読者の方から頂戴したメール
いつもメール有難うございます。Sです。関根先生のファンです。
覚えていただいていれば光栄です。
今年も残りわずかとなりました。
関根先生のメールを読ませていただく限り、本当に充実していた1年でしたね。
セミナー活動、そして執筆活動、本当にお疲れ様でした。
先日お送りしたメールで『仕事の覚え方』の感想をお送りする予定でしたが、
すぐに読んだにも関わらず、感想を送れずにおりました。
何とか年内には、お伝えしたと思っておりましたので、
感じたことを僭越ながら綴らせていただきます。
(全体的な感想)
・1時間くらいで、じっくり読みできたので、爽快な読み味。
・構成もクドくなく、短編的に工夫されてまとられているため、整理ができた。
・整理できる理由は、随所に図やイラストがあり、イメージがしやすいから。
・関根先生の読者を思いやる書き方にすごく共感した。
(内容の感想)
・考え方、つまり見えないものをかたち(文書化)にしていただき、本当に有り難い
です。
・成長するには欠かせない要素が、この本に集約されている点に感謝です。
・まさにサラリーマン人生のバイブルです。
・サラリーマンとしてだけでなく、生きていくうえで本当に知っていて良かった、知
らないと損をするような考え方ですね。
次は、年末年始に『コミュニケーションのポイント』を読ませていただきます。
コミュニケーションの必要性は誰もが知っているもの。
それを、関根先生が紐解くか、本当に楽しみです。
これまでの2冊と違い、横書きにした意図はあるのか?
これまでの2冊とどのようにリンクしていくのか?
今回はどんな落としどころがあるか?
など気になるところはいっぱいです!
最後になりましたが、来年もまた宜しくお願い致します。
(Sさん、ありがとうございます!)
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はじめての方へ
2005年10月11日
0.はじめに
私、株式会社ラーンウェルの関根雅泰(せきねまさひろ)と申します。
以前、研修会社に所属していたとき、
「新入社員教育」を担当する人事部や教育担当の方と話をしていて、
疑問に感じていたことがあります。
人事、教育担当者の方からは、こんな言葉が良く出てきます。
《研修教育に関して》
「導入教育で、何か良いものを探している。」
「ビジネスマナーをやりたい。」
「●●合格のために、導入研修に力を入れている。」
《新入社員に対して》
「聞く態度がなっていない。親のしつけがなっていない!」
「採用の問題。」
「現場からは、本社で何を教育してんだ! と言われる。」
「確かに、そうですねー。」
うなづきながらも、疑問に感じている。
『導入教育でやるべきことは、何なのか?』
『何が、新入社員に求められるのか?』
『聞く態度がなっていないのは、新入社員のせいだけなのか?』
その疑問の答えを、この「情報共有」サイトを通して、
探していきたいと考えています。
1.「学ぶ力」とは?
組織に属していると、様々な人と出会います。
・人の意見を聞かない。
・自分の考えが絶対だと思っている。
・同じ失敗を何度も繰り返す。
・素直になれない。
・すぐ、感情的になる。
そんな人もいるかと思えば、
・人の話に謙虚に耳を傾け
・自分なりの判断基準を持ち、
・同じ失敗を繰り返さず、
・好奇心旺盛で、
・どんどん成長していく。
そんな人もいます。
新入社員でも、同じです。
素直で、謙虚で、前向き。
先輩達にもかわいがられ、どんどん学んでいく新入社員もいるかと思えば、
口ばかり達者で、かわいげがない。
学校の成績は良いのかもしれないが、人の気持ちが分からない新入社員、
結局、数年いると「自分には、もっとふさわしい場所がある」と辞めていく。
何が、違うのでしょうか?
どうして、そんな差が出てくるのでしょうか?
私は、その人たちの「学ぶ力」に差があるのでは、と考えています。
「学ぶ力」あるいは「学習能力」とは、その人の「学び方の上手さ・下手さ」です。
人の話を良く聞き、相手のやっていることをよく観て、「他人の経験」から学んでいける
学習能力が高い「学び方の上手い人」。
自分の行動をふり返り、同じ失敗を繰り返さず、「自分の経験」から学べる
学習能力が高い「学び方の上手い人」。
では、「学び方の上手い人」と「学び方の下手な人」の違いは、何なのか?
