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2016年08月29日

「なりわい」本

「なりわい」本

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『ナリワイをつくる』 伊藤洋志 (2012)

・自分の時間と健康を、マネーと交換するのではなく、
 やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事を
 「ナリワイ」(生業)と呼ぶ。

・季節ごとに生業は変わる。複数の仕事を組み合わせる。

・現代社会にはナリワイのネタは無限にある。なぜなら、
 世の中が矛盾だらけだからだ。

・セルフブランディング=日ごろの行いを分かりやすく報告する

・ローリスク、ローリターンで、徐々に育てていく。

・「困り事」にはナリワイの種がある。違うやり方を考えること。

・自分のボルテージは丁寧に扱う必要がある。
 お金よりもやる気のほうが、現代では貴重な資産。

・田舎では、雇用によって生計を立てるのではなく、様々な
 小さな仕事、すなわちナリワイを自ら作り出して、生計を
 立てているということが結構ある。

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『地域×クリエイティブ×仕事』 淡路はたらくカタチ研究島 監修(2016)

・地域活性化の成功とは何か?それは、そこに暮らす人々が、そこに
 住むことに誇りをもてること。

・移住者たちが、島で暮らすために足りないものが、生業。

・「シェア」は、分け与えるというよりも、持ち寄る。

・今必要なのは、働き方の見直しや改革ではなく、それ以前に
 「意味のある仕事」を作りだすこと。

・インキュベーター(孵卵器)。新しい事業や会社の卵がかえるまでの
 一定期間、温かく、安全に見守る。

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『月3万円ビジネス』 藤村靖之(2011)

・できあがったものを売るより、一緒に作る過程も売る。ワークショップ。

・籾殻は、素晴らしい断熱材。

・地方で仕事を生み出すには? 答えは有機化。
  今まで分断されていたヒト、モノ、コトを繋ぎ直すこと。

・道具、材料、ノウハウ、仲間、きっかけの5つがセットになる動きだす。

・小さいことを皆で愉しくやる。結果がでれば広く伝わる。

・仕事創りを深刻なものにしてはいけない。

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2016年08月14日

「小山昇社長」本 

「小山昇社長」本 


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『5千人の社長がすでに始めているテキトー経営』 小山昇(2016)


・お客様の単価が上がるのは「膨張」
 お客様の数が増えるのは「成長」。お客様の数を増やすことを目指す。

・情報量は多いとダメ。一番大切なのはお客様の情報。

・お客様に「認知経路」と「購買動機」を聞く

・創業期や成長期、利益率が低くても気に留めず、お客様開拓を第一に。

・独立して成功するかはすぐわかる。
 起業して、土曜日や日曜日を休んでいる人は確実に失敗する。
 独立した当初は何もない。あるのは時間だけ。

・社長が無自覚でNo2をつぶすから、中小企業は大きくなれない。

・給料は、お客様から頂戴している。
 賞与は、社長からもらっている。

・社員教育で叩き込むべきは「ブランドの確立:同じ回答が返ってくる」
 と「サービスの均一化:当たりはずれがない」

・新会社に経営理念も社是も不要。大きくなってから作っても遅くない。

・文句を言う人は、小さな世界で生きていて、外のことを知らない人。

・強くなければ、強か(したたか)にふるまえない。

・銀行からお金を借りるのは、安心を買うこと。


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『1日36万円のかばん持ち』 小山昇(2016)


・社長の仕事は、現役の社長からしか学べない。

・経営は、現金に始まり、現金に終わる。
 経営をはかるものが、現金。

・非上場の中小企業では、67%以上の株式を保有し、
 所有と経営を分離させないこと。

・定期的に銀行訪問をし、お金をどのように使ったか報告する。

・外出先での細切れ時間を活用するコツは、いつ、どこで、
 どの仕事をするのかを、あらかじめ決めておくこと。

・PLは社員が関わり、BSは銀行が関わる。

・金融機関からの借り入れは積極的にすべき。
 お金をもっていればいるほど、経営の安全につながる。

・お客様が買ってくれれば「正しい」
 買ってくれなければ「間違い」


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『強い会社はどんな営業をやっているのか?』 小山昇(2014)


・サービス内容を絞り込み、狭い範囲でトップを目指す 
 ランチェスター戦略

・「お客様を選ぶ」一定の層だけに特化したサービスを提供。

・リソースに劣る中小企業が、広い地域を維持管理し続ける(しかも
 一定以上の存在感を発揮し続ける)ためのコストがどれだけになるか。

・知識は体験を伴ってようやく身に着く。そのためのロープレ。

・本当のライバルは、社会、時代。


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『5年で売上2倍の経営計画をたてなさい』 小山昇(2013)


・敵はライバル会社ではなく、時代の変化。

・長期(5年)経営計画は、見切り発車で作成し、毎年修正する。

・会社で行う新しいチャレンジ:
 1)新規顧客の獲得
 2)商圏の拡大
 3)新規事業の開始
 4)M&A
 5)事業の撤退

・人、お金、時間に余裕があるときに、新規事業を始める。

・率ではなく、額で考える。


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『絶対に会社を潰さない 社長の時間術』 小山昇(2013)


・即断即決のコツ:
 1)損をしてもいい 2)間違ってもいい

・人と接するところに関しては、アナログで面倒くさく
 手間暇をかけ、それ以外は無駄を省く。

・社長は過酷な稼業。支えてくれるのは家族のみ。

・歩きながらできる仕事、座ってできる仕事、
 立ってやる仕事を分ける。


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『強い会社の教科書』 小山昇(2012)


・一番先に決めるのは「売上」ではなく「経常利益」

・まず「やらないこと」を決める

・不得意なことには手を出さず「自社の強み」をさらに強くする

・先行指標:
 1)高級料理店が大勢のお客様で賑わうと、やがて景気が失速する
 2)主婦が株を買いだしたら、景気のピークを過ぎている
 3)世界的シェアをもつA社の業績

