銀行とのつきあい方

小さな会社の経営本

修論執筆中は、読むのを我慢してきたビジネス本。
最近は、気持ちよく色々読んでます。やっぱり楽しいですね。

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『社長は会社を大きくするな』 山本憲明
・一人あたりの粗利は、平均1000万円(売上総利益÷従業員数)
 2000万円を目指す。
・粗利率の高い(原価率)の低い商売を選ぶ
・複数の小さな事業を、並行して進める
・粗利は、4:4:2 (給与:経費:利益)
・綺麗な貸借対照表は、現金がたくさんあって、純資産が多い。
  毎年利益を出して、税金を払い、お金を残すと、そうなる。
・銀行からいつでも借りられるように、まず借入を起こして、
  その借金を地道に返した、という実績を作る。
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『99%の社長が勘違いしていること』 掘龍市
・銀行の為の事業計画ではなく、お客様も見られる行動計画を作るべき
・金利は、社長の頭を100%お客様のために使う経費(年利2.5%ぐらい)
  中小企業なら月に1000万円もあれば、お金の悩みはなくなる。
・銀行は「今は特に必要ないけれど、何かあった時のために借りておこう」
  と言う会社に貸したがる。
・ビジネスは、お金を回そうとすると、上手くいく。
・中小企業成功の秘訣は、絞り込み、専門家、1番狙い。
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『小さな会社の社長の戦い方』 井上達也
・会社経営は長期戦。地道にブランドを作っていく。「昔からそこにある」
・成功するために必要なのは、今、お金にならないことをすること。
 「未来に売れるビジネスを、今、作ること」
・「信用」「知識」「お金」の貯金
・無借金経営は危険な賭け。 手持ち資金があり、借入の必要が
 なかったとしても銀行からは必ずお金を借りておくべき。
 銀行もお金を借りてきちんと返し続けてくれた会社なら
 信用出来る会社と見てくれる。
・薄く広く、いくつかの銀行からお金を借りておくべき。
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『なぜ、いい税理士を顧問にすると、銀行をお金を貸したがるのか』 広瀬元義監修
・お金のある企業が強い会社
・資金繰りが上手くいっている経営者の支払いは、20日締め、
  翌月末払いという40日サイトを基本としている。
・資金繰りをよくしたいなら、逆算方式で「利益」を先に設定。
・都市銀行(メガバンク)と付き合うなら、売上高10億円以上。
・地銀、信金の担当者は、地元に大きな人脈、情報をもっている。
・政府系、地銀、信金、等4つ以上の金融機関と付き合う。
・融資の際の5つの指標
 1)使途:融資されたお金の使い道
 2)財源:借りたお金をどう返していくのか
 3)保全:担保
 4)期間:できるだけ長期(1年以上)で借りる
 5)レート:金利0.25%が一つの単位 
・決算書で重視するのは、B/S:純資産 P/L:営業利益と経常利益
・支店長訪問は、16~19日あたり 朝一番
  着任して最初の半年
・銀行の違う通帳4つ:
 1)売上収入口座 2)運転資金口座 
 3)納税口座(積立)4)投資講座(貯蓄)
・一番現金が残るのは、税金を払っている場合。
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『おカネを借り続ける経営』小堺桂悦郎 
・無借金経営=自己資本比率100%の経営 ありえない。
・銀行が貸し続けるのは、倒産されたら困るから
・1年の会社経営の結果として、自由に使っていいお金というのは、
 税金を支払った後のお金、つまり税引き後利益だけ。
・土地は、永久に費用となることがない。
・資金繰りがおかしくならないようにするために、
  月商1カ月分くらいを運転資金として借りておく。
・入金と支払いをスムーズにするために借りておくのが運転資金。
・銀行は情報の宝庫。特に不動産情報。
・3行と取引すべき:政府系、信金、地銀。
・資金繰りに困らないコツは、業績好調で、
 少し早いかなという時期に借りておくこと。
・手持ち資金の余裕:月商1カ月分の預金残高。
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『ドラッカー 経営戦略』 和田一男
・製品のリーダーシップを持つとは「市場や顧客のニーズに最も適合している」こと
・小さな分野に特化した企業のほうが、リーダーシップを握ることが多い。
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『小さな会社の社長がやってはいけない67のルール』 遠山秀幸
・倒産防止共済に加入しておく(毎月の掛け金を損金に算入)
・長寿企業:
 本業からはずれず、社会のニーズに合わせる。
 名とのれん(ブランド、信用)を引き継ぐ
・突然の税務調査に対しては、まず税理士に連絡。
・48の節税対策
・売る前のお世辞よりも、売った後の奉仕が大事。
 商人に好不況はない。いずれにしても儲けなければならない。(松下幸之助)
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これらの本を参考に、銀行とのつきあい方を考え直しました。

投稿者:関根雅泰

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