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「研修転移」関連論文_200211

立教大学院 中原先生に紹介された「TTM:Transtheoretical model」論文。研修転移にも応用できそう。

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「トランスセオレティカル・モデルにおける行動変容ステージから見た大学生の食生活の実態」(柴・森 2009)

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・TTMは、1)行動変容ステージ 2)意思決定バランス 3)自己効力感 4)変容プロセス の4つの概念からなり、要ともいうべき概念が「行動変容ステージ」である。

・「食生活の改善に着手するつもりはない」と回答した下位の行動変容ステージにある大学生は、実際に、より不適切な食生活を送っていることが、裏付けられた。

・「調理に関する自己効力感」の低さが、「食生活の自立」を阻む一因となっているのかもしれない。

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「トランスセオレティカルモデルの栄養教育への適用に関する研究の動向」(赤松・武見 2007)

・禁煙教育のために開発されたTTMは、理解しやすく、実践的なモデルである。

・欧米で行われたTTMを用いた15の介入研究をレビューした結果、コントロール群よりも、TTMを用いた介入群の方が、効果がみられている。

・TTMは、日本では、行動変容段階モデル、ステージモデル、汎理論的モデルなどの名称で呼ばれ浸透してきている。

・TTMの特徴は、人の行動変容の過程を「準備性 readiness」の視点から考えたということである。

・Prochaskaら(1983)は、人の行動が変わっていく過程には、10の変容過程があることを発見した。

・多くの理論を統合したモデルという意味で、Trans theoretical modelと名付けられた。

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・変容ステージに適した変容プロセスを用いることで、次の変容ステージに進むことができると考えられている。

・準備性に関連した主要な概念が、意思決定バランスと、セルフエフィカシーである。

・意思決定バランスには、行動変容による恩恵(Pros)と負担(Cons)の2つの下位概念が含まれる。

・セルフエフィカシーは、誘惑(temptation)されやすい状況であっても「自分ならできる」という自分自身の能力への確信を意味する

・TTMは、各変容ステージを把握して、準備性に合った教育を行うことが、一番の特徴。

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「行動変容のトランスセオレティカル・モデルに基づく運動アドヒレンス研究の動向」(岡 2000)

・健康の維持、増進に必要とされている運動所要量(週2回以上、運動時間1回30分以上、運動強度「ややきつい」の条件)を満たす「アクティブスポーツ人口」は、13%しかいない。

・介入の効果が最も大きいと考えられる「準備期」の人へのアプローチは、主にセルフエフィカシーを強化することに焦点を当てるべき。

・ここでは、運動セルフエフィカシーとは、「疲れている」「気分がすぐれない」「時間がない」など運動を行うことの障害に直面した時にでも定期的に継続して運動を行うことができる「見込み感」がどの程度あるかということを指している

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○研修では、まずは、参加者を「準備期:1か月以内に行動変容しようと考えている」という状態に持っていくことに注力する。そのために「4)自己の再評価」「5)自己解放」を促す。その際には「意思決定バランス」を考えてもらい、「セルフエフィカシー(自己効力感)」を高められるよう支援する。そのうえで、現場実践につなげるために「6)援助関係の利用」について考えてもらう、という感じかな〜。もう少し考えてみよう。

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講師ビジョンの島村さんから頂戴したメール


関根さん

おはようございます。ブログ拝見しました。

今回のブログは、行動変容までのステップがより細かく示されているのがとても興味深かったです。研修とは違った分野の研究にも同様なものがあり、そこから学んでいくという視点も大変参考になりました。


また、準備期の1ヶ月以内に行動変容をしようと考えているという状態に持っていく点について私もとても大切だと感じました。

たとえば、ある会社で、人事異動で総務から代理店営業に異動になった場合、代理店の社長と商談に直面するシーンがあります。その際に、BS.PL.CFを読めないと、商談がしづらく、営業はみなそれができるみたいな状況があります。

その場合、決算書の読み方研修に出ると、本人は1ヶ月以内に行動変容しようと自ら思いやすいと感じます。代理店営業で社長との商談がまさに目の前にあるからです。

つまり、人事異動、ローテーション時に学ばざるを得ないテーマの研修を企画することは行動変容を起こしやすいものと考えられるなと思いました。


あとは、人事施策と連動した研修も行動変容を起こしやすいと思いました。


とある会社に、新規事業提案制度のようなものがありそれにエントリーすると、プレゼンの予選があります。その1ヶ月前にそのプレゼンのリハーサルに繋がるようなプレゼンスキルアップ研修のようなものを企画すると、1ヶ月後にプレゼンの予選が控えているので、行動変容がたかまりセルフエフィカシーを高めざるを得ないと考えます。

以上、関根さんの投稿から2つの事例が思いつきました!いつも勉強になっています。ありがとうございます。

島村

(島村さん、こちらこそありがとうございます!)

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