・バックヤードは、デジタルで簡素化と共有化
 お客様との接点は、アナログで手間をかける

・「会社にいくら現金があるのか」を把握するには、BSを見る。

・毎月、売上、粗利益、営業利益を、年計で見る。


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『経営計画は1冊の手帳にまとめなさい』 小山昇(2010)


・正しさは、お客様が決めるもの。
 早く決定し、お客様の反応を見て修正する。

・「できない」ことは「やらなくてもいい」こと。

・今年やったことを、来年の同じ日にやる。

・4週1サイクル×13=52週(364日+Joker)

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小山昇社長

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http://koyamanoboru.jp/

https://www.facebook.com/koyamamc/

「地域哲学」本

「地域哲学」本

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『農村の幸せ・都会の幸せ』 徳野(2007)


・学校で習う歴史は、政治闘争史、権力史が中心。

・青年海外協力隊。一番役に立つのは、スモールテクノロジー:
 有機たい肥の作り方、井戸掘りの技術、牛の種付け等の生活技術。

・ムラは、法人的性格を持つ、地域機能共同体。

・現代日本の社会問題である少子化、高齢者問題、治安の悪化などの
 根本原因は、家族世帯の極小化にある。

・グリーンツーリズム(都市農村交流)が出てくるまで、
 一村一品運動に代わる活性化政策は出てこなかった。

・農村活性化=グリーンツーリズムという政策的なシングルフォーカス
 (画一化)が一番恐ろしい。

・これからの日本社会は「人口増加型パラダイム」から、どれだけ
 抜け出せるか、人口減少を前提とした将来像をどう描いていくかが課題

・家族をベースに地域を再考する「T型集落点検」
 夫婦同伴で参加。同居している家族、他所に住んでいる子供等を記載。
 Uターンしそうな子をチェック。

・実家の母親は、近くにいれば、300万円分の価値がある。
 人間関係資源。

・花嫁対策室を、年寄りが中心の仲人側から、嫁に来た人達を中心に構成。

・嫁に行った娘 50代に、故郷に通ってもらう。

・子供たちに「都会に出て行ってもいいが、帰ってきてもいいよ。
 体制を作っておくよ」と言われれば、子供も「帰ってもいいのか」と思う


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『スロー・イズ・ビューティフル』 辻(2004)


・世界危機を救う方法は、スローイングダウン、減速すること

・生態系は、奇蹟ともいうべき自然界の「デザイン」。
 そこから謙虚に学びつつ、模倣するという態度こそが良い技術の基本。

・「360度何やってもいい」という自由は、発明の原動力である集中力を
 損ねる。

・現代文明、科学、技術、経済とビジネスの各分野に共通して欠如して
 いるのが、
 1)循環の思想 
 2)人の痛みがわかる感性 
 3)人間は完璧でないという認識

・ビジネスとは、ビジーネス、つまり忙しさのこと。
 ビジネスとは、時間との競争。

・エネルギーを使って、時間を速めて金を得る。エネルギーから時間へ、
 時間から金へと変換を行うのがビジネス。

・人生とは、雑事の集積。「動くこと」だけでなく「留まること」も大事

・勤勉思想、一生懸命に働くことが道徳的であると感じさせることで、
 搾取の構造をおおいかくす。

・功利主義と効率主義の文明の本質。それが何かのためになるのでなければ
 それは意味がないとする社会。

・「目的と手段」の関係から外れるものは「無駄」「非効率」と見なされる
 休むことや遊ぶことは、それ自体では時間の無駄。

・怠惰の思想こそが、昔から民衆のうちで育まれ伝えられてきたもの。
 
・社会とは、そもそも同質の人々が同じ目標に向かって、競争的に生きる
 場所ではない。


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『スモール イズ ビューティフル』 シューマッハー(1986)


・仏教経済学が適正規模の消費で人間としての満足を極大化しようとし、
 現代経済学は適正規模の生産努力で消費を極大化しようとする。

・教育の役割として、まず何はさておき価値観、つまり、人生いかに
 生きるべきかについての観念を伝えなければならない。

・19世紀に生まれた思想が、教養ある人々の精神を支配している
 1)進化思想 2)競争、自然淘汰、適者生存の思想
 3)唯物思想 4)フロイトの思想 5)相対主義思想
 6)実証主義思想

・推理小説にせよ、パズルにせよ、収斂する問題だからリラックスできる。
 人生の実質的な内容は、拡散する問題だけ。

・「高貴な身分には、義務が伴う」

・経済学という宗教に毒されて、政府も国民も原子力の「採算性」にしか
 目を向けていない。

・自分ではどうしていいか分からない放射性物質の問題の解決を、
 子孫に押し付けているのである。

・ガンジーが語ったように、世界中の貧しい人たちを救うのは、
 大量生産ではなく、大衆による生産である。

・貧苦の主たる原因は、非物質的なもの、教育、組織、規律の欠陥。

・最良の援助は、知識の援助。役に立つ知識を贈ること。
 
・社会科学が、自然科学の方法をとり入れて、これを模倣しようという
 誤った試みの結果、人間の尊厳は深く傷つけられた。


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『発展する地域・衰退する地域』 ジェイコブス(1986・2012)


・現在のマクロ経済学は、我々にとって役立つ指針とは言いきれない。

・都市における「輸入置換 import replacement」は、5つの経済的
 拡大力を生み出す

 1)市場 2)仕事 3)技術 4)移植工場 5)資本

・見捨てられた地域の不均衡な力は、遠方の都市の仕事による牽引力。

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(元鳥取県知事 片山善博氏の解説)

・鳥取県が、一生懸命公共事業に取り組んでみても、地域の経済や雇用
 に及ぼす効果があまりにも小さかった。

・公共事業に巨費を投じてみても、現時点ではその投資効果は極めて
 限定的でしかない。

・鳥取県での不均衡を是正するために取り組んだことの一つが、著者の
 いう輸入置換ないし輸入代替である。これを県の政策としては
 「県経済の自立」とか「地産地消」などと表現していた。

