大学教授からお手紙をもらいました。
ある大学で教師研修のデザイン・運営を専門にされている
教授の方から、お手紙を頂戴しました。
拙著から多くの学びを得たという嬉しいお言葉を頂きました。
どうもありがとうございました!
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読者の方から頂戴したメール
●有限会社テクノプロ 代表 黒越さま
==ご本人の許可を得て掲載===
今回、初めてメールをされて頂きます 有限会社テクノプロ 代表 黒越と申すものです。
貴殿の著者、「教え上手になる!」が大変勉強になり、突然ながらメールさせて頂きました。
教える側に必要な知識が理論的に、そして分かりやすく書いてあり
大変勉強になりました。従業員指導の観点から、いろいろな指導者向けの本を読んで
きましたが、「おぉ〓、悟った〓!」感が一番強かったです。
最後に、大変ためになる本を執筆して頂いたことありがとうございました。
陰ながら応援しています。
=== ===
(黒越さん、どうもありがとうございました!)
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新入社員指導担当者向け研修を実施してきました。
◎新入社員指導担当者向け研修を実施してきました。
あるメーカーさんで「OJT担当者研修」を実施させて頂きました。
10月に配属された新入社員を、1年間マンツーマンで預かる
「職場指導員」と呼ばれる方々を対象にした研修です。
研修内容は、下記の通りです。
◎「OJT担当者向け:教え上手になる!研修」内容
≪10時スタート≫
1.イントロダクション (導入)
○研修への期待 ○参加者自己紹介 ○新人指導での課題
2.「教え上手」とは?
○「教え下手」 ○「教え上手」 ●「教え上手」のキーワード
≪昼食≫
≪13時〓≫
3.「教え上手」の考え方
○新入社員と信頼関係を築いていくには?
●「信頼の要素」 ●「4つのレベル」 ●「仕事マップ」
4.「教え上手」のノウハウ
○新入社員に学んでもらうために
●「学び上手」のPDCA
●ティーチング・コーチング・ラーニング ●「教え上手のティーチング」
5.ロールプレイ ◎新入社員役・指導担当役・オブザーバー役
6.クロージング (結び) ○学んだこと・気づいたこと
≪18時終了≫
◎参加者から出た意見
研修は「参加型」で盛り上がりました。
皆さん、色々ご苦労されているみたいですね。
研修の導入で、参加者が今回の研修に何を期待しているのかを聞きました。
●研修への期待
・自分の引き出し、スキルを増やしたい
・基本的なコミュニケーション
・10歳以上ちがう新人と話題が合わない
・やる気が見えないので教える気になれない
(自分のモチベーションも高まらない)
・「これで合っているのか」と思いながら指導。少しでも自信をつけたい
・新人が異性の場合の接し方(今回は、女性の新人)
・考えさせる場面と知識を与える場面、そのタイミング
・自分のやり方で正しいのかどうか
次に、現場での指導で困っていることを聞きました。
配属されて1ヶ月経っていますので、色々あるようです。
●指導で困っていること
・はじめての新人受け入れなので手探り
・同じ職場に新人が3名いる。それぞれをバランスよく育てたいが・・・
・新人が考えているとき、手助けしたほうがよいのか。考えさせた方がよいのか。
・新人が何が分からないかも分かっていない
・10歳以上離れているので、基本的なコミュニケーションが難しい
研修の本論では、「教え上手な指導者」を参加者自身にイメージしてもらうために、
今まで自分が教わってきた「教え下手」と「教え上手」の特徴を整理してもらいました。
●教え下手
・要点が絞られていない
・自分の視点でしかものをみられない
・「分からない」といっても、わかりやすく説明する工夫ができない
・専門用語が多い
・自分と同じレベルで話をする
・話が長い
・ダラダラ
・結論をなかなか言わない
・教わる側と教える側のイメージをあわせようとしない
・褒められない
●教え上手
・何故やるのかをきちんと説明できる
・レベルを合わせてくれる
・全体像をイメージさせてくれる 目的、意義を説明
・キーワードが残るような説明
