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2010年09月21日

2010年 教育工学会 全国大会 @金城大学

名古屋の金城大学で開催された教育工学会の全国大会に参加してきました。

どんな様子だったか、さし障りのない範囲でご報告します。

私は、2日目から参加しました。


(・他者の発言 ○関根の独り言)

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◎2010年9月19日(日)2日目


●シンポジウム2  14時45分〜17時30分

 「教育工学を問い直す〜教育工学会はどうあるべきか」

  
1.全国大会

・2011年は、首都大学東京@八王子で開催される。

○来年は、奥さんと子供たちも連れて行ってみようかな。

2.研究会

・若手研究者は、全国大会で発表しはずみをつけ、研究会で深い議論を行う。

○2011年は、発表しよう!


3.論文

・教育工学は、勝手な自由な学問。

・教育工学論文の4分類:
試験管実験(in vitro)ある程度の統制実験(in vivo)
  実践研究(in situ) 調査

・調査研究では、介入なしにそのままの状態を調査する。その調査によって、
 キーとなる変数や介入のポイントを見出そうとする。

○俺は、まず「調査」かな。そのあと「実践研究」?


○教育工学会の強みは何か?ここで鍛えられることで得られること、
 学べることは?他学会に活かせることは?

4.科研

・小学校では秋田、中学校では福井、そして富山県が、学力が高い。

 3県では、学習規律がしっかりしている、授業と家庭学習がつながっている、
 40代の優秀教員が多い。

・吉崎先生のプロジェクトには、山内先生が関わっている。
 小中高大の縦と、国外との横の比較を行っている。

・カナダは、共感力を鍛えようと、赤ちゃんと母親に関わってもらって、
 1年間子供たちが見守る授業がある。地域に上手く関わってもらっている。

○このプロジェクト(教育方法の改善、開発)の結果を知りたい。
 今後もチェックしていこう。


5.議論

○ツイッターを見ながら、シンポジウムに参加するのは面白い。
 他の人がどう感じているのかが見える。

 講演者は大変だろうが、聴衆(ツイッター参加)は気楽で
 参加しやすいのかも。


・通らない論文は、以下が欠けている(山内先生)

 「新奇性(目新しさ)」
 「妥当性(言っていることは本当か、研究の方法論)」この2つで50%
 「目的、方法、結果の一致」ここが50%(実践者は論文の書き方を知らない)

 論文の書き方を学べるコミュニティーがあってもよいかも。

○大学院の研究室に属させて頂いていると、こういう支援は得られやすいのかも。


・デザイン実験の論文を通すノウハウは、教育工学の強みかも(鈴木先生)


・教育工学とは?

・教育工学には、授業研究、教員研究など強い領域がある。
 蓄積された知見を、新しいテーマに活かせる 
  例)森さんのワークショップ論文 それが、教育工学

・教育、学びに関しては、教育工学が最先端

・「教育をよくしたい!」という思い、それに応えられるよう場を
 提供するのが、教育工学

・どんな人もウェルカムなのが、教育工学。


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●ワカモノ飲み会 20時30分〜22時30分 


 夜は、自称ワカモノが集まる飲み会です。
 100名近い参加者で盛り上がりました。

 結構ノリが体育会系でした。

 Sさんをはじめとする幹事の皆さん、お疲れ様でした。楽しかったです。


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◎2010年9月20日(月)3日目


●一般発表


1)学習者によるデジタルストーリーテリングと授業設計


・学習者によるナラティブ、語りを入れる 
 作品に自分自身のナレーション(声)を入れることが重要

 新たな自我が形成されるため

 社会構成主義「自我が言語によってコンストラクトされる」という
 考え方を基に

○一人ひとりが、自分のストーリーを、写真(本人、家族)や声を入れて
 デジタルムービーとして共有するのはいいかも。

 一人ひとりの背景がわかることで、人への共感力も芽生えるかも。
 (いじめへの対策)


○この先生の後、ガラッと聴衆が減った。自分の前で、聴衆が席を
 立ったらきついだろうな。まずはタイトルで関心をひくか。

○教育大学の先生方や、現場の教員の方々も、すごい。
 自分はまだまだだな。自分にできることを精一杯やるべ。

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2)Study on IOC pedagogy in Italy and Indonesia