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○これらの本を「地域哲学」本として、ひとまとめにしていいか分からない
 けど、今後地域で活動していく際の考え方の拠り所になりそう。

2016年08月12日

「未来予測」本

「未来予測」本

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『バブル再来』 デント(2006)


・新技術、新しい生き方やビジネスのやり方は、およそ2世代ごと
 つまり80年サイクルで出現する。

・株式市場全般と景気の関係は、非常に強い相関を示す。

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・新技術の普及率が、約10%に達すると、一気に主流化が進む。
 「S字曲線の法則」

・日本の支出の波は、2008年ないし2009年に上昇に転じ、
 2020年まで上昇し続けるだろう。

・2015~2019年 弱気相場における不規則な反騰
 2020~2022年 第二の大暴落、大底
 2023年~   次の長期的な強気相場の始まり

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・景気下降局面は、たいてい起業をする大きなチャンス。
 大企業は混乱に陥り、小さな新市場を開拓する暇がないため。

・2010~2023年ごろは、世界各国で景気が後退するだろう。

・日本の人口特性を見ると、2003年ないし2004年ごろから2020年には
 日経平均が上昇しそうだが、そのトレンドはそれほど力強くない。
 1989年の最高値が更新されることはないだろう。

・日本でも2005年頃から2020年には、エコーブーム世代(ベビーブーマー
 の子供世代)のお陰で、ようやくまた支出トレンドが上昇する。

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・富を築く最良の方法は、企業オーナーになること。
 特に売却できる企業。とにかく事業を始めること。

・若いころに技術や社会の変化を起こした革新的な新世代が、
 成熟して消費のピークを越え、権力サイクル(45~65歳、ピークは58歳)
 に入り、企業や社会を支配する意思決定プロセスや組織を変える力を
 持ち始めたとき、根源的な影響が現れる。

・今世紀のもっとも重大な現実は、世界人口が2065年前後に初めて
 ピークを迎え、減少に転じること。

・西洋諸国の支出の波と人口増加は、2009年ごろにピークを迎え、
 世界の成長の中心は、消費人口の最も多い中国、東南アジア、
 インドへと急速に移行していくであろう。

・日本は人口動態が有利に働くため、2008年頃から2020年に至るまで
 好況になるとのこと。消費支出が伸びやすい環境に向かっている。


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『3つの原理』 トーブ(2007)


・人は誰でも生まれたその日から、完全に、あるいはきわめて決定的、
 かつ予測可能は3つの座標を持つ。年齢、性、そしてカーストである。

・人類の現在の年齢、性別、カーストの発展段階を知ることができれば
 人類に関する多くのことを理解し、予想することができるのだ。

・カーストモデル:求道者(精神、宗教)戦士、商人、労働者

・性モデル:陰、陽、両性的未来

・年齢モデル:現代は「成人期」に入りつつある 19歳前後

・3つのモデルの最終段階は、いずれも同じ時代を指している。
 「成人、両性、精神の時代」

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・戦士、商人、労働者の時代は、性モデルの「陽の時代」
 ピラミッド型の階層をなし、男性優位の性構造。

・世界の先進工業地域は、現在「労働者の時代」の頂点段階。

・労働者の時代の頂点段階で、トップに立つのは極東諸国であろう。

・儒教圏ブロックは、対等な関係にある諸国が形成する共同体。

・日本は、第二次世界大戦後、アメリカとの「結婚」生活を続けてきた
 が、アジアという「実家」に戻りつつある。

・「商人の時代」の覇権国家はアメリカ。
 「労働者の時代」では、その国は日本と儒教圏ブロック。

・陽の特徴は、概念に名称をつけ、厳密に定義し、そこから理論を編み出す

・労働者カーストの世界観は、短命に終わると考えられる。

・カースト革命は、世界の覇権を握る主要は中心地の外側で起こる。

・インドの革命は、女性のカリスマ的指導者を中心にして具体化するだろう

・カーストモデルによれば、アメリカは経済的に陰りが見えてくる。

・儒教圏と北極圏ブロックが握っていた世界の覇権は、インド地域、
 中東、その他の宗教ベルトへ移行することになるだろう。

・精神、宗教カーストの人は、まさに労働者カーストの人が振り返ろうと
 しないもの:懸念、同情、疑問を最優先に考える。

・宗教ベルト諸国は、地方の村々を重視し、地方分権的な発展を目指す

・世界の覇権は、北側の儒教圏、欧州、北極圏から、宗教ベルト
 (インドと近隣諸国、イスラエル、イスラム諸国)へと移行

・無政府主義の時代に覇権を握るのは、サハラ以南のブラックアフリカ。


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『21世紀の歴史』 アタリ(2008)


・歴史にはいくつかの法則がある。

・アメリカ帝国による世界支配は、2035年よりも前に終焉するだろう。

・常に三者の権力者が共存してきた。宗教人、軍人、商人。

・人類は、ノマドと定住民との衝突によって、権力と自由を手に入れてきた

・アジアでは自らの欲望から自由になることを望む一方で、
 西洋では欲望を実現するための自由を手に入れることを望んだのである。

・クリエイター階級が集まる「中心都市」には、農業を発展させるための
 広大な後背地と、製品を輸出するための大きな港が必要。

・音楽は、未来を予告する。

・戦争の勝利者になる国とは、常に参戦しなかった国、自国領土で
 戦わなかった国である。

・民主主義は、市場経済無しでは存在できない。

・歴史の進展の方向性はたった一つ。政治的自由の拡大。

・日本は、核兵器を含めた軍備を増強させながら、必ず軍事的な
 解決手段に頼るようになる。
 2025年、日本の経済力は世界5位ですらないかもしれない。

・将来有望な産業は、保険業と娯楽産業。
 不安から守ってほしいという要求と、不安から解放されたいという要求。

・中心都市は、西に向かって移動し続ける。最後は中東に戻るという道筋。

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・東京は、10番目の中心都市の有力な候補地となるであろうが、1980年代に
 チャンスをつかみ損ねたように、2030年においても普遍的な価値を創造
 する能力に欠如しているであろう。