・自分の言葉で
・区切って説明
・絵や喩えを使う
・親近感
・親身になって
・面倒見がよい
・聞きやすい雰囲気
・要点を絞って教えてくれる
●教え上手の共通項
・聞き上手
・親身になってくれる
・親しみやすい
・話す要点がまとまっていて分かりやすい
・兄貴、姉貴、親分肌
・ポイントがはっきりしている
・知識、経験が豊富
・教わる側の気持ちが理解できる人
・絵やたとえを用いて噛み砕いて説明できる人
参加者の経験を踏まえて、私共からも『相手本位』『信頼関係』『学習支援』
といった「教え上手のキーワード」をご紹介しました。
では、新入社員と信頼関係を築いていくためには、どうしたらよいのか。
そして、新入社員に上手に学んでもらうために、どうしたらよいのか、
参加者と確認しながら進めました。
●新人に学んでもらうために
・課題を与え考えてもらい、様子を見てサジェスチョンする
・質問をさせる 質問しやすい雰囲気を作る
・一方的に説明せず、質問して答えさせる
・質問されたら、逆に「キミはどう思う?」と質問して考えさせる
・やってみせて、やらせてみる
私共からも「教え上手のノウハウ」をお伝えした上で、
ロールプレイをしてもらいました。
職場指導員役、新入社員役、オブザーバー役。
今回は「教え上手のティーチング」という手法を用い、
実際に新入社員に説明してわからせるという練習をしてもらいました。
参加者にとっては、様々な気づきがあったようです。
(参加者の声は、アンケート結果をご参照下さい。)
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「新入社員指導担当者向け研修」アンケート結果
●アンケート結果
(入力後、ご紹介します。)
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ある研修会社さんの講師の方向けに研修を実施してきました。
ある研修会社さんからのご依頼で、
講師の方向けに「教え上手になる!」研修を実施してきました。
この会社さんでは、50名ほどの外部契約講師を抱えていらっしゃいます。
その講師の方々に対する「講師スキル向上研修」という位置づけでした。
皆さん、目が肥えた講師の方々ですから、緊張しましたが、
おかげさまでご評価頂けたようです。
研修の内容を、差しさわりの無い範囲でご紹介します。
まず、ご参加された講師の方々が、研修に期待されていたのは、次のようなことでした。
●研修への期待
・研修効果をより高めるような内容の作り方
・教え上手に必要なこと。
・気づきの促し方
・「動きの技術」とは?
・属性がバラバラな受講生の学習効果を高めるには?
・参加意欲が低い受講生をいかに引き込むか?
・理解するスピードがバラバラな受講生の学習効果を高めるには?
・参加意欲がバラバラ
・自身の研修スタイルの振り返り
・気づきを促すワークのヒント
・型を知りたい(節度を持った盛り上げ方)
・ディスカッションを円滑にすすめるためのコツ
・講師としてどう出てきた意見を集約していくか?
・ディスカッションのテーマ設定方法
・研修スタート時のアイスブレークの仕方
・学びの促し方(気づきの一歩先、日常の行動にどうつなげるか)
皆さん、講師の経験者ですので、現場で教える際に、
どんな工夫をされているのかを教えてもらいました。
●教える際の工夫
・頭の中で考えさせることで、発言したとみなす。
・落としどころを自分で言わずに、相手に言ってもらえるよう引き出す
・相手の発言に対して、言い換えたり、要約する
・自分から相手に近づく(会場に入ったら名簿を確認しながら全員と握手)
・自己開示
・かっこよく書いてあるプロフィールを読んで、「自分とは違う」と構えられてしまうが、
失敗体験などを話し、受講者との距離を縮める。
・変化をつけて集中力を高める(考えるところは考える、シェアするところはシェアする、など)
逆に苦労されているのは、次のようなことでした。
●教える際の苦労
・時間管理
・相手の反応がわからない
・年齢の高い方、表情が出にくい方の反応を読み取ること
・雰囲気をどう作っていけばよいか。みんながどういう状況なのかを汲み取ること、空気を読むこと。
・クライアントとのゴール設定(クライアントは欲張り!)