・Classとは、Good teacherとは、Student responsibilityとは

・not transfer of knowledge, educe! (pulling up)

・教員のマインドセットを変える。エナジー、パッションが大事


○IOC pedagogy? スタントメソッド(Soetanto method)?
 感動教育? まずは本を買って読んでみるべ。

○発表者と聴衆が少ないのなら、数年後には英語で発表をしてみてもいいかも。
 海外発表前の準備として。

 例えば、

 2011年(M2)ポスター発表 
 2012年(M3)一般発表
 2013年(M4)課題研究発表(組織・職場における学びの組織化)
 2014年(D1)英語発表(International session)


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●ポスター発表


1)家族内コミュニケーションを支援するデジタルストーリーテリング
  システムの開発


○父親の関わり 

○ポスターが、A48枚+タイトル1枚 下に緑の背景紙 かわいいアクセントあり
 俺がポスター作る時も、これを参考にしよう

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2)ユビキタスによる児童見守りシステムの評価分析

   兵庫県立大学大学院 石川さん


・ICタグをランドセルにつけて、校門を出た時に「出たよ」というメールが届く。

・危険があった時は、ICタグ(GPSあり)のひもを引っ張ると、
 地域ボランティアや警備会社、警察が駆けつける

・私立学校では既に導入 大阪?でも1世帯月500円負担で運営

・総務省の音頭 文科省は、携帯電話 学校持ち込み禁止

・母親は子供が遅くなるだけで心配、この不安をどう父親に分からせるか。

○俺も自営業で、家にいるからわかるけど、子供たちの帰りが遅いと
 心配になる。会社勤めだと考えもしなかったろう。奥さんに任せきりで。

 ときがわ町は、地区の防災連絡で「今から小学校低学年の子供たちが下校します。
 地域でも見守って下さい」と流れるので、それで帰りが分かる。

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3)OJTにおいてリフレクションを支援するマイクロブログの設計

    熊本大学大学院 植田さん


・業務経験を通じた学びが十分になされなていない原因は、経験学習
 モデルのサイクルが「経験のステージ」で止まっていることであり、
 その対策として「省察」を的確に支援する仕組みが必要と考えた。

・ツイッター 140字入力

 Y:やったこと K:気付いたこと T:次にやること

○これ上手いなー。これなら負担感なく楽しくできるかも

・一対一よりも多対多にした方がよいのではというフィードバック。

○これは確かにそうかも。


○この方の発表は聞けなかったが、面白そう。
 熊本大学の北村先生にはお会いできたので少し話が聞けた。

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4)研究室メンバーのポスター


舘野さん、木村さん、我妻さんが発表していた。

皆凛々しい。同じ研究室であることが誇らしい。


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●課題研究発表 「組織・職場における学びの組織化」14時〜16時30分


○大勢の聴衆。関心が高いテーマなのかも。


1)企業で働く個人のキャリア確立を促す学習環境-職場、実践共同体、越境

    産能大学 荒木淳子


・挑戦性が高い個人にとって、仕事内容が明示化された方が、キャリア確立
 が促されるが、職場の支援的環境はそれを妨げる。

・上司が社外との橋渡しをしてくれるとキャリア確立が促される。

・多様性がある実践共同体で、自分の仕事を語ることで
 経験を内省する機会となる。

○あまりに語りすぎるのも困るけど、適度に自分の仕事について
 語ることは大事なんだろうなー。

○言葉の定義(学習、越境、実践共同体)を質問されることが多い。

 自分は〜という意味で、▲▲を定義している、ときちんと答える必要あり。


・キャリア確立、キャリア発達を学習ととらえているのか。
 学習環境とは誰が認め、どうデザインするのか、という質問(中原先生)

 →本人は越境を学習とは思っていないかもしれないが、
  観察者から見た時には学習と見えた。

 →本人、企業、第三者がデザインする?