・超民主主義の実現に向けて最前線で活動するトランスヒューマン。
 彼らは、収益が最終目標ではない調和重視企業で活躍している。

・知識経済では、上流部門である研究開発の段階と、下流部門である
 販売促進段階にしか、大きな利潤は存在しない。


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『未来学』 根本(2008)


・ドラッカーは「物事の基本はあくまで人間関係である。それを肝に
 銘じたデザインをしなければ上手く機能しない」とアドバイス。

・不愉快で厳しい予測も受入れ、将来に備える。

・地球温暖化によるメリットは、実は意外と大きい。まず人は、
 寒冷化より、温暖化のほうが死なない。
 また、食糧生産可能な地域が拡大するというメリットもある。

・人口減少社会では、労働生産性を上げるための人材産業が登場する。

・日本では、消費者が減少するため、顧客を大切にしなければ、
 会社を維持できない。

・今後、経済の動きを予測するには、海洋地域における軍事力を
 重要なパラメーターとすべきである。

・情報には、必ず発信者の欲望が含まれる。
 なぜ、その情報をその主体が発信したのかを考えることが必要。

・経営者とは、未来創造者である。


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『未来を予見する5つの法則』 田坂(2008)


・未来に向かっての「大きな流れ」は予見できる。

・「弁証法」の哲学は、世界発展の「5つの法則」を教えてくれる

・弁証法とは「正」テーゼ、「反」アンチテーゼ「合」ジンテーゼ
 というプロセスで、思考を深めていく技法。

・5つの法則

 1)世界はあたかも螺旋階段を登るように発展する
 2)現在の「動き」は、将来必ず「反転」する
 3)「量」が一定の水準を超えると「質」が劇的に変化する
 4)対立し、競っているもの同士は、互いに似てくる
 5)「矛盾」とは、世界の発展の原動力である。

・便利になった懐かしいもの。
 ネットにより、古く懐かしい「ボランタリー経済」が復活。

・進化の本質は「多様化」

・「矛盾」を深く見つめることが大切。
 「割り切り」とは、魂の弱さ。

・自己の中に「多様な価値観」が共存することを認めること。


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『100年予測』 フリードマン(2009・2014)


・今後、数十年間で益々力を蓄え、自己主張を強めると思われる国:
 日本、トルコ、ポーランド。

・21世紀における唯一にして最も重要な事実:人口爆発の終焉

・21世紀について一つだけ確かにいえることは、いまやヨーロッパの
 時代が終わり、北米の時代が始まっているということ。

・アメリカ経済が強力なのは、軍事力のお陰。
 アメリカ海軍が、世界中のすべての海岸を支配している。

・統一ヨーロッパが実現しなかった理由は、英仏海峡。

・アメリカは心理的に自信過剰と不安が奇妙に入り混じった状態。
 青年の心理状態を表す特徴。

・世界的に出生率が大幅に落ち込んでいる。

・アメリカ文化は、聖書とコンピュータ、伝統的価値観と過激な革新が
 ぎこちなく融合したもの。

・アメリカ文化は実用性にこだわり、形而上学を軽視。
 真実や美を扱うのは得意ではない。

・中国は島国。

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・アメリカは、ほぼ50年ごとに経済的、社会的危機に見舞われてきた。

・世の常として、一つの解決策は、次の問題を生み出す。

・アメリカは、1980年のレーガン選出に始まった第5期の真っただ中。
 現在のアメリカ社会の構造が、2030年頃まで存続する。

・2020年代に表面化する問題は、利用可能な労働力を増やすには
 どうすればよいかという問題。

・ユーラシアは、密猟者の楽園になる。

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・日本は原材料の確保が脅かされれば、必ず行動を起こす。

・日本では、いずれ必ず軍国主義が復活する。

・アメリカの力を抑止することで利害が一致するトルコと日本は、
 おのずと同盟を形成するだろう。

・母国に近い移民

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・未来を思い描く最も現実的な方法は、当然と思われていることを
 疑ってかかること。

・アメリカの力の源泉は、その地理的特徴にある。

・アメリカの基本戦略は「アメリカに挑戦し得る地域覇権国の台頭を
 防ぐ」ことにある。


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『続・100年予測』 フリードマン(2011・2014)


・日本では小さな変化を起こすのは難しいが、とてつもなく大きな
 分裂や変容が、一気に起きることがある。

・日本がゆっくりと変化することはない。
 日本の変革は、地震から生じる。

・アメリカは、北東アジアの真の強国、日本に焦点を移すだろう。
 日本は世界第三位の経済大国であり、地域最大の海上軍備を擁する国。

・大統領は、制度であり個人でもあるという点で他に類を見ない機構。

・ロシアは、長期的には弱い国。

・西太平洋地域の最大にして長年にわたる敵対関係は、中国と日本。

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・日本の工業国としての存立は、アメリカがシーレーンの安全を
 確保してくれるかどうかにかかっている。

・中国が弱体化すれば、日本は思うまま力を誇示できるようになる。
 アメリカの対日戦略は、中国が分裂しないよう手を打つこと。

・アメリカが日本と戦争になった場合、韓国、オーストラリア、
 シンガポールが重要な同盟国となる。

・海洋を制する者が、最後には国際貿易を制する。

・アメリカ大統領の行う決定や突然の政策変更によって影響をうけ、
 しばしば被害を受けるのは、むしろアメリカ以外の国の一般市民。


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『富の未来図』 ドンチョル・ユンシク(2011)