次に、「教え上手な講師」とは、どんな人かを話し合いました。
●教え上手な講師
質問を入れるタイミングがよい
言葉のキャッチボール
分かり易い言葉
視覚でわかるようにまとめる
経験による実感
教えるポイントが明確
理解度の確認
自分ごとの意識を高め、参加意欲を高めることができる
伝え方にストーリー性があって感情移入ができること
とにかくシンプルで目的意識がしっかりしていて、自分に酔ってない
受講生の可能性を信じている
すぐに答えを言わず、受講者に考える間、それを待てる人。
話し方がわかりやすい
イメージしやすいように話ができる。笑いがある
目的作業レベルの指示が明確
論理的
アドリブ
アグレッシブな印象
逆に、「教え下手な講師」は、こんな感じでした。
●教え下手な講師
・言行不一致
リーダシップの研修なのに、ナヨナヨしている
ロジカル研修なのに、感情的に話してる、など
・話し方がわかりにくい(内容含めて)
・受講者をみていない
・コンテンツと本人が矛盾
マナーの講師がミニスカート!
・受講者の意見を否定、批判する人
・フィードバックが的確じゃない
・講師の価値観を押し付けてしまう人
・いつも同じ人
いつも同じ内容、同じ話、同じジョーク・・・
ここまであがった「教え上手な講師」と「教え下手な講師」を比較した上で、
「教え上手な講師の共通項」を探しました。
「教え上手な講師」を、一言でいうと・・・
●教え上手な講師を、一言でいうと
挑戦 (受講生の可能性を信じて挑戦すること)
受講生の軸で考える人
準備をしっかりする人
人に興味がある人
相手への尊敬を持っている人
分かり易い
受講生主体
じぶんが伝える内容を講師がきちんと理解している
その場をよくしようとする努力をしている
プレゼンス(熱意一生懸命さ)がある
教える内容を好きである
いろんなことを捨てられる人 (言いたいこと、自意識、自我など・・・)
教育に対して100%の信念を持っている人
思考ぐせ (書いてあることだけじゃなく、自分の言葉で伝えられる)
的確である (質問されたことに対して、的を射た答え/話してる内容に筋が通ってる)
このあとは、ラーンウェルが考える「教え上手な講師の共通項」を、
参加者の皆さんにお伝えしました。
皆さん、「言われてみればその通り」といった感想を抱かれたようです。
次に、そもそも研修を何のために行うのか?という点を話し合いました。
●研修は_____のためにある。
この___に入る言葉は何かを、各講師に考えてもらいました。
受講者の成長
人生を豊かにする
参加者の問題解決
私にとって、自分の魂の成長
受講生の学び、気付きのため
自己実現のきっかけ
成長へのきっかけ
きっかけづくり
明るい未来
ラーンウェルが考える「研修を行う理由」については、この後お伝えしました。
セミナーの中で、参加者から「アイスブレークの効果的な方法が知りたい」という
質問が出たので、皆で考えてみました。
●アイスブレーク(参加者の緊張感を和らげる)方法
・動きまわる
・受講者同士に話をさせる
・全体への自己紹介は緊張感を高めるのでやらない
・ナインダーツ(IQの必要なゲーム)をする → 枠を超えましょう
・握手大会
・クラス全体での共通点探し
・ストレッチ
・ 「私は〓な人といわれると嬉しい」という自己紹介
・一ヶ月あったら何の休みをする?
・やたらと拍手する
また、参加者に気づきを与えるには?というテーマでも話し合いをしました。
●参加者に気づきを与えるには?
考えさせて書かせる。それを話し合う。というプロセス
簡単な言葉でいう
問題を提起するような問いかけ
キーワードを入れた問いかけ
答えを上げるのではなくヒントをあげる
体験させてから意味づける
出てきた素材の切り口を変える、一般化する
思うこととやってることのギャップに気づいてもらう
受講者同士で意見交換をしてもらう
言葉の使い方に気をつける
「どう思いますか?」
やったもらいたいことを促す
左脳・右脳で考えさせる
すぐには応えずに背景を聞く
やらせて考えさせて話し合わせて気づかせる
エクササイズ・ロールプレイ・検査・チェックシート・VTR・ビデオに撮ってみせる
最後に、「参加者が信頼感を抱く講師」という観点で話し合いをしました。
●参加者が信頼感を抱く講師とは?