○組織社会化の観点(企業側の視点)で言うと「越境」されて別の世界の
 ことを知られるのは不都合かも。

 新卒が携帯で、学生時代の同期で他社に就職した仲間に
 電話して話を聞く。すると隣の芝生が青く見えてしまう。

 ただ、キャリア確立の観点(個人側の視点)で言うと、越境して、
 本人の幅が広がり見方が深くなる(=学習)ならば、それはよいこと。

 その結果、企業に益する活動(仕事で成果を出す)につながれば、
 それは企業にとってもよいことだが、仮に辞められたら困る。

 企業にとって見ると、あまりに個人が学びすぎるのも望ましくないのかも。
 企業にとって都合のよい範囲内(釈迦の掌)で学んで、貢献してくれるのが、
 望ましいのかも。

 しかしそれでは、枠以上、範囲外の独創性や創造性は出にくい。

 組織でやっていくということは、そこはあきらめるということ?
 独創性、創造性は、一人の天才の出現にかける?

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2)組織における持続可能な学習環境デザイン
   
    公立はこだて未来大学 美馬のゆり


・新たなデザイン原則(空間、活動、共同体+道具、デザイナー)の必要性

・原則なんて存在しないのでは(中原先生)

○こうやって意見のぶつかりあいをしていくのか、研究者たちは。
 きつい世界だなー。

 自分が見ている、自分が信じる世界を、貫く。
 何が正しいかは、後世にならないと分からない?

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3)若年者アルバイトはどのようにしてスターバックスのバリスタになるのか

    北九州市立大学 見館好隆


・4つの段階(入社前、入社直後、半人前、一人前)5種類の経験

○他のお店への出張や、越境の機会もあるのかな。


・スタバの人材育成は「4つの段階(美馬先生は、徒弟制の意であげた?)」
 であったというのなら、自明のことなのでは。どこが新しいのか(美馬先生)

 →美馬先生の原則も、自明のことでは?研究者はどこまで語ればよいのか?
  自明でないといわれるために。(中原先生)
 
 ・具体的な実践まで落とし込むところまで(美馬先生)

○このやり取りもエキサイティングだったなー。


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4)元外国人留学生の組織社会化に関する探索的研究:
   組織参入後の学習課題とその促進要因

    東京大学 島田徳子


・入社後の満足度が低い元留学生の語りには、上司や同僚との相互作用に
 関する話が出てこない。

○俺も組織社会化のレビューをより緻密にやっていこう。

 島田さん、お疲れさまでした!

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5)ワークに学習を埋め込む:フィールドワークに基づくOJTの再考

    Palo Alto Research Center 池谷のぞみ


・学習の機会をワークに埋め込むことは難しい。
・OJTについてはあまり議論されていないのでは

・仕事の一部としてOJTをやるには
・会議の進め方を変えることで、学習機会を作り出した

・ふり返りと問題把握と解決の場を作ることで学習機会となる。


・「OJT」は、一般のビジネスパーソンが使う「集合研修以外の指導」という意味と
 HRD関係者が使う「人事施策として」のOJTの意があると思うが、どちらか(長岡先生)

 →前者

・現場のマネジャーは「ラーニング」という概念をもっていないのでは(中原先生)

 →いや持っていた。「教えたいと思ってもなかなかできない」という
  言葉がマネジャーからは出てきた。

 ・教える=ラーニングではないのでは(美馬先生)

  →学んでほしいという点では、ラーニングでは。


○「学習」「学び」「ラーニング」という言葉を使うときには注意が必要なのかも。

○ただ、本当に企業のビジネスパーソンは「学習」「ラーニング」といった
 概念をもっていないのか、そういう文脈で行動を語らないのか。

 確かに、現場のビジネスパーソンにとって「学習」は主ではない。
 そこは常に学習について考えている教育担当者や研究者と違うところ。

 「仕事」が主。そして、仕事とはおもに「成果、結果」を出していくこと。

 ただ、その際に新人に関して言えば、「成果を出す=一人前」になるまで
 には「学習」が必要であるという考えは、現場のビジネスパーソンも
 持っていると、私は思う。

 仕事で成果を出す手段、途中の過程としての学習は必要である。
 だからこそ「教える」という考えも生まれてくる。

 学習は企業のビジネスパーソンにとって中心ではないが、全く頭にないか
 というと、そんなことはないのでは。


 他人(新人)だけでなく「自分も学ばないと」「俺もまだまだだよな」
 特に、上手くいってない時、失敗した時、落ち込んだ時に、
 学ぶ必要性を、企業のビジネスパーソンは感じるのでは。

 (少なくとも俺はそう)

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6)議論

・学習環境デザインが上手くいっている函館未来大学のケース(教員対象)
 と企業では状況が違うのでは

・デザイン原則とは、この観点に注目すれば、学習環境をデザインできる
 という考えなのか

・企業では、原則をもっていっても上手くいかない。
 まずはプロセスコンサルテーションで、先方の話を聞く。

 原則は、企業側で決める。

・教育工学の研究者に対して、企業人は何を求めているのか?