・天下は長く統一されていれば必ず再び分断され、
 長く分断されていれば必ず再び統一される。

・アメリカに代わる単極体制の最も有力な候補は、中国ではなく
 「アジア」である。パックスアジアの到来。

・未来のパラダイム
 1)後期情報化社会:感性デザイン能力
 2)幻想社会:夢と価値を実現する能力
 3)霊性社会:精神的問題を治癒する能力

・未来で必要とされる人材
 1)知識の生産能力 2)ネットワークの生産能力

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○皆、言っていることが違う。先はどうなるか分からない。
 分かるのは、「今と同じようには進まない」ということかな。

 自分にできることを、やろう。

2016年08月09日

「社長業」本

「社長業」本。

お世話になっている日本経営合理化協会 牟田学先生の本。

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『社長業』 牟田(1982)

・自分の事業が「見込形態」か「受注形態」か、たった2つの観点から
 捉え、手を打つべき。

・受注形態の事業は、
 1)得意先を散らすこと
 2)他社と比較して自社でないとやれない独自の特色を持つことが重要。

・見込形態は「商品」に事業の生命が繋っている。
  投網を投げて、その網にかかる顧客をいかに多くするか。狩猟的。
  商品に最も多数の顧客の要求する魅力を込める。

 受注形態は「顧客」に事業の生命が繋っている
  特定の少数の得意先を相手に。農耕的。
  得意先との人間関係、信頼関係が重要。

・受注事業で、顧客は「品質」「納期」「値段」「安心」を買っている

・受注事業の最終的な競争相手への差別化要件は、特定で少数の
 得意先との人間関係を、強力に築くこと以外にない。

・未来開発の投資(固定費)は、経費で落ちる。

・所有している土地に、賃貸のビルやマンションを建て、借金を
 抱えたまま、息子や孫に相続する。

・必要固定費と、必要利益を賄える売上を達成するのが、社長の仕事。

・粗利益の額や%を増やすことが、社長のもっとも重要な仕事。

・固定費計の%に、売上金額をかければ、それが損益分岐点。
 (例:1億円×0.8=8000万円)

・見込事業の2つのタイプ:
 1)商品を外部から仕入れ売る。粗利益率が非常に低い。
 2)自社で商品を開発し売る。

 固定費が変動費に比べて非常に小さい。労働集約型ではない。

・受注事業は、設備投資型、労働集約型、頭脳切り売り型といった
 固定費が大きい。

・一つの会社の中で、見込形態と受注形態の双方の事業をもち、
 それぞれの長所を意識的に戦略として用いている会社は利益を上げている

・受注事業は、見込事業を採り入れ、
 見込事業は、受注的に経営する。

・互いの形態の長所だけを採り入れる体質の転換が大切。

・見込事業の長所
 −大儲けができる −多数の顧客 −売価を決定できる
 −市場を広く展開できる

 受注事業の長所
 −安定性が高い −特定の得意先 −繰り返し仕事が多い

・受注事業には、まったく別の儲かる要素を持つ見込事業を採り入れる

・一つは安定的な事業、もう一つは冒険性にとんだ事業。

・商品には、繰り返しがきく「市場蓄積拡大型」と
 繰り返しがきかない「市場縮小型」の2種類がある。

・学者には、物事の原理原則、基礎理論を問うべき。
 役人には、大きな視点からも物事の趨勢、傾向等を聞く。

・経営者ほど、自己主張が強い人種はいない。

・コンサルタントには「講演」「指導」「本」の人がいる。


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『社長業のすすめ方』 牟田(1991)


・「成長拡大」と「安定」を同時に戦略課題とし、実行してはじめて
 事業の永い繁栄発展が起こるのだ。

・「成長拡大」とは、前年よりも、お客様の数を増やし
 売価の高いもの、粗利益の高いものを買って頂くこと。

・「安定」とは、同じお客様が、繰り返し、繰り返し、繰り返し
 買ってくれること。

・一地域で得た種々のノウハウを、他の地域で展開

・創業は多くの場合「専業」であり、専業によって土台を築き
 「総合化」を計ることで、大をなす。

・販売方法は、5つのみ
 1)訪問販売 2)店頭販売 3)媒体販売
 4)配置販売 5)展示催事販売

・受注事業の得意先を増やし、成長拡大させるためには、
 新しい固有技術を付け加えることが近道

・これまでなかったノウハウを自社に加えると、まったく別のお客様
 を増やしたり、ビッグビジネスを指向できるチャンスが訪れる

・必要とされる間は、生き続けることができる。

 事業が繁栄するのは、存在する価値が、お客様に認められるからに
 他ならない。

・新事業は、およそ3年間で軌道に乗せるようにシミュレーションすべき

・社長業のリーダーとしての根源にある要素は、生活力の魅力が第一。
 この人についていけば、食べていけるという人間の力強さの魅力。

・お客様は、最良のブレーンである。

・無門関は、大道無門を説き、大いなる立志の念には門がないと教えている
 立志が小であれば、至る所に障害となる門が存在するのだ。

・集金も支払も、月替わりにそろえることが最も事業を安定させる。

・戦略とは、売り手が買い手に向かって計った、意図的な方向性である

・繰り返しの頻度の主導権を、売り手がもつべき。

・経営には様々な戒めが必要。特に「お客様第一」を忘れない。
 お客様のために、自社存在していることを、信じているかどうか。

・成長拡大は、外部要因。安定は、内部要因。

・必要固定費と必要経常利益を合算したものが、粗利益。


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『社長のいき方』 牟田(2015)