自信がある
受講生の意見を尊重してくれる
講師自身がりかいしてるものとしてないもの
間違いを犯してしまったときはすぐに正す
質問に明確に
時間厳守(休憩
他人のせいにしない
礼儀正しい
かつぜつのよさ
第一印象のときにトークが円滑
嫌々ではなく愛が感じられる
清潔感
親しみ安い
体験談など引き出しが多い
生き方・あり方が伝わってくる
のびのびしている
外見、体調管理をs
話がわかりやすい
コンテンツの準備
学び続ける
相手を尊敬・尊重
話題、知識が豊富
人として素敵
笑顔
目を見てはなす
堂々としてる
その分野の実績がある
その人のあり方ビーイングと相手にこうなってほしいという信念が伝わる
参加者から信頼される講師を目指したいですね。
研修はおかげさまで盛り上がりました。
研修後の懇親会で参加者から、こんなことを言われました。
「私たちは、講師だから結構厳しい目で見てしまうんですけど、
今日はスムーズに参加できました。ヘンな突っ込みどころもなかったですし。
安心して学ぶことができました。」
こうおっしゃって頂けると嬉しいですね。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
企画してくださった講師育成担当の○さん、ありがとうございました!
研修を企画してくださった○さんから、後日こんなメールを頂戴しました。
===
ラーンウェル
関根様
お世話になっております。
先日は、「教え上手になる 〓参加型ワークショップ」の
実施、大変にありがとうございました。
参加された講師の皆さんのアンケートも拝見しましたが、
皆さん、大変に満足いただけたようで(他の講師への
お勧め度、15人中13人が最高評価の「5」でした)、
私としても大変に嬉しく思っております。
弊社社員からも、「社員は全員参加した方が良い」といった
意見もあり、是非、2回目以降の開催も相談させていただき
たいと思います。
また、早速ですが、セミナー中の発表内容を添付にまとめ
ましたので、よろしくご査収ください。
今後とも、何卒、よろしくお願いいたします。
簡単ではございますが、取り急ぎ、研修実施の御礼まで。
===
どうもありがとうございました!
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10月12日
書籍「教え上手になる!」は、
研修副教材としてのご利用も多いです。
どうもありがとうございます。
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東海大学教育研究所さんからのご依頼
東海大学教育研究所さんからのご依頼で
「教え上手になる!」研修を、教授、助教授、講師の方々を
対象に実施してきました。(2006年9月22日)
毎年1回行われている授業研究発表会の一環として、
外部講師である私の講演時間をとってくださいました。
最初は、
「教授や講師に対する講演」
ということで、ちょこっとプレッシャーがかかりました。
ご参加された若い講師の方や、ご年配の教授の方々の
今回の講演に対する期待は、次のようなものでした。
●今回の講演から「学びたいこと・得たいこと」
・教え上手、学ばせ上手とは?
・教え上手になるための秘訣
・教え上手、学ばせ上手になるための教え方、技法など
・学生が学び上手になるような授業のアイデアを得ること
・自ら進んで学生たちが積極的に学びの姿勢をみにつけるにはどうしたらよいか
・教え方について悪いところを改善できるような方向性を示してほしい
授業内で学生に対しての態度や考え方など
・「学ぶ」をどうとらえるかによって良いとされる「教える」方策は
全く変わるので、「教え上手」の根幹となる「学び」について知りたい
・有効な学びとは何か
・どのような集団に、どのような学びの機会を与えるのが有効か
・教える経験が不足しているので、教え方の知識を得たい
・等しく言える環境をどのように作るか
・どのような方法で皆の話をまとめるか
講演時間は、90分。しかもお昼を食べた直後ですから、
なかなか大変です。
大きな大学ということもあり、他の学部とは交流が少ないということから、
簡単な自己紹介をしたあと、グループ討議中心のセミナーにしました。
最初は、ちょっととまどいがちだった先生方も、徐々にのってきて
ディスカッションが盛り上がっていました。
あまりこういう話し合い(教え方の上手下手)をされる機会はないみたいですね。
アンケート結果は、下記の通りでした。(許可を得た方のみ掲載)
●今回の講演で「学んだこと・気づいたこと」
・資料1ページ目に記名欄
→記名することにより傍観者から参加者となる。
・関根さんによる講演方法、関根さんの資料からの講演内容
→二重講演 説得力があり有用性が伝わった
