講師が陥りがちなワナ

ASTD 2008 参加報告

Crash and Learn: Eliminating the Mistakes that Kill Participants and Motivation!
 講師が陥りがちなワナ
June 2, 2008 12:30-13:45 Mr. Jim Smith Jr.(Showcase Speaker)
(・はセッション内で印象に残った内容 ○は関根の独り言)
○楽しいセミナーをすると評判の黒人講師 J.Smith氏のセッションです。
○数百名入る会場が満員で、立ち見も出ていました。

・「いつもこのやり方で始める」といって、握手、ハイファイブ、ハグ(抱き合う)
 を、25名とやってほしいといって、セッションが始まる。(派手な音楽とともに)
・パートナーを作って「なぜこのセッションに参加したのか」を共有。
・5つのミステイク(講師が陥りがちなワナ)について説明したい。
1)Facilitation mistakes
 -同じ人ばかり指す
 -参加者からの質問を復唱しない
 -現実的な事例を出せない
 -前方の同じ場所でしか話さない
 -教室内のテンション(盛り上がり)に配慮しない
 -「Teach in Chunks(分かりやすく分ける)」をしていない
 -スポーツに関する事例が多すぎる
 -研修のロジスティクス(トイレ、休憩等)の説明から退屈に始める
  (必要な情報は時計の下にかけておけばよい。時計は誰でも見るから)
 -開始時間がくるまで参加者を配慮しない
2)Story-telling mistakes
 -「これからストーリーを話すよ」と予告してしまう
 -「ストーリーを話した理由は~」と自分で解説してしまう
 -「子供がいる人」と聞いて、いなかったにも関わらず子供の話をする
 -教訓が入っていない関係なさそうなストーリーを話す
 -No Theater 退屈な話し方
 -TMI Too Much Information 多すぎる情報
3)Motivation mistakes
 -参加者自身が学ぶことを推奨しない
 -グループ内でのインターアクションがない
 -グループを作る前に、作業の指示を出す
 -おもしろくないレクチャーを続ける
 -参加者を尊重しない
4)Visual aid mistakes
5)Dealing with Difficult partcipants mistakes
 (時間切れで、上記2つはカバーできず。ハンドアウトを参照とのこと)
・ハンドアウト(手元資料)が届かず、明日行われる同じセッションで得てほしい、とのこと。
○「講師が陥りがちなワナ」
 このテーマは日本で、研修講師を対象に行なってもおもしろいかも。

投稿者:関根雅泰

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