「学習能力」の高い新入社員と、そうでない新入社員の違いは、何なのか?
何が違うのでしょうか?
2.何故「学習能力」に差が出るのか?
「学習能力」を、その人の「学び方の上手さ・下手さ」と捉えると、
見えてくることがあります。
「学び方の上手さ・下手さ」の差は、次の2つに現れてきます。
「マインド」面と「スキル」面。
「学び方の上手い人」には、共通点があります。
●人の話を一生懸命に聞く態度
●経験から学ぼうとする姿勢
●素直で前向きな考え方
●多様な価値観を認める柔軟性
●周囲のもの全てから学ぼうとする貪欲さ
●旺盛な好奇心
ただ、これら「態度」「姿勢」「意欲」などは、
その人の「心」「考え方」「価値観」に、大きく左右されます。
これらは、その人の性格、もって生まれたもの、育った環境、などが
影響してくる部分かもしれません。
これらは、いわば「学びマインド」と呼ぶことができます。
これら「学びマインド」を、あとから身につけさせるのは、大変です。
人の心、考え方、価値観を変えることは、難しいからです。
研修でも「地獄の特訓」的な、短期的に効果がありそうなものもありますが、
1人の人間の「マインド」面を変えていくことは、かなり難しいことです。
「学び方の上手さ・下手さ」に見られるもう一つの面、
「スキル」面。
これは、「学び方の上手い人」がやっている具体的な「行動」に着目したものです。
・人の話を聞く傾聴
・相手から話を引き出す質問
・自分の考えを伝える情報発信 などなど
「学び方の上手い人」がやっていること、
これは、いわば「学び方における技術」「学びスキル」と呼ぶことができます。
これら「学びマインド」「学びスキル」の差が、
「学び方の上手さ・下手さ」の差、
つまり「学習能力」の差に現れてくるのでは、と考えています。
3.新入社員に求められる能力とは?
ここまで読んで頂ければ、私が何を言いたいのかは、お分かり頂けるかと思います。
「新入社員に求められる能力」とは?
ズバリ! 「学習能力」です。
・新しい環境で、どんどん学んでいける力
・周囲の人々から、どんどん吸収していける力
・日々の経験を活かし、どんどん成長していける力
「学習能力」を高め、「学び方の上手い人」になることが、新入社員には求められます。
ここで改めて考えてみたいと思います。
何故、新入社員に「学習能力」が求められるのか?
私たち「教育」担当者は、「与える」ことを考えがちです。
知識を与える。何かを教える。
それらの前提にあるのは「彼ら(新入社員)は、何も知らない」という考えです。
でも、本当にそうでしょうか?
また、今後の社会人生活の中で起こる、問題、難問、悩み、苦労、不安に対して、
全ての解決策を提供することはできません。
つまり、私たちに教えられることには、限りがあります。
また、本社スタッフであるが故の限界もあります。
新入社員にもっとも強い影響力を与えるのは、彼らが配属された先の
マネージャーを含む先輩社員です。
であるならば、彼ら自身が「学んでいける」能力を高めた方が、
彼らにとっては役に立ちます。
「学習能力」を身につけ「学び方の上手い人」になれば、
彼ら自身が考え、周囲から学び、成長していきます。
今の企業が求める「自ら考え、行動する」「自立・自律」型の人材に
近づけるということです。
ですから、新入社員に求められるのは、「学習能力」の向上です。
では、「学習能力」を高めるために、どうしたら良いのでしょうか?
4.新入社員の「学習能力」を高めるために
「学習能力の高い人」つまり「学び方の上手い人」のやっている「行動」。
彼らが具体的に何をやっているのか?