・相手本位 ・何気なく思っていることが再確認できた
・ある程度「教えること」を経験し、失敗することが必要であること
・教え上手になるコツは身近にあることに気づいた
・日ごろやっていることが整理された
・いくつかの理論を引き合いに出されたので調べてみたい
・学生たちに情報を伝えるのではなく、学生たちに情報が伝わるように
教えることが大切であるということ
・自分だけでは知らなかったことや新しい見方を1つの同じ問題の中から
発見できたのはプラスになりました。
・同じ分野の人だけでなく、他の立場の人や環境の人の話を聞く機会は
これからも持ちたいです。
・教え上手と教え下手は、裏表と思っていたので、片方を考えることで
十分と考えたが、整理するうえでは役立つプロセスとなった。
・ひとつのテーマについて考えて、ディスカッションしたりするケースで、
作業を細分化すると、スムーズに進むことに気づいた。
・教え上手の具体的な技法を学べたこと
・学び手側からのアプローチ(相対化)の重要性
・問題は目標と現実のギャップであるということ
したがって目標のないところに問題はない。
目標、理想がいかに大切かを再認識した。
●ご意見、ご感想
・細かい心遣いが見えて非常に分かりやすかったです。
・この話で、1日やって頂いてもよいかと思います。
・講義部分について企業の例を踏まえて詳しく知りたい。
・理論についてのリストが欲しい
・授業で活かせる
・新しい方向性が見えた
・学生に対する見方を意識的に変えられそうです。
・関根さんのお人柄によるところが大きいと思います。
声の大きさ、トーン、話し方で「この人の話を聞きたい!」
「セミナーが役に立ちそうだ!」という印象が変わってくると思いました。
・自分の至らなさの焦点を絞ることができた。
・他の先生方と学びを共有できた。
・疲労感のない気づきを得られることができた。
・講演、レクチャーの手順がよく分かった
・大変、構成が良く、テンポの良いレクチャーで非常に気持ちよく参加できた。
ご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
また企画してくださったY教授、Wさん、どうもありがとうございました。
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平積みにされていました!
9月9日〓10日に開催された
「セミナー開催ノウハウ講座:実践編」
の参加者の方が教えてくれました。
「関根さんの本、
吉祥寺の文教堂さんで、平積みになっていましたよ。
しかも目立つところに。」
文教堂さん、ありがとうございます!
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日経ビジネススクールで開催!「教え上手になる!OJT担当者研修」
7月24日に、日経ビジネススクールで、
「教え上手になる!OJT担当者研修」を実施してきました。
参加者は、25名ほど。
皆さんに熱心にご参加いただき、とてもやりがいがあり、
楽しいセミナーでした。
セミナーの内容は、以下の通りです。
(午前10時スタート、午後5時終了です。)
1.イントロダクション (導入)
○新人指導での課題 ○研修への期待 ○参加者自己紹介
2.「教え上手」とは?
○「教え下手」 ○「教え上手」 ○「教え上手」の共通項
3.「教え上手」の考え方
○新入社員と信頼関係を築いていくには?
●新入社員が持つ「2つの疑問」
●「4つのレベル」
●説明の必要性
○「仕事マップ」の作成
4.「教え上手」のノウハウ (何を・どうやって)
●新入社員に上手に学んでもらうために ●「学び上手」のPDCA
●PDCAに則った指導手法「ラーニング・フォーマット」
●ティーチング・コーチング・ラーニング
5.ロールプレイ ◎新入社員役・指導担当役・オブザーバー役
6.「教え上手」のノウハウ (誰に) ●対人スタイル ●学習スタイル
7.クロージング (結び) ○学んだこと・気づいたこと
進め方は、「参加型」で、
・個人で考える
・グループで討議する
・クラスで共有する
・ロールプレイの準備、実行を行う
・参加者同士でコメントしあう
といった感じで進めました。
皆さん、色々な「気づき」を得てくださったようです。
(一番下の「参加者の声」をご参照ください。)
これは、今回の研修のポイントでもあるのですが、
私自身、「人と人との関係」「教える」ということに関して
「絶対の正解」がある、とは思っていません。
人それぞれ様々な考え方、やり方があり、
それを尊重したいと思っています。
(もちろん、研修ですから、「モデル」は示しますが)
また、「OJT」「部下・後輩指導」に関しては、
私たち自身が受けてきた「OJT」を、相手に行うという傾向が強く出てきます。
