテクニック(講師の小技)
・研修講師としての心構え 

などを中心に、進めました。


研修終了後の参加者と企画者の方の声です。


○参加者の声

●学んだこと・気づいたこと

・相手の立場にたつ(相手本位)ことが大切。
・新入社員に何をもって帰ってもらうか。研修全体の目的が大事。
・受講生(新入社員)本位で研修を進める必要性があること。
・学生→社会人に変わるために必要なこと。
・「学びのリソース」について知識を得たこと。これを伝えることが、初期の社員研修の目的かも。
・対人スタイルを見極めながら、研修を進めていくことの大切さ。
・インストラクターとしての小技(テクニック)を得たこと。
・講師として「相手本位」で研修を進めることの大切さを学んだ。
 今までをふり返ってみると、自分本位の研修でしかなく、伝えることだけを
考えてきた気がします。
・これまで研修といえば、こちらが伝えたいことを話すというイメージがあったが、
 「相手本位」という言葉で表されるように、受講生を理解し、信頼されて
 はじめて最大限の効果が生まれることを学んだ。
・教え上手というのは、自分の持っている知識やスキルを的確に教えることだと
 思っていたが、「相手本位」になり、その人、その人に合った方法や手段を
 上手く活用していくことが、信頼の構築につながることを学んだ。
・人を相手にするうえで、「信頼構築」が重要であると改めて感じた。
 全ては信頼関係によるものと念頭に置き、今後の準備を進めたい。
・信頼関係の構築は研修の肝となる大切な土台。スキルよりも
 受講者中心の姿勢、考え方が大切。
・死ぬほど準備し、練習することが大切。
 スキルがあればあるほど、なりゆきで実施しがちだが、しっかりと準備し、
 質問も用意し、場の流れを見つつ繰り出すオプションもしっかり準備しておくこと。
・常に全体目的に立ち戻ること。
・受講前に抱いていた疑問は全て解決できた。
・信頼関係尾を構築できなければ、意識をこちらに向けることも、注意を
 聞き入れてもらうこともできない。
・講師を務める人は、受講者を理解する必要があること。
・相手の視点にたって、研修の内容を組立てる必要があること。
・自分が良かれと思って言ってきたこと、行ってきたことが、必ずしも
 全員にはよいわけではないこと。
・研修は事前準備が大切であること。
・H20年度に講師になることが決定している以上、避けては通ることができないが、
 1)事前準備 2)相手本位 3)研修は参加者の問題解決のためにある
 を重点項目に位置づけ、来年4月を迎えたいと思います。
・研修を身近に感じることができた。
・研修内容も大切であるが、雰囲気作り、環境作り、担当者の熱意がまず必要だと感じた。
・研修は相手本位であること(つい自らの研修の進め方、進行をどうするかに考えがちだが)
 原点に気づくことができた。
・大人数に教えるためのポイント
 1)ゴール(目標)を明確にすること
 2)受講者の対人スタイル、接し方は様々である(一つに固定ではない)
 3)初日のオリエンテーション、自己紹介
 4)話し合ってもらう順番
・完ぺきな人間である必要はない(そうあるべく努力する姿勢が大事)
・新入社員に対する先入観をもたない。
 (新入社員でなくても、色々な学びのスタイル、対人スタイルがある)
・研修本番は、緊張もするし、コントロール不可能。
 準備を万全にすることで、よりよい講師に近づける。
・最近の新入社員の傾向と、具体的な対策。


●今後の活用

・事前の準備を早めに行う。
・講師の小技を使ってみたい。
・来年度は、新人にある程度厳しく接したい。
・自分に厳しく、新入社員にも厳しく接したい。
・相手がどういう状況やレベルにあるのか、何を求めているかを考え、
 そのために自分が講師として何をすべきか、どう工夫すべきかを考えて
 研修に望みたい。
・至近にある研修のファシリテーターで、今回の気づき、学びを使い、
 新入社員研修へとつなげたい。
 研修だけでなく、様々な場面に活かしていきたい。
・研修まで約半年という期間にしっかりと準備を行い、繰り返し
 練習、確認を行うことで、少しでも勉強してきたことを発揮し、
 実りあるものに仕上げていけるよう講師同士で連携をとっていきたい。
・「準備」を重要視していき、研修本番を充実(新入社員にとって)したものにしたい。
・初日のオリエンテーリングの時間を使って、信頼関係の構築に務めたい。
・相手本位の姿勢で対応したい。
・目標達成感を共有したい。
・来年度の新入社員研修では、もう少し謙虚な姿勢で、受講者の視点で
 自分の行う講義を見ながら、修正できるようにしたい。
 そのための準備を今月から開始して、悔いのないようにしたい。
・新入社員も不安があり、私にも不安があります。
 「一緒に成長していく」ことを常に考え、行動していきたい。
・早期に研修内容の骨子を固めて、参加者に伝わる内容へ充実させる時間が
 多く必要である。
・新入社員と共に学ぶ姿勢をもって取り組みたい。
・先入観や自己の考えに固執することなく、相手のことを考えて研修運営を行いたい。


(皆さん、ありがとうございました!)



