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2010年度冬学期 「研究法I」1〜2


2010年冬学期は「研究法I」という授業をとっています。

さし障りのない範囲で、授業で学んだことをシェアします。

●第1回

2010年10月6日(水)14時45分〜16時15分


文化人間情報学研究法I〜方法論的多元主義への招待


「研究とはこういうものだ」というシャープなイメージを描けないまま、
 修士論文作成の時期を迎える学生が少なくない。

「研究とはこういうものである」というイメージを学生に持ってもらうために、
 複数の領域の研究者が自身の経験や具体的な方法論を解説する。

「研究というもの」に対するイメージを身につけてほしいというのが主目的。


●第2回

2010年10月13日(水)14時45分〜16時15分

≪文献≫

「行動研究入門」
「Ballooning Parrots and Semi-Lunar Germs(R.Dawkinsに関するエッセイ)」


≪講義/質疑応答≫

・イントロを書くのが難しい

・どういう先行研究を批判しているか、改善提案付きで

 自分の研究を位置付ける

・混んでいる領域は避ける かといって誰もやっていない領域も難しい

・あらゆる現象において、4つの問題が現れると考えてよいかも

 要因、発達、機能、進化


・分析の単位(ユニット)は何か?

 先輩と指導員というDyadなのか、職場というFloorレベルなのか。

・自分の問い、RQ次第

・先行研究をしていく際に、指導教員の力を借りる

 学生の研究がオリジナリティーあるものとなるか、その指導が教員の役割。

・結論が同じでも、業種、地域を変えて調べてみるのも手(M&A研究)

・一定数の先行研究があって、その上で「ここが足りない」と
 オリジナリティーを出す

・問題をたてる ブレークダウンする 

 操作的に定義し、検証可能な問題=仮説 に狭めていく 絞り込み

・いくつか対立する仮説があった方が論文は面白い

 例)ほめる 叱る どちらが良いか

・何を調べると、自分の考えていることを証明できるか考える

・「研究の独立変数、従属変数は何か」

 変化をどう測定するのか、

 説明したい現象を、独立変数と従属変数の関係で示す

・科学の研究の目的は「対立する仮説を区別し、自然界を説明
 できるやり方の数を減らすことにある」

 例)ほめると叱るでは、ほめる方が新人の能力を伸ばす

・「銅鉄実験」 新奇性が無い研究を揶揄する言葉

・次につながる論文が良い論文


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ありがとうございました!

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