「プレゼンテーションZen」ガー・レイノルズさんのセミナーに参加してきました。

活動の報告

10年1月18日(月)18時45分~20時45分
JSHRM主催 HRカフェ
「プロフェッショナルのためのプレゼンテーション・デザイン」に参加してきました。


まずは本の内容で印象に残ったことを列挙します。
(・引用/要約 ○関根の独り言)
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・1枚のスライドには6語まで。安っぽい画像は使わない。
 回転といった変化をくわえない。文書の配布資料を作る。(セス・ゴーディン)
・初心者の心には可能性が溢れているが、熟練者の心にはそれが少ない。
 (鈴木俊隆)
○熟達者の課題になるかも。確かに初心者には無限の可能性があると
 考えることもできる。つまり熟達者になればなるほど、失うものもあるのかも。
・「本当の自分を見つける文章術」は最も刺激的で有用な本の一つ。
○読んでみよう。
・厳しい制約の中で仕事をすることを強いられたとき、創造力は最大限に
 引き伸ばされる。そして最も豊かなアイデアが生まれてくる。
 (T.S.エリオット)
・「ペチャクチャ」20秒×20枚のスライド 6分40秒でのプレゼン
○この場に参加してみたい。
・創造力を引き出すためには、ひとりきりで過ごす時間が重要。
 他者は我々にインスピレーションを与え、情報は我々に知識を供給し、
 訓練はパフォーマンスを向上させる。
 しかし、物事を解明し、新たな発見をもたらし、独創的な答えを探り当てる
 ためには、静寂の時間が必要である。 (エスター・ブーフホルツ)
・適切な問いを投げかける。
 もし、たった一つの事しか聴衆の記憶に残らないとしたら、
 それは何であってほしいか? 
 2つの問い:何が言いたいのか?なぜそれが重要なのか?
・「アイデアのちから」SUCCESs
  Simplicity, Unexpectedness, Concreteness, Credibility, Emotions, Stories
・日本には、年上の社員(センパイ)が若手の社員(コーハイ)に対して、会社の
 歴史、社風、仕事のやり方などについての指南役を務めるという習慣がある。
 「センパイ」はくした非公式な指導の大部分を「物語」を通して行っている。
 誰もそれを「物語を使った指導」とは呼んでいないが、実態はそうである。
○これ、面白いなー。日本のOJT制度は、海外から見ると特殊なのかも。
 「物語を使った指導」というと、Orrの「戦記」?とも重なるのかも。
 ああいう教え方は、日本では当たり前でも、海外では違うのかも。
 ここを掘り下げて行くと面白いかも。
・いい写真はどこで手に入るか istockphoto.com
http://www.istockphoto.com/index.php
・Technology, Entertainment, Design TEDのサイト
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この日は、朝から研修で疲れていたのですが、せっかくのチャンスなので、
重たいスーツケースを転がしながら会場に向かいました。
(この週は、月~金まで5日間研修があり、荷物が重たかったです。)
セミナー会場に入ると、ガーさんが名刺交換をしに来てくれました。
「こんばんわー」
少したどたどしい日本語で、参加者に話しかけます。
自己紹介で
・2カ月の赤ちゃんがいる
・日本の御飯が好き
・家の壁に、子供のためにホワイトボードをつけている。
なんか気が合いそうな気がしました。
(うちも壁にホワイトボードをつけています。笑)
セミナーは、ワークも多く、楽しかったです。
いつの間にか、私も大笑いしながら参加していました。
セミナーでは「Think like a designer」というテーマで、10ポイントが
提示されました。(以下は私の理解の範囲)
1.ツールは問題ではない
2.アナログモードでまずは考える
3.子供のように
4.相手の立場で
5.ストーリーを探す
6.シンプルに
7.自制する
8.視覚に訴える
9.空白を大事に
10.周りにあることから学ぶ
・日本にはデザインを学べるたくさんの要素がある。モダン、トラディショナル、
 ネイチャー。日本人は幸せ。
・ホワイトボードは、双方向のプレゼンツールとしても非常に有効。
・Simplicity=Complexity シンプルにするのは、簡単ではない。
質疑応答では、
・デザインセンスを身につけるには?
 
 →「見る」こと(学びの材料は溢れている)デザインの本を読むこと。
・プレゼンフォーマットは会社で決まっている(創意工夫の余地が少ない)
 →ルールを無視する。箇条書きを減らす。
・聴衆にあったプレゼンをするためには
 →聴衆にとって「Clear」であるかを考える。
非常に学びが多かったです。
私自身の問題意識として自分の「デザイン・センスの無さ」があります。
「ハイ・コンセプト」でもデザインの重要性は言われていますし、
私の起業家の先輩、Mさんからも、独立当初に言われました。
デザインはこれからのビジネスにおいて重要な要素になると思います。
自分にはまだまだ足りない部分ですが、普段仕事でやっている「PPTのプレゼン」に、
もっとデザインの要素を取り込んでいきたいと思います。
今回のセミナーは、良いきっかけになりそうです。
ガーさん、企画して下さったJSHRMの皆さん、通訳の中原孝子さん、
そして、ワークで素敵な似顔絵を書いてくださった同じグループのOさん、
ありがとうございました。
(セミナーでは、懐かしいWさんと偶然お会いしました。
 Wさん、その節は大変お世話になりました。感謝しております。)

投稿者:関根雅泰

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