研修終了後に、研修を企画してくださったご担当者からメールを頂戴しました。


○研修企画者の方から頂戴したメール

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----- Original Message -----
Sent: Tuesday, October 16, 2007 7:56 AM
Subject: 研修ありがとうございました。


関根さま

昨日はありがとうございました。

手探りの状態で研修の企画を行いましたが、
関根さんが当方の意を汲んでいただけたので
良い研修になったと思っています。

受講者の反応も良かったのではないかと思っています。
アンケートを行いましたので、後日、結果はフィードバックします。

今後ともよろしくお願いします。

===


----- Original Message -----
Sent: Tuesday, October 16, 2007 9:53 AM
Subject: 研修ありがとうございました


関根 雅泰 様

おはようございます。

昨日は遠方よりお越しいただき「研修インストラクター養成研修」の
実施ありがとうございました。

私どもの、つたない事前説明でしたが、目的とゴールイメージを的確
に押さえていただき、大変有意義な研修となりました。
また、テンポのよい研修運営については、大変参考になることが多かったです。

研修スタッフへの研修はインストラクション技術を除き、今回が初めて
の試みとして実施しましたが、受講者の感触も良好で、今後もこの研
修を継続していきたいと思っています。
(受講アンケートはまとまり次第、フィードバックいたします。)

今後ともご支援、ご指導いただきますようお願いいたします。

まずは、取り急ぎお礼まで。

以上

===


(どうもありがとうございました!)

2007年10月11日

教育担当者向け「教え上手になる!大人相手の教え方とは?」




研修会場のレンタルをしているビジョンオフィス(株)さん主催で

「教え上手になる!大人相手の教え方とは?」という無料セミナーを

実施させて頂きました。



参加者は、企業の人事教育担当の方々が中心でした。


セミナーでは、

●教育担当としての苦労と工夫

●大人相手に教える際のポイント

●大人の興味関心をひく方法

●講師としての技術 などについて共有しました。


DSCN13650001.JPG



【教育担当としての苦労】

・目的に沿った研修を実施するための研修会社の選定
・現場で必要とされている教育なのか
・現場で起きていることが本社の企画にいると見えにくい
・研修企画が独りよがりになってしまっていて、集客に苦労
・参加者の関心が何か
・講師の選定で苦労
・ミーティングや研修の進行が独りよがり、相手に伝わっていない
・研修はやってみないとわからないので、
 事前にしっかり打ち合わせをしてくれたり、
 自社にあわせてカスタマイズしてくれたりする講師を選ぶのに一苦労

【教育担当としての工夫】

・現場の声を聞くようにしている
・アンケート調査を研修企画前に行っている
・参加者の反応を見る
・現場にキーパーソンを置く 現場からは研修に関して好き勝手な声が
 あがってくるが、それらを事業戦略に照らし合せてマッチングさせる力をもつ人物
 そういうキーパーソンを現場で得るためには、企画側の本気度を伝える必要がある。


DSCN13670001.JPG


約2時間という短い時間でしたが、話し合いも盛り上がりました。


【参加者の声:学んだこと・気づいたこと】

・短時間の割りには、得るものが多かった。
・帰社後、即刻活用できる内容(インストラクションスキル)であった。
・更に学びを深め体系化するために、書籍等で知見を得たい。
・三部構成、特に導入の大切さを学んだ。
・「息を吸う、はくのサイクル」という例えが印象的でわかりやすかった。
・参加者のレベル感がバラけた場合の工夫
・講義型、参加型セミナーの特徴
・参加型研修の基本をわかりやすく説明して頂き理解できました。
 新人研修に活かせそうなものが多かったです。
・参加型セミナーのメリットがよく分かった。
・今までやってきたことがやはり必要だったんだ、これからも意識して行おうと
 感じました。確認の場となりました。ありがとうございました。



ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

そして企画して下さったビジョンオフィスのNさん、Sさん、
ありがとうございました。