それがはっきりすれば、真似ることができます。
(この辺は、私たちにはなじみの言葉「コンピテンシー」と共通するかもしれませんね。
ただ、ここでは、「学習」に関する「コンピテンシー:行動特性」のみに着目しています。)
新入社員に、「学び方の上手い人」の行動を真似させることができれば、
彼らも「学び方の上手い人」になれる。
「行動」や「やり方」を真似ることで、「学習能力」を高める。
つまり、「型から入る」ということです。
外側の型(スキル)をしっかりやることで、内側の心(マインド)も磨かれる。
日本の武道や、伝統芸能の考え方と一緒です。
新入社員に「学び方の上手い人」「学習能力の高い人」の行動
「学びスキル」を真似させることにより、彼らの「学習能力」を高める。
では、「学び方の上手い人」「学習能力の高い人」のやっている
具体的な行動「学びスキル」とは、何なのでしょうか?
5.「学習能力の高い人」の行動
「学習能力の高い人」の行動、
「学びスキル」を、整理していくと、一つ見えてくることがあります。
それは、彼らが、いわゆる「PDCA」を回している、ということです。
「PDCA」
これも、私たちにとっては、なじみの言葉ですよね。
ビジネスの基本、マネジメントサイクル、品質管理の手法、等々、
様々な形で使われています。
Plan: 計画を立て、
Do: 実行し、
Check: ふり返り
Act: 改善行動を起こす。
「学び方の上手い人」「学習能力の高い人」は、
この「PDCA」を、上手く回していると考えられます。
【Plan】
彼らは、時間は有限の資源であると認識し、次の3つを実行しています。
●目標をもつ ●計画を立てる ●準備する
【Do】
彼らは、日常の生活の中で、以下のことを、効率的・効果的に行っています。
●聞く (傾聴する「聴く」と、質問する「訊く」共に上手に行っている。)
●観る (相手の行動を観察し、良い点は真似、悪い点は「反面教師」にする。)
●話す (口に出して、自分の考えを発信することで、
更に相手から情報を引き出している。)
●読む (あふれる情報の中から、有用な情報を読みとることができる。)
●やる (恥をかくことを恐れず、まずはやってみる。
体験することで、気づくことが多いことを、理解している。)
【Check】
彼らは、次の3つをすることで、自分の行動をふり返っています。
●立ち止まる (忙しい中、意識的に立ち止まる時間をとっている。)
●分析する (自分の行動が、うまくいったとすれば何故か、
失敗したとすれば何故か、その理由を深く考えている。
理由が分かることで、同じ失敗を繰り返さなくなり、
成功体験は意図的に繰り返すことができている。)
●書く (書くことで、自分自身の考えを整理し、情報発信もしている。)
【Act】
彼らは、次の2つを通して、改善行動をとっています。
●決める (自分なりの判断基準に照らし合わせ、優先順位付けを行う。)
●やる (決めたことはやる。)
「学び方の上手い人」「学習能力が高い人」がやっている行動「学びスキル」は、
こうやって、並べてみると、至極当たり前のことばかりです。
ただ、その「当たり前のこと」を「当たり前にできる」かが、
「学び方の上手い人・下手な人」の差であり、
それが、新入社員にとっても「学習能力」の差として、現れます。
「PDCA」という当たり前のことを、当たり前にやっているのが、
「学び方の上手い人」です。
当たり前のことであるからこそ、実践が難しい。
でも、それを実践しているのが、「学び方の上手い人」です。
やっている人が少ないからこそ、「学び方の上手い人」は目立ちます。
「学習能力の高い人」は、日々の業務、生活の中で、効果的・効率的に
「PDCA」を回しています。
投稿者: sekine 日時: 21:57 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
6.何故、新入社員に?
