参加者の方から後日届いたメール
2006年6月17日(土)に、JSHRM 日本人材マネジメント協会で
開催された「教え上手になる!参加型ワークショップ」に
ご参加頂いた方からのメールです。
(許可を得て抜粋)
●株式会社ITワークス 取締役会長 矢吹 博和様
http://www.itworks.ne.jp http://www.it-square.co.jp/
株式会社ラーンウェル
代表取締役 関根様
お世話になっております。土曜交流会に参加させていただきました
矢吹でございます。
先日のセミナーでは大変お世話になりました。
セミナーで学んだことを元にさっそくセミナー内容の構成を
検討している最中です。
仕事がらIT技術関連の講義形式のセミナーばかりに参加
しているため、参加型ワークショップでの体験は衝撃的でもあり
感動的でもありました。
ほんとうにありがとうございました。
実は6月に研修・コンサルティングの会社を設立
しました。社名は「ラーニングプロセス」といいます。
学び方、モチベーション維持、INPUT学習
OUTPUT学習など カリキュラムではなく学びのプロセス
を追求したコンテンツとサービスを提供する予定です。
当初は未経験者向けエンジニア育成、資格取得
分野でのサービスを提供予定です。
知識詰め込み型の学習に疑問と限界を感じて
サービス企画、会社設立をしている最中に本セミナー
に出会いました。私の求めているものに出会った感じです。
今後ともいろいろと情報交換などさせていただければ
幸いです。
ありがとうございました。
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株式会社ITワークス
取締役会長 矢吹 博和
mail: hyabuki@itworks.ne.jp
Tel: 03-5496-9971
Fax: 03-5496-3766
http://www.itworks.ne.jp
http://www.it-square.co.jp/
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(矢吹さん、ありがとうございました!)
●株式会社バルーク・ビジネス・コンサルティング
代表取締役 内田 学様
http://www.baruch-biz.com
関根様
先週は、ありがとうございました。
社会人に教える仕事が増えてきた私にとっては、ドンぴしゃりの内容であったと
思います。
今度は、ロールプレイ等が入ったセミナー等に参加させていただきたいと思って
おります。
教えていただいたセミナーの内容がすばらしかったことに加え、様々な方々のお
話を聞くことができたことも、非常に有益であったと思っております。
参加型セミナーの良さを実感できました。
私自身も少しでも関根さんレベルの講義ができるように、日々、努力していきた
いと思っております。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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株式会社バルーク・ビジネス・コンサルティング(BBC)
内田 学
TEL:03-5738-1625
FAX:03-5738-1626
URL:http://www.baruch-biz.com E-mail:uchida@baruch-biz.com
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(内田さん、ありがとうございました!)
●M様
6月17日セミナーご参加者各位
先日は、セミナーご参加、お疲れ様でした!
Mです。
さて、セミナー後、関根さんのご著書を拝読したところ、
「教えること」
↓
「学習者の視点に立つこと」
↓
「学習者のPDCAサイクルを回す支援をすること」
というお考えであることを知りました。
PDCAサイクルを回すのを支援すること・・・
これは、まさに人事評価の場面で行われていること、そのものです。
目標管理制度しかり、コンピテンシーしかり、です。
ことに短期業績追求に傾斜し過ぎた成果主義に対する批判から
「社員の成長のための人事制度」がトレンドとなっている昨今、
「PDCAサイクルの支援」は、注目されてきているように思います。
関根さんも、人事コンサルタントの第一人者である
高橋俊介さん、寺崎文勝さんとコラポレーションされるとお聞きしました。
ぜひ、「大人の教育」と「人事制度」の融合のあり方などにも
踏み込んでいただき、できれば、その内容を共有させていただければ、
と思います。
セミナーにご参加なさっていた方も、経営・人事の分野の第一線におられる
方ばかりでした。
これからは、コア・コンピタンスの面からも、人事制度の面からも、
「みずから学び成長する組織」がキーワードになるかも知れません。
お知り合いになれたこの場を機会に「実務」の現場の視点から
「学び方」をご一緒に見て行けるようになれれば、と思います。
まずは、関根さんのご著書拝読後の率直な感想を送信いたします。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
(Mさん、ありがとうございました!)