・周辺事業への参入はやりやすい。

・社長にとって、売上はすべての幸福を握っている。

・勉強の一番の欠点は、独自性を失うこと。

・社長が自分と相性の合う優秀で多角的なブレーンを社外にもっている
 ことが繁栄に結び付く。

・子供には「貧乏と金持ちの経験」をさせてほしい。

・社長だけ勉強すれば経営がうまくいくのは、せいぜい売上が10億円程度。

・最初は狭い分野で努力する。次に総合化を図り、事業分野を広げ、
 地域を拡大する。

・しつこく、一つのことを耐え忍んで実行することが大事。

・小さくても、現業に新しい事業や商品を加えて、新しい柱を作ること。
 2本、3本つくれば、豊かになる。

・小規模を目指すことが、所得も多いし、長く続くのに合致している。
 子供が3人いれば、会社を3つ作る。5人なら5つ。

・社長業の中で、最も大事なことは、社員や周りの人々に希望を与えること


===

『後継者という生き方』 牟田太陽(2015)


・「花のある経営者」は、仕事プラスアルファの何かをもっていた。
 しかもそれを極めていた。

・社長の人生計画と事業永続繁栄のプラン

・同じ両親から生まれた兄弟でも、全く同じ人間ではない。

・強く必要とされていれば、生きて輝いてくる。


===


日本経営合理化協会様では、下記コラムを連載させてもらっていました。

「学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方」
http://www.jmca.jp/column/emedu/archives.html

CD教材も開発。 「社員教育のすすめ方」CD
https://secure.jmca.jp/sale/1031?id=24

最近では、「月刊CD経営塾」 2016年4月号で、
ときがわ町のとうふ工房わたなべ社長へのインタビューを担当させてもらいました。
http://www.jmca.jp/prod/1498


その他、経営者向けのCDや本を購入したりと、いつも勉強させてもらっています。
http://learn-well.com/blogsekine/2016/07/post_463.html


(ご担当の小澤さん、いつもありがとうございます!)

2016年08月05日

「建築」本

「建築」本

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『非常識な建築業界 「どや建築」という病』 森山(2016)

・建築家の3つのタイプ
 1)建築士
 2)建築家
 3)表現建築家 どや顔をした建築を生み出す

・建築の良し悪しを決める基準がないので、審査委員が気に入りそうな
 設計案を出しておけば選ばれやすい。

・公共コンペに不可欠なのは、第三者的な視点をもつアドバイザーと
 施設利用者も参加する、本当の意味での「計画の検討」

・一般の住宅建設は、主に町の大工さんが行うものであった。

・建物は、古ければ古いほど、価値を増す。

・本当に守らなければいけないものは、身近にある。

・業界基準のかっこいいは、その瞬間だけ。
 業界で評価されるデザイン性により、雨漏りが発生しやすくなっている。

・表現建築家が、自己表現に邁進した建物では、
 雨漏りのクレームが、いまだに日常茶飯事である。

・わが国の建設業を担っているのは、ゼネコンを頂点とする
 元請け、下請けシステム。

・スーパーゼネコン5社
 (清水建設、竹中工務店、鹿島建設、大成建設、大林組)

 大手ゼネコン、中堅ゼネコン 10数社

・建設業への女性進出の支援を行うべき。
 労働時間が決まっていて、残業がない。日給制。

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『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』 隈(2016)

・今、建築業界では、「日本的な工法」や「木を使うこと」に関して
 積極的な追い風が吹いている。

・殺風景なスタジアムの課題を解くカギが、木にある予感があった。

 「木」という素材のもつ温かな感じは、なぜか人間に大きく作用するから。

・今の複雑な社会を統合できるのは「木」しかない。
 人間と自然とをつなぎ直してくれる素材が「木」。

・「コンクリートの時代」を「木の時代」に変えることが、自分の使命。

・高度経済成長時代には、木を切り出すことが、森を失うことにつながる
 という誤った認識が流布した。

 事実は全く逆。森から木を切り出し、そこにまた木を植えていくことが、
 森に健康的な循環を作りだす。

・世界の建築のトレンドは「木」

・震災によって、人の意識が変わる。

・木は成長した後に、だんだんと腐っていく。
 腐った部分を見つけて、丁寧に取り換える。部分更新が可能。

・木の建築は、半分だけ生きている。

・永続性を一番保てるのが、実は木という材料で、
 逆に一番保てないのが、コンクリート。

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『あなたの家がカビる!腐る!』 秋山(2016)

・住まいづくりの材料は、
 「ヒトと環境にやさしいもの」「調湿性能に優れたもの」

 この2つの条件を満たす材料は、天然素材。
 調湿性は、やはり自然界に存在する天然素材だけが持つ特性。

・無垢材とは、天然の木を切り出したままの木材。
 無垢材は、伐採され建材となってからも呼吸し続けるという
 驚異的な性質を持っている。

・構造材に無垢を使うことは実はあまり多くなく、
 むしろ床板や壁の腰板、天井など、内装材として使うことが一般的。

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2016年08月01日

「農村起業・田舎起業」本

「農村起業・田舎起業」本

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『日本の田舎は宝の山 農村起業のすすめ』 曽根原(2011)

・農村資源を活用すれば、10兆円産業と100万人の雇用創出が可能。

 5つの産業領域:
 1)6次産業化による農業(3兆円)
 2)農村での観光交流(2兆円)
 3)森林資源の林業、建築、不動産等への活用(2兆円)
 4)農村にある自然エネルギー活用(2兆円)
 5)ソフト産業:情報、教育、IT等(1兆円)

・別荘族に「まきを割る体験」をセットで販売

・林業の現場で残材として捨てられている木材が、
 加工場の製造ラインで十分活用できた。
・山梨県産材活用四者協定

・農村資源と都会の人と資金を結び付けると、ものすごいことができる。
・企業の人材開発、福利厚生の観点からも、開墾や農作業は大きな
 可能性をもっている。

・林業家(川上)、製材所(川中)、工務店やホームセンター(川下)等が
 サプライチェーン(供給の連鎖)を形成し、新たな国産材市場を作る
 ことにより、初めて林業が成り立つ。
・将来的には、輸出産業として期待できるほどの潜在力もある。