「学習能力の高い人」「学び方の上手い人」は、
「PDCAを回す」という行動をとっています。
これは、いわば「学び方における技術」、「学びスキル」です。
スキルとは「練習すれば上達する技術」と定義されます。
ですから「学びスキル」も練習すれば上達し、このスキルを駆使できれば、
「学習能力の高い人」「学び方の上手い人」になれます。
これら「PDCA」という「学びスキル」を実践させることにより、
「素直さ」「謙虚さ」といったマインド面、「学びマインド」を磨いていく。
このような「型から入る」研修方法として、
新入社員向け「学び上手になる!研修」があります。
新入社員に求められる「学習能力」を身につけさせるために、
Plan:目標の立て方、計画の仕方、準備の重要性
○「学習能力向上」手帳を基に、タイムマネジメントについても学びます。
Do:聞き方(傾聴と質問)観察の仕方、簡潔明瞭な話し方
○基本的、でも大切な「コミュニケーションスキル」を学びます。
Check:立ち止まる、分析する、書く、その効果的なやり方
○先輩ビジネスパーソンでも、しっかりできている人が少ない、Check(ふり返り)を
新入社員の内から身につけさせます。
Action:優先順位付け、行動計画の立案
○何から手をつけるべきかを明確にし、行動につなげる手法を身につけます。
「学習能力」向上を図るために、「PDCA」を、上手く回せるようにする。
つまり、このセミナーにより、分かっているようで、本当の意味で有効活用できていない
「PDCA」の効果的な使い方が身に付きます。
その結果、自ら学び、成長していく「学習能力の高い」新入社員が育っていきます。
「PDCA」「学び方」
いわゆる中堅社員以上になると、
「そんな基本的なこと今更」と反発を受けやすいテーマです。
だからこそ、新入社員のうちに、身につけさせたいのが、
「学びスキル:PDCA」です。
この「学びスキル:PDCA」を身につけさせる
教育プログラムが「学び上手になる!研修」です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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読者の方から頂戴したメール
●読者の方からのメール
===
関根様
「仕事の覚え方」、早く一人前になるための
書籍ということですが、
「先輩の机にあるものを観察する」という章などは
ちょっとドッキリさせられました。
あまりに書類が山積、散乱しており、
とうてい後輩の手本になるものではないので
年内、仕事を片付けましたら、
机の上を整頓して来年を向かえるぞと
心に誓いました。
気づかせてくださって関根さん、ありがとう
ございました〓!!!
恥ずかしながら、今更ですが「へえ〓」ってのが
ありました。(汗)
===
どうもありがとうございます!
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平積みされていました!
東京駅そば 丸善1階ビジネス書のコーナーで
「仕事の覚え方」が平積みにされていました! 出版社の営業の方、丸善ビジネス書担当の方、どうもありがとうございます!
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若手社員フォローアップ研修
◎若手社員フォローアップ研修
先日ある会社さんで、若手社員の方へのフォローアップ研修を
実施してきました。
「新卒の30%が、3年以内に辞める」
そんな状況の中、
ご参考になる点もあるかもしれませんので、
差しさわりの無い範囲で、ご紹介します。
=======================================================
●最近の若手社員(入社1〓3年目)の傾向
・仕事がおもしろくない
・「こんなはずじゃなかった」
・はじめて味わう挫折感
・自分の思い通りにならない
・後ろ向きのマインド
・要求は多い
・「会社は何もしてくれない」
・与えられることに慣れている
・謙虚に人の話が聞けない
・「これは自分には関係ない」と思うと、耳を閉じてしまう
=======================================================
そんな彼らに対する企画者側としては・・・
・今の時期「できない」から怒られる 仕事が嫌になる
できるようになれば楽しくなる
・仕事の全体像が見え、自分でコントロールすれば楽しくなる
それがわからない
・ここを辛抱すれば伸びる それだけの素質がある