 →ビジネスをしていく上での種が必要。その一つとして。理論的に。
  (学研 栗山氏)

 →現場担当者のモヤモヤをスッキリさせることが研究者の役割では
  (北村先生) データ、理論、知見、モデルを使って。

・今回の5つの発表も「自明の理」だよねというレベル。

 提示されたモデルを、どう自社に適応するか、
 そこを企業は期待している。(産能大学の方)


○俺はこの考えは理解しているつもりだけど、研究者はどう反応するのかな?

 「企業のために研究をしているわけではない!」と思うのかな。

 別に企業の方が上で、研究者がそれに使われる存在ではない。
 お互いに補完し合うウィンウィンの関係になれると思う。


○課題研究発表は、エキサイティングだったなー。お互い真剣で切り合う感じ。

 特に、中原先生は、実力を認めている相手に対しては舌鋒が鋭い。
 (俺なんかまだまだ手加減されている)

 いつかは本気になってもらえるよう、できることをやっていくべ。


○まずは、「新卒社員の育成」に関して「組織社会化」と「OJT」の
 先行研究レビューを書けるよう、10月に時間をとろう。

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来年は自分も発表します!

やっぱり自分の発表が無いと、ちょっと物足りないですね。


(学会関係者の皆さん、ありがとうございました。

 そして、連休で子供が3人いて大変な中、気持ちよく送り出してくれた奥さん、
 ありがとうございました。 子供たち、今度の休みは遊べるからねー)

2010年09月16日

大学院 2010夏合宿@伊香保

2010年9月13日(月)〜15日(水)@伊香保で、
東京大学大学院 中原研究室と山内研究室の合同夏合宿が開催されました。

さし障りの無い範囲で、どんな様子だったのかをご報告します。

●準備


修士1年生6名で、合宿の準備をします。

・先生方の日程調整
・合宿先の選定
・参加者への案内
・「学習プログラム」の割り振り
・宿とのやりとり
・お酒の準備 等

夏学期が始まってすぐの4月中旬から準備を始めます。

「統括/しおり」「宿」「学習プログラム」という3つの役割に分けて準備します。


その他に、学習プログラム内で、自分が担当する「偉人」について
ポスター(A48枚のスライド)にまとめるという準備もあります。


合宿では、「偉人(心理学者、教育学者)の古典的研究を学ぶ」ということで、

修士1年は、J.ピアジェ、L.S.ヴィゴツキー、J.デューイ を、
修士2年以上が、B.F.スキナー、K.レビン、D.ショーン、
Y.エンゲストローム、A.ブラウン、J.レイブを、

それぞれをペアで担当し、資料にまとめます。


私は、修士1年の女性と一緒に、J.ピアジェを担当しました。

恥ずかしながら、名前もよく知らなかったので、ゼロからの勉強です。


「良くわかる発達心理学」や「キーワード心理学」といった辞書的な本で、
大まかな概要をつかみ、次に「ピアジェ入門」等、他の研究者が書いた
ピアジェに関する本をよみ、最後にピアジェ本人の著書を読みました。


不完全な理解ながら、何とか資料をまとめ、合宿本番に臨みます。


●合宿


私の家(埼玉県ときがわ町)からは、伊香保まで車で1時間半ほどです。

宿に直接集合します。


車を走らせながら「なんかここ来たことあるなー」と思いつつ
宿の駐車場に車を入れた時「あ!このホテル泊ったことある!」と思い出しました。

実は、長女が小さかった頃、妻と3人で伊香保に来たことがあり、
たまたまその時泊ったホテルだったのです。びっくりでした。


11時半ごろ、修士1年と早くついた中原先生と一緒に、
伊香保の有名な石段そばのうどん屋で昼ご飯を頂いた後、セッティングを始めます。

DSCN08990001.JPG


1日目 「ポスター発表」と「なりきり活動」

2日目 「ポスター発表」と「なりきり活動」+「個人ポスター作成」

3日目 「グループ共有」


あいだに、飲み会やバーベキューが入ります。

(学生さん達と先生方は、かなり遅くまで飲んでいましたが、
 私は途中で抜けさせてもらいました。

 子供たちと夜8時過ぎに寝る生活をしているので、
 9時すぎには、エンジン切れを起こすためです。)