・ソーシャルビジネスの中でOJTとして、若い人を育て、起業につなげる。

・ソーシャルビジネスは、T2M(Technology to Mind)つまり、自らの持つ
 技術、技能を活用して、社会貢献という想いを達成するビジネス。

・世界の木材資源は長期的には枯渇傾向にあり、木材需要が増加
 する中で、世界の木材価格はじわじわと上昇している。

・都市住民がほしいと思う農村情報が、
 的確に都市住民に伝わっていない

・田舎暮らしの壁
 −家族、経済、仕事、医療福祉、人間関係、
   ライフスタイル、ワークスタイル
・これらの壁が、都市農村交流コーディネーターが解決すべき課題

・都市と農村をつないで事業計画をたて、事業を成立させることが
 できる人材の育成が、極めて大切。

・4つの農村資源(Seeds シーズ)
 1)場所:農地、山林、里山、川、草原、集落、名所等
 2)モノ:農林産物、特産品、加工品、廃校や交流施設、古民家等
 3)ヒト:農林業者、宿泊、観光、交通業者、名人、職人、行政等
 4)無形資産:農村景観、農村文化、生活技術、伝統行事、料理等

・都市住民のニーズ(Needs)

 2C:個人
 1)食と農に対するニーズ
 2)自然体験へのニーズ
 3)田舎暮らしへのニーズ
 4)健康や癒しへのニーズ
 5)文化、アート、コミュニティー、伝統文化のニーズ

 2B:企業
 1)CSR
 2)原料調達
 3)社員の福利厚生
 4)地球温暖化対策(Co2削減目標の達成)
 5)新規事業としての農業参入

・農村資源 × 都市ニーズ → 事業化

 4 × (5+5) = 40種類の事業

・5Pのビジネスモデル
 
 Products 提供する商品、サービス
 Price 価格、ロット
 Place 販路・流通、個人向け or 法人向け
 Promotion 販促、PR
 Person 仝楜劼箸靴討梁仂歇
 Person◆〇業を行う主体しての人、法人、連携組織

・4すくみ現象

 NPO→大学→行政→企業→NPO

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『農村起業家になる』 曽根原(2012)

・農村で求められているのは、単なる働き手ではなく、起業家。

・農村での観光交流を成功させる3つのキーワード
 1)旬の地域資源 2)体験と交流 3)感動

・岡山県西粟倉村では、杉、ヒノキを活用した無垢床タイルを開発。
 都市部のオフィスフロア向けに人気。

・大学とのネットワークにより、夏休み期間中のインターンを
 受け入れられるかも。

・ソーシャルビジネスの5つの財布
 1)事業収入 
 2)会費、寄付、協賛金等、有志からの資金
 3)助成金、補助金等の公的資金
 4)金融機関等からの融資資金
 5)自己資金

・イベントをサプライチェーン作りに活かす
 川上から川下に至る人や組織をつなげること。

・成長期におけるもっとも大きな課題は、人材不足。


○この2冊、すごくいい!
 曽根原さんという方に、いずれ会おう。

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『里山産業論』 金丸(2015)

・イタリアでの「味覚のワークショップ」
 表現と言語と観察力が広がり、食べ物の見方が180度変わる

・味覚を「ガストロノミー」として学問の分野に引き上げたのが
 フランスの美食家 サヴァラン。

・島根県海士町 視察受け入れ 一人3,000円 
 オリエンテーションと2時間の町内視察 テーマを聞いて設定。

・ユーザー視点からは、観光の広域連携が必要。

・空家の仏壇の魂を位牌に移す 抜魂 を僧侶に頼み、
 空家を貸す心理的抵抗を和らげる。

・健康な未来を子供達に手渡す。


===

『里山ビジネス』 玉村(2008)

・成功した事例は、一人か何人かのエネルギーある個人が先導して、
 それに刺激されて周囲が動き始めるというパターンがほとんど。

・そこでしかできないもの。そこへ行かなければ食べられないもの。

・生きたミュージアムとして示す。

・里山ビジネスの要諦は、持続すること。
 できるだけ、拡大しないで持続することが大切。
 持続しながら、生活の質をあげる。

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『田舎で起業!』 田中(2004)

・田舎起業に必要な5つのコツ

 1)地域のことを良く知る
 2)何をどう売るかという戦略
 3)情報を発信し、顧客の意見を集約する
 4)人づきあいの流儀を知る
 5)リスク分散は田舎の伝統

・多角化は、田舎のセーフティーネット。
・複数分野の複合経営。

・顧客の多くは、都会にいる。都会の人脈が大事。

・行政は無理な定住政策を掲げて人口増をもくろむより、
 新たな仕事を生み出す手伝いをしたほうがよい。

 起業しやすい環境を作り、軌道にのるまでの手助けをする
 システムを構築してほしい。

・地元と溶け合う最大の方策は、事業を通じて、地域に貢献すること

===

○会社勤めをしていた2003年11月からメルマガ「田舎で!情報起業」
 を発信し始めた。それがきっかけで、今の田舎暮らしが実現している。

 何事もやってみないと、始まらないね。

 http://www.inaka-kigyo.com/melmaga.html

「町づくり」本

「町づくり」本。

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『地域づくりの新潮流』 松永・徳田(2007)


・チッタズロー(スローシティのイタリア読み)は、観光を目的とする
 ものではなく、高級な生活の質を求める人々の住む都市を目指す運動。

・インチキと紙一重な虚構性、すなわち祝祭性こそがリゾートの特性。

・ドイツでは、公共交通が独立採算を求められているわけではなく、
 環境政策や福祉政策と総合的に組み合わされたツールとして位置づけ。

・背後には共通して何らかの「ネットワーク」が有効な形で形成され、
 それを充分に活用しているという事実。

・素晴らしい地域活動が孤独化せずに、よりフラットな横方向の
 ネットワークを形成することによって、各地域の特色を再認識する
 ことも可能になるし、各地域が持っているノウハウの伝達性の高速化
 にも繋がるに違いない。