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参加者から出た意見
◎参加者から出た意見(1)
参加者の方々は、ゼミナー、研修講師の方が多かったため、
まず最初に「セミナー、研修で教える際に、どんな工夫をしているか?」
について情報共有して頂きました。
●「工夫」
・受講生同士に積極的に話をさせる
・1人ずつあてて話すことに慣らさせる
・自分の失敗談や体験談を披露する
・メリハリ
・声のトーン
・「動け」「問え」
・アイスブレークとして大きな声で挨拶をする
・(関根さんのやっているのを見て気づいたが)
傾聴の技術−繰り返す、まとめる など
コーチングの手法は、1対1だけでなく、1対多でも使える
・講習で学ぶ内容がいかに現場で役立つかをイメージさせる
・伝えたいメッセージを明確にする
逆に、「教える際に苦労している点」も聞きました。
●「苦労」
・黙っている、発言が少ない参加者
・参加目的がずれている参加者
・参画意識がない人
・お昼の後
・講義型でやるとき、いかに眠らないでいてもらうか
・ネガティブな質問で、雰囲気がネガティブになったとき
・主体的でなく必要性も理解していない参加者
・参加者のレベルをどう合わせるか
皆さん、「参加者への対応」で苦労されている点みたいですね。
(ご参考までに、
拙著「教え上手になる!」にはページ数の関係で載せ切れなかった
“幻の第9章”では、「困った参加者への対応法」をご紹介しています。
弊社のホームページから、無料でお手軽にダウンロードできますので、
ご興味のある方はどうぞ。 http://learn-well.com/ )
◎参加者から出た意見(2)
参加者自身に「教え上手な講師」をイメージしてもらうために、
「教え上手な講師とは、どんな人なのか?」その特徴をあげてもらいました。
●「教え上手」
・表現力がある
・身近な例
・声にメリハリ
・ひきづける表情
・難しいことを簡単に伝えられる
・上手に質問してくれる
答えながら受講者が気づいていく
・チャレンジしたくなるようにさせる
・パッション、熱さ、情熱
・テンポ、リズム
・厳しさと優しさ
・コーチングとティーチングの使い分け
・人間的魅力
・受講生と関係構築
・「動き」と「問い」がある
・小道具を使う
・事前の準備
・ロジックがしっかりしている
・意外性+ロジック
・終った後に名刺交換したくなる
この最後の意見は、プレッシャーになりました。(笑)
(おかげさまで、終了後は、皆さんが名刺交換に来てくださいました。)
逆に、「教え下手な講師」の特徴もあげてもらいました。
●「教え下手」
・資料がたくさんあって、バラバラ
・資料と説明内容が違う
・相手の顔を見ていない
・ヘンな口癖がある
・場の空気が読めない
・話が長い
・質問をさえぎってしまう
・質問とかみあっていない
・「質問するな」オーラを出す
・自信のない人
・最初にロードマップ(全体像)を示さない
・専門用語を多用する
・事例がなくて、理論のみで分かりにくい
・簡単なことを難しく話す
・何が言いたいか分からない
・焦点が定まっていない
・人の目を見て話さない
・間のとり方が悪い
やっぱり「教え下手」の問題は「コミュニケーション」にありそうですね。
◎参加者の意見(3)
「教え上手は、学ばせ上手」
であるとすれば、
相手に「上手に学ばせる」ために、どうしたらよいのでしょうか?
参加者からは、こんな意見がでました。
●相手に学ばせるには?
・参加意識と主体性をもたせる そのために
・ゴールイメージをもってもらう
・学んだことをどう活かすのか自分で考えてもらう
・注意をひきつける
・手を動かせる
・話し合いをさせる
・受講生の話を聞く
・話したことを承認する
・質問をする
・ロールプレイを入れる
・目的を見失わないよう意識付けを行う
・受講生のイメージできる領域に落とし込む
・1stステップ:気づかせる
2ndステップ:自分の言葉で表現できるレベルにする
3rdステップ:手、足、口の行動レベルにする
・学んだことがどう役立つか「ひもづけ」する
・「講師が教える場ではない」ことを、参加者に理解してもらう
・ファシリティー(環境)を整える
非常に良い意見が多くでてきましたね。勉強になります。
こうやって参加者から学べるところが、
「参加型セミナー」の良いところですね。
皆さん、どうもありがとうございました!
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