「ポスター発表」では、15分間で自分たちがまとめてきた偉人について紹介します。

「なりきり活動」では、それらの発表を聞いて
「偉人について理解した」という前提で、偉人になりきって、質問に答えます。

 (偉人のお面をかぶります)

質問カードを引いて

「あなたの主張を一言でいうと?」
「今生きていたらどんな研究をしたい?」
「批判したい教育の形は?」などに、即興で答えます。

かなりハードです。

カードをひく順番は、知識豊富な、教授→助教→博士課程→修士課程 です。
つまりエライ人から順々にカードを引きます。


このやり方は、いいなーと思いました。

先輩方の答えを聞くことで、後輩には学びになります。

この順序が逆であったら、修士1年はシドロモドロになるだけで、
あまり大きな学びは無いかもしれません。


またポスター制作も、二人ひと組でやるところがミソだと思いました。
お互いに作業を分担しながら、足りない知識や間違った理解を補えると思いました。

DSCN09010001.JPG

ポスター発表を聞きながら、私が学んだことを、メモ書き程度ですが、列挙します。

(・他者の発言 ○関根の独り言)

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●J.Dewey 

・道具主義 問題解決の手段
・進歩主義的教育 内部からの発達 ○ピアジェとの関係は?何が発達すると考えたのか?

・学ぶべき知識がある ○社会化との関係

・社会とつながっている学校 ○魅力的!


●J.Pjaget 

・構造主義と各時期の活動/教育の適時性との関係は?

 下部構造があって上部構造がある 前のステップを経て次に移行する

・「どんな学びの場を?」

 色々なレベルが一か所に集まっているのが現代の教育
 より発達段階に応じた 年齢別 教育をやりたい あるいは先生の数を増やしたい

・学びの構造 観察、発言 学習段階を構造としてとらえる 
 子供の認知発達構造にあったカリキュラム

・習熟度 発達を、誰がどう判断するのか?
 能力別クラス編成 テストで振り分ける 

 それを実施したのが? ブルーナー

・ブルーナーは、ピアジェの発達段階の影響を受けている

・同化と調節という環境を作る それが行われないのが、詰め込み

・発明家と創造者になるべき人がなればよい。
 それがピアジェの考え方 一種のエリート主義。ピアジェは組織社会化には反対する

・(能力が低くて)社会的に恥ずかしいという点についてピアジェは関知しない


・「どんな研究を?」
 発達段階にあった課題を与えたい 同じ教材をマスに与えない

・7〜12歳 学校にあっている 

・前操作期と具体的操作期のつなぎが大事 切り替わりが急

・アン ブラウン 読解力

・高次な思考能力にあったカリキュラム 


・「何を面白いと思って?」
 細かく見る 観察 発話 成長が目に見えてわかる

・皆が同じように反応するのが面白い(ほぼ同じ年齢の子供なら)

・認知 こういう構造をもっている

・人間も生き物だよね 生物を見るまなざし 段階、構造を獲得しながら発達していく


・「主張、理論を一言で」

 人の認知は段階を経て発達する。自分には自分の発達があるから大丈夫
 個は偉大だ! 人間は環境とやりとりして成長する。相互作用。段階。人それぞれ

・ピアジェの前の行動主義心理学は、外側(S→R)を見ていた
 ピアジェは「中」を見た

・ピアジェが行動主義心理学とどう違うのかを整理するとよい


●D.A.Schon 

・「人は一度たりとも同じではない」

・ダブルループ学習の主体は組織 行為についての省察の主体は個人 二つは違う概念

○Expertは、Reflective Practionerになることを求められているのか

○大人になってからの発達は? 状況との対話によって促される?