・どんな状況、どんな相手からも学べるはず
・謙虚に自ら学ぶ重要性に気づかせたい
=======================================================
そこで、彼ら若手社員に対して
今までの社会人生活をふり返るフォローアップ研修として、
「学び方を学ぶ」研修を実施してきました。
=======================================================
●研修への期待
彼ら若手社員が、今回の研修に期待していたのは、
次の通りでした。
・モチベーション維持の仕方
・学んだことを効率よく吸収するワザ
・早くひとり立ちする方法
・仕事の目標の立て方
・自分が成長していくために必要なことを学びたい
=======================================================
●研修内容
1.イントロダクション (導入)
1)研修への期待
〓研修で「学びたいこと・得たいこと」をあげる
2.自身の成長
1)自身の課題
2)2つのモデル
〓自分の現在位置をモデルを通して確認する。
3.ラーニング・アビリティー(学ぶ力)の向上
〓自身の課題を克服し更なる成長を図るためにも、
周囲から上手に「学ぶ力」を身につける。
1)周囲にいる「学び上手」
2)学びマインド・スキル・エナジー
3)学びスキル
・聞く (傾聴練習)
〓傾聴の技術とその重要性を理解する。
・観る (観察練習)
〓良い点を真似、悪い点を反面教師にする方法を学ぶ。
・話す (説明練習)
〓簡潔明瞭に話すために必要な
「サンドイッチフォーマット」を習得する。
4)学び上手のPDCA
〓自身のモチベーションを維持し日々成長していくためにも
「PDCA」を自ら回す重要性とその具体的な実行方法を学ぶ。
・Check (ふり返り練習)
・Planの重要性
4.今後の目標設定
〓今後の自身の目標を明確にし
目標実現に向けての具体的な行動計画をたてる。
1)自身の目標設定
2)行動計画の作成
5.クロージング (結び)
〓今日1日の研修内容をふり返る。
=======================================================
●参加者から出た意見
参加者同士の話し合いの中で、
「自分は職場で、
学びマインド(素直さ・謙虚さ・前向きさ)
を発揮していない」
という言葉がでてきました。
そこで「学びマインド」の発揮度合いについて、
更に深堀して話し合ってもらいました。
何故、自分は
「素直に、謙虚に、前向きに、学ぶ」ことができていないのか?
参加者から出た意見は、次の通りでした。
・(先輩に対して)この人からは学べないと決め付けてしまっている。
・理路整然と説明してくれないから、納得できない。
・自分が大人になりきれていない。感情をコントロールできていない。
・仕事が忙しすぎて、自分に余裕が無い。
=======================================================
●研修で伝えたかったこと
彼らに対して、この研修で一番伝えたかったことは、
次のことです。
「周囲のせいにするな。自分で学べ。」
配属先、職場環境、上司・先輩との関係・・・
周りのせいにするのは、簡単です。
相手に求めすぎる人は、学べない。
自分で学びとろうというよりも、
人から与えてもらおうと考えている。
「それじゃー、だめだよ。自分で学びなさい。」
そのための方法論を教えます。
というのが、この研修で伝えたかったことです。
=======================================================
●アンケート結果(許可を得て抜粋)
彼ら若手社員が、今回の研修で得たことは何か?
○学んだこと・気づいたこと
・今の「学ぶ姿勢」を、「学びマインド」や「学びスキル」という
キーワードで見ると、低下していることがわかった。
モチベーションの低下は自覚していたが「学び上手」の構造を
説明して頂き、低下の理由が明確になったので、対策を立てる
材料をもらえた。
・大きな目標だけでなく、直近の小さな目標から設定し、
その目標を実現するために、PDCAをくり返すことで、
自分の成長を確認でき、自分をほめることができるようになる。
・自分で自分をほめないと誰もほめてくれない
毎日PDCAを回すことの大切さ
目標をいつもふり返る大切さ
・「学び上手」を意識してこれからの業務に取り組んでいきたい。
(仕事のスケジュールには、PDCAを意識する!)
(上司との対話には「聞き上手」「話し上手」を意識する!)