===

『スローな未来へ』 島村(2009)


・行政任せにしない市民力。

・日本人が最も取り戻すべきは、(イタリア人のような)
 郷土愛と揺るぎない誇り。

・都心から通えるオーガニック先進地
 「食とエネルギーの自給」を目指す小川町。

・とうふ工房わたなべの「逆流通革命」

・地域を元気にするには、料理人と知識人、生産者という
 三者がタッグを組むこと。

・地域活性化とは、住民に活力と気力がみなぎっているかということ。

・地産地消も、地域の料理力を上げるのも、普通の主婦からが一番。

・森林維持対策としての「企業の森」

・楽しそうに暮らしている人、何事にも前向きな人には、引力がある。
 郷土への愛着もいっこう隠そうとしない。そういう大人たちの作る
 磁場に、若者たちは理屈抜きで感応するのかもしれない。

・海士町 島前高校に「地域創造コース」という学科を設ける。
 高校生がが商品開発や実地のガイド、町づくりをしていくことで、
 郷土愛が深く、起業家精神に富んだ人材を育てたい。

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『日本版スローシティ』 久繁(2008)


・まちづくりは、地域市民のライフスタイルを尊重し実現する手段

・欧米では、余暇をカップル二人の時間を尊重しながら、家族揃って
 外出を楽しむ。

 日本のファミリーは、余暇のイニシアチブは子供(の年齢)にある

・西欧では、行政、民間事業者(カフェ)、利用者(市民)の三者が、
 その場を公共空間であることを強く意識した場の使い方をしている

・日本の都市景観が醜い本質も、「公共空間私物化」の精神が根底にある

・人は開放的な屋外での飲食を好む。

・スローシティは、地域固有の文化、風土を活かす都市を目指す

・スローシティ 5つの要件:
 1)ヒューマニズム:人間中心の公共空間をゆっくり歩ける
 2)スローフード:地域固有の食をゆっくり味わえる
 3)関与:地域固有の文化、物語に、市民が関与(参加)できる
 4)交流:ゆっくり話せる、観れる、癒される
 5)持続性:市民のライフスタイル、意向を把握する

・閉鎖型コミュニティーの町づくりは、中高年男性の論理と意見で
 ことが進みがち。

・目指すは、女性、若者が関与しやすい開放型コミュニティー

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『地方は活性化するか否か』 小林(2015)


・地域活性化の本質は、「にぎわいで、カネを作る」こと。
 「カネで、にぎわいを作る」ことではない。

・地域活性化は、その地域がお金を稼ぐことに尽きる。
 ビジネスと同じ。

・失敗例
 1)参加しただけで満足
 2)補助金でとりあえずイベント
 3)他の地域の事例を安易にまねる
 4)ちょっと叩かれるとやめてしまう

・地域活性化のキーパーソン
 「よそもの(客観視)」「わかもの(勢い)」「ばかもの(発想力)」
 「きれもの(バックアップ)」

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『ふるさとを元気にする仕事』 山崎(2015)


・千葉県松戸市の「すぐやる課」 
 住民が町の「お客様」になってしまっている

・本多静六が、盛んに使っていた言葉「仕事の道楽化」

・課題先進地は、都市部ではなく、中山間離島地域。

・個人事業主という選択肢を若者に。

・地域の人たちが困っていることを能動的に探していく「便利屋」

・町でできる仕事はいっぱいある。

・若い世代は、商売やイベントのアイデアをいっぱい持ってるし、
 やる気もある。もっていないのは、資金だけ。

 空き店舗を無償で貸し「儲かったら少しずつ返してもらう」

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『コミュニティデザインの時代』 山崎(2012)


・屋外空間を使いこなす主体については、地縁型ではなく、
 テーマ型コミュニティーを集める。

・日本の人口は、3500万人ぐらいがいいのではないかという説がある。

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・町や流域で生活できる適正な人口規模を見据え、その人口に落ち着く
 までのプロセスを美しくデザインすることが肝要。

・参加費をもらいながら、公園の自然回復に協力を得ている。

・まちの活性化とは、まちを構成する一人ひとりが活性化することであり、
 つまり「よし、やるぞ!」という活力を得ることのはず。

・地域の人脈図(コンステレーション(星座))を描けるように。

・参加者が出したアイデアを瞬時に昇華させて、その人が言葉にできなかった
 アイデアとして提示し直す。そのためには、事例の勉強が大事。

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『人口減が地方を強くする』 藤波(2016)


・仕事がないところに、人は定着できない。

・地方創生は、地域住民自らが身を切る覚悟で取り組むべきものであり 
 住民自らが変わることであるといえる。

・Iターンよりも、まずはUターン。
 まずは、Uターンをターゲットとして、若い世代の取り込みを検討すべき。

・行政が考えるべきは、移住先や空き家の紹介よりも、仕事と人のマッチング。

・自治体同士で、若い世代を奪い合うのではなく、
 より魅力的な仕事を増やすことに注力すべき。

・地域の課題を解決する「なんでも屋」を育成。

・資源の多目的、異分野利用で、フル活用。使い倒す。「範囲の経済」を目指す。
 同一製品を多く作り、コストを圧縮する「規模の経済」と対になる概念。

・人口を集めることに固執せず、持続的な雇用を創出すること。
・地域で収益を上げ、持続的な経営を図ろうとする企業を増やすこと。
・企業誘致よりも、地元企業を逃がさないことが大事。

・クラウドファンディングなどで、不特定多数の人から評価を得た事業は、
 一定の事業性や持続可能性が担保されたと考え、銀行が融資する。

・若い世代には、彼らの生活だけではなく、その子供の世代を養育し、
 高い教育を与えるだけの所得が必要。

・中山間地域は、「豊かな田舎」になることを目指すべき。

・人口減少が進む日本において考えるべきは2つ。
 1)若い世代の所得を引き上げること
 2)人が減っても暮らし続けることができる環境を作ること

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