●L.S.Vygotsky 

・37歳で死去

・ヴィゴツキーの着眼点 
 1)単独で解決できる課題 2)他者からの手助けによって解決できる課題

○これは新人育成にあてはまりやすい 他者からの支援 ここでスキャフォルディング


・子供の自己中心的言葉は、思考(内言)にいくちょっと前

・ピアジェの言う発達との違いは? 何がヴィゴツキーは新しかったのか?

 他者、道具に着目した点

・ピアジェとヴィゴツキーの発達の違い

 1)道具、他者がいないと発達しない (ピアジェは、本人のみ)
 2)頭の中の構成物を想定していない (ピアジェは、シェマを想定)
 
 三角形モデルが重要

 主体 媒介物(道具、言語)対象 成果物

・ピアジェは、発達を一連の流れとし、個体を見ていた

 自分が働き掛ける 高次な精神的適応

・ヴィゴツキーも子供について研究

・スキナー、ピアジェ、ヴィゴツキーの関係 違いと似ている点を理解する

 これが分からないと、エンゲストローム、レビンを読んでも分からない

 もっと深い話し、議論をするためにも


●B.F.Skinner 

○内観法(中)→観察可能な行動(外)→構造(中)?

・行動の原因=環境 外部からの働きかけのみ 生物の中には注目しない 

○それに注目したのが、ピアジェ?

・スキナーが与えた影響 ツイッターによるSocla 


・「一言で」

 見えないものを語ってはいけない。その前の心理学は、中身、内観法であった

・「現在生きていたら」

 コンピューターが発達したから色々やりたいのでは
 当時は軍隊でティーチングマシンが使われていた?
 「認知革命」にも一言いいたいのでは

・正しい反応を引き起こす刺激 身の回りですぐ実践したい(子供に試すとか)

・スキナーは、量よりも個別にこだわった

・1か0の結果 それがティーチングマシン そのアンチテーゼが認知革命


○スキナー 外の行動 S→R

 ピアジェ 自分と外界 相互作用

 ヴィゴツキー 他者と道具 ?


●J.Lave

・肉加工職人の徒弟制 上手くいってない事例として

 他の人の仕事が見えない 資源にアクセスできない

・正統的周辺参加は、学習を見る一つの見方 

○サヴァティカルで1年間レイブは休んだ。こういう期間って大事だよなー。


・正統的周辺参加は、ほとんどの組織では起こりにくい

 「組織の在り方」としての正統的周辺参加

 組織社会化は、全ての組織に起こる「学習の一つの形態」 

・レイブは左翼的? 人間を解放したいと考えている

・正統的周辺参加ができる組織が望ましいと考えている?

・「良い学習者像は?」

○積極的に資源にアクセスしようとするのが、正統的周辺参加における望ましい学習者では?

・徒弟制も学習を妨げる可能性がある

・全体のどの部分なのかが正統的周辺参加だと分かりやすい 自分がどの位置にいるのか

・組織社会化の学習課題として達成しないといけない役割がある それとは別の
 アイデンティティが、正統的周辺参加では言われている?

・アイデンティティの確立=自分づくり

・レイブは数字やプロセスに興味をもっていた

・レイブの考える「日常」は、複雑で葛藤のあるもの 選択肢が多い状況?