だからこそ、「ヒントは、私たち自身の中にある」という考え方から、
今回の研修では、特に「自身の経験を整理する」ことに力をいれました。
実際の参加者の皆さんの反応はどうだったかというと・・・
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セミナー中に参加者から出た意見
皆さん、楽しんで参加してくださり、話し合いは盛り上がりました。
新入社員の指導育成、教え下手と教え上手の違い、教える際の工夫に関して、
様々な意見が出てきました。
●新入社員指導の課題
・考えて営業するということを学ばせたい
・OJTに入ると現場任せになってしまう
・OffJTの効果がOJTに入ると薄れてしまう。
・システムを現場で使いこなす方法を教えたい
・寝させない研修の方法
・アメとムチの使い分け
・本人は意欲があっても周りの先輩がそいでしまう
・相手の理解度をつかむ
・受けての意欲をどう高めるか
・「教える人」への教え方
・基本を軽んじて勝手にアレンジしてしまう
・打たれ強さを育てる方法
●研修への期待
・ラーニングオーガニゼーションを育てるためのヒント
・一方的でない教え方、あきさせない研修方法
・学習意欲、モチベーションアップにつながる研修方法
・OJT担当者を教育するためのスキルを学びたい
・自身の問題点を見極めて、それを解消したい
・自分の指導方法に自信がない。教えすぎていないか。厳しすぎないか。
しっかり理解してくれているのか。
・人の育て方
・教える側、教えられる側の共通認識の持たせ方。お互いをよりよく理解させる方法
●教え下手な人
・一方的
・目的意識をもたせない指導
・考えさせない(OJT担当者が答えを出してしまう)
・思いつきで話す
・顔をみない(目線を合わせない)
・話が面白くない
・結論がわからない
・相手が理解していないにも関わらず
どんどん先に進んでしまい、自分の役割が終ったと考えている人
・専門用語ばかり
・話に自信がない人
・感情的になったり無愛想であったり
・ほめること、叱ることができない人
・本質を教えられない
・根性論や古いやり方を押し付ける
・全体像を示さず、断片的な説明をする
●教え上手な人
・最初におおまかな概要
あとから細かな説明
・質問も受け付けてくれる
・相手の理解度を確認
・何のためにこの仕事を、という全体像を踏まえて教える人
・理解した内容を受けて側に言わせる
・人間関係を大切にする人
・ほめ上手
・例示、喩えで落とし込むのが上手い
・受け手の理解度をチェックするような質問を投げかける
・ポイントや順序をきちんと立てて説明できる
・伝えたい気持ちが外に出ている(声、視線、姿勢)
・教え下手の逆
●信頼関係を築くには
・コミュニケーションを深める場つくり(食事など)
・ギブ&テイク(教える側が威厳をもって教える)
・OJTの進捗状況 連絡を密にとる
・自分から心を開いて相手に話しかける
・相手を理解する(性格、能力、仕事の志向)
・とりあえず飲みはやめる
・雰囲気作り(あいさつ)
・話を聞くとき、しっかり時間をとる
・どんな話もさえぎらずに最後まで聞く
・本人のビジョンを聞いたうえで、会社のビジョン、ミッションとの共有用を図る
・お互いの目標を決め、役割を明確にする
・自己開示して自分を見せる(失敗談など)相手を安心させる
・全身全霊で話す
●新入社員に学んでもらうために
・成功したイメージを描かせ、そこに近づくための具体策を提示する
・「どうすれば上手くいく」「どうすればよかった」と質問して、本人から答えを引き出す
・ほめて自信をつけ、やらせる場を作ってあげる
・ヒアリング、アンケートなど事前に調べる(OffJT)
・分かりやすい資料の用意
・学ぶ楽しみを与えられるような事前講習とサポート作り(OffJT)
・やりがい、楽しみ、責任をもたせる
・課題、期日、目標をもたせる
・同行したときに、本人が何を学んだかを確認する
・本人のキャリアプラン、今後の希望を聞く
・ツール(マニュアル)を用意する
・何が分からないのかを考えさせる
●「仕事の与え方」で工夫していること
・これまでの仕事を振り返ってもらう(転職組)
・仕事の手本をまず見せる
・(数人いるという前提)お互いの情報共有、進捗状況を確認しながら進める
・他の仕事の優先順位を意識して期日を設ける
・相手のやる気と能力を見極めて、仕事を与える
・やってみたい仕事を本人から聞き、それをサポートする
・教える側がどういう人を育てたいのか、イメージを抱く
・期日を決める
・何のためにその仕事をするのか、メリットを示す
(参加者の皆さん、どうもありがとうございました!)
皆さん、色々工夫されていますね。
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