●K.Lewin 

・「よい理論ほど実際に役立つものはない」「研究なくして実行なし、実行なくして研究なし」

・レビンは大きな枠組みを提案した「場の理論」「グループダイナミクス」

・MITが組織論の中心になるのは、レビンの貢献の一つ。

・感受性訓練 Sensitivity Training Tグループ

 「場の理論」が背景。 集団の相互作用を通じて、対人的共感性を高めていく共感技法。

・OSTやWorld Cafeも似ている。

・現在、南山大学のみ

・1970年代 「火の玉営業マンを育てる訓練」として、
 感受性訓練が日本において実施され、爆発的に広がった。

 つるしあげに近く、社会問題になった。質の低い講師も多かった。
 「心を操る男たち」は読んだ方が良い。


●Y.Engestrom

・Vygotsky理論を発展させた 社会、文化、歴史

・「活動理論」:状況のモデル化
 「拡張的学習」:創造的過程を示唆

・三角形 

 主体が対象に関わる際に媒介するのが「道具」「共同体」
 主体が共同体に関わる際に媒介するのが「ルール」
 共同体が対象に関わる際に媒介するのが「分業」

・ヴィゴツキーが、行動の要因として文化的人工物を入れたのが画期的。

・エンゲストロームにとって、矛盾がキーワード。

・現場(状況)を、三角形で分析。 三角形を使って組織を分析する。


・「理想とする学者像」は、Vygotskyやレイブかも
 個人レベルよりも、人と人との関係を見ようとした。

・「理想とする学習者像」は、矛盾に気づきつつ、越境していく学習者。

・「批判したい」のは、行動主義、矛盾のないプログラム学習、他者との関わりがなく
 一人で課題に取り組む 

・エンゲストロームは、学校について触れてない 
 フィンランドの教育は、民主的、対話的。

 レイブは意識的に、学校について触れることを避けている。

・「一言でいうと」 見える化、可視化しようとした人ではないか。

 知識習得に閉じていた学習を、学習の周りに何があるか、全体の図を描いた人。

・Vygotskyは、Marxを下敷きにした。

 マルクスは、労働、経済を社会的構造の中で位置付けた それを学習で行ったのが、Vygotsky。

 マルクス→ヴィゴツキー→エンゲストロームという流れ

・1980年代に、ヴィゴツキーの弟子を、アメリカに連れてきた。

 そこから、ヴィゴツキーのリバイバルが始まった。

・構造主義は、変数が変われば、構造が変わるとした。
 
 下位構造→上位構造 

 マルクスは、労働力、土地、道具が、歴史を変えていく変数?であるとした


●A.Brown 

・「自信を与えてくれた人」小5 

・相互教授法 Reciprocal Teachingの効果を数値で示した

・Jigsaw method ジグソー法

○今回のポスターもジグソー法?

・「どんな子供も学べる」と考えた そのための効果的な教授法を編み出した人

・上手く学べない子は、どうやって学べば良いかを分かっていないだけ


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2日目の午後は、これまで聞いてきた9人の学者の関係をマッピングします。

個人作業で、先生方も同じ課題に取り組みます。

これはかなり苦しみました。
頭をグルグル回しながら、2時間フルに取り組みます。

先生方や先輩方は、小1時間程度で作業を終らせ会議室を出て行くのですが、
修士1年は最後まで残って作業を続けています。

なんとか作り上げたマップです。↓

DSCN09120001.JPG

3日目の午前中は、「好きな学者」ごと5つのグループに分かれ、その学者を中心に、
他の学者がどのような位置づけになるのか、そして自分の研究はどの学者に近いのかを
グループでマッピングします。

DSCN09130001.JPG

私は、B.F.スキナーを選びました。

助教や博士課程の方々と一緒に行うことで、
スキナーと他の学者との関係が少しずつ見えてきました。


最後の発表では、スキナー役と他の学者役とに分かれて、寸劇をしました。


12時過ぎ、旅館の前で集合写真を撮って解散です。

皆さん、お疲れ様でした。

DSCN09210001.JPG

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●ふり返り


今回の合宿を通じて、今後の自身の課題が見えてきました。


まず学ぶべきは、

・スキナー、ピアジェ、ヴィゴツキー この3人の偉人について学習していく

(特に、ヴィゴツキーに力を入れて)


次に、自分の強みとなる研究キーワードを持つ

・現時点では「組織社会化」

(これに関して質問されたら、その分野の専門家として答えられるよう)


最後に、「   」主義 と呼ばれるものについて理解を深める

・構成主義、構造主義、行動主義、


まだまだ道は長く険しいですが、千里の道も一歩から、
少しずつ進めていきます!


今後とも皆さまのご指導ご支援のほどよろしくお願いします。

(合宿参加者の皆さん、その間ご配慮下さったお客様、
 そしていつも気持ちよく送り出してくれる奥さん、ありがとうございました!)

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◎参考ブログ


●博士課程 舘野さん

(2010年の準備)
http://www.tate-lab.net/mt/2010/09/2010summer-lab.html


●中原先生

(2009年の様子)
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/08/post_1554.html


●修士課程 安斎さん

(2009年の様子)
http://mind-set.jp/contents/blog/2009/08/alt.htm