今後「できる後輩」に見習ってもらえるような上司になろうと思いました。
・「学ぶ」ということに対して分析されており、学び方の手法が
学べたことが一番大きかった。明日から実践したい。
・自分がどのような状況にいるのかを認識でき、これから「学ぶ」と
いうことを実践することによって、仕事のスキルアップを向上させる
だけでなく、将来的に自分が後輩を指導する立場になっても役立つ。
「聞き上手」はとても重要だと感じました。
・完璧な人(先輩)なんていない、
そんな人に腹を立てていたら自分が損をする。
相手に求めてばかりいると、自分が学べない。
以上2点を聞いて、今までの自分が恥ずかしくなりました。
・結局、自分には明確な目標が必要であることに尽きるのですが、
改めて感じることができました。
そうすればもっと素直に謙虚になれると思いました。
そのためにPDCAを自分の生活で活用する。
具体的なアプローチを学ぶことができて非常によかったです。
○ご意見・ご要望・ご感想
・日々の業務ではなかなかとれない「学ぶこと」を考える時間をもてた
・自分の悩みを解決するための方法を得ることができたと思います。
・同じ題材でも多くの人とディスカッションすることで、色んな意見、
考え方があることを再認識しました。
それをふまえてまずは「聞き上手」になろうと思います。
・大変参考になりました!学び方ということに対して考えを改めました。
・テンポの良い研修で、間延びすることなく、有意義な1日を過ごすことが
できました。ありがとうございました。
・「学び上手」になって、仕事の出来る人になりたいと思います。
どうもありがとうございます。
=======================================================
彼ら若手社員のモチベーション維持に少しでもつながれば幸いです。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
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読者の方から頂戴したメール
●読者の方から頂戴したメール
○S様
===
ご連絡遅れましたが、
今週発刊された「仕事の覚え方」を少し読ませていただきました。
と言っても、「はじめに」と「おわりに」だけですが・・・すみません。
基本的に、私の感じている思いがコトバとして、
まとめてあるような感覚を覚えました。不思議な感覚です。
なかなか感じていることを文字に表すことは難しいことです。
それがズバリ書かれているだけで、
本当にそう感じて良かった。そして、みんなに伝えたいと感じています。
昨日、オーラの泉という番組で、いじめについて取り上げられ、
「思いやり」について触れる場面がありました。
経験がなければ「思いやり」のココロが生まれないないと。
仕事も思いやりと一緒かもしれません。
自らが学んでいく姿勢「学ぶチカラ」、経験をしてはじめて知る「思いやるココロ」。
うちの姫も、そう感じることができる人間になってほしいと願います。
話が戻りますが、
「仕事の覚え方」をしっかり読んでからまたご連絡させていただきます。。。
そして、12日発売の
「営業で役立つコミュニケーションのポイント」も楽しみしております。。。
===
(Sさん、ありがとうございます!)
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参加者から後日頂戴したメール
●O様
関根様
セミナーに参加したOです。
研修の組み立て方に行き詰まっており、
水槽の中で一人ぐるぐる回っているような状況のときでしたので、
セミナーの中でP〓D〓C〓Aサイクルを回すことが出来ました。
まだまだ考えに考え抜いていないなぁ。行き詰まっている場合ではないと
明るい気持ちになりました。考えるヒントも頂き、大変感謝しております。
ありがとうございました。
一本軸の通った芯のあるセミナーに参加した
心地よさ、すっきり感を味わいました!!
HPのメールマガジンに申し込みました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
(Oさん、ありがとうございます!)
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「仕事の覚え方」発売日が決まりました!
●「仕事の覚え方」発売日が決まりました!
2冊目の本「早く一人前になるための仕事の覚え方」
(日本能率協会マネジメントセンター)の発売日が決まりました。
11月27日(月)全国の主要書店で発売されます。
11月20日(月)に、私の手元にも1冊とどきます。
楽しみです!
今回の本も、編集者の方と2人三脚で作ってきました。
編集の桑田さん、どうもありがとうございました!
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研修内容の現場実践
●研修内容の現場実践
新入社員の行動変容が期待できる良い研修であればあるほど、
現場配属後も、その行動が持続するような工夫が必要ですね。
「朱に染まれば赤くなる」
導入研修で、どれだけ良い事を学んでも、
そのとおりの内容が、現場では行われていないケースも多い。
その矛盾に負けず、新入社員が行動変容を持続するために
どうしたらよいのか。
研修によって、行動変容を促すきっかけを与える。
これが最初。
次に、起こした行動変容を持続させる。
そのためにも、忘れさせないこと。
そして、持続する意欲を継続させること。
ここで、現場と研修のギャップに対峙する必要がある。
マナーなんて出来ていない先輩、上司がいる中で、
自身のマナーをしっかり維持し続ける意欲。
現場の「朱」に染まらせないために、どうしたらよいのか。
考えがいのあるテーマですね。
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中堅社員向け「後輩指導研修」
○中堅社員むけ「後輩指導研修」
先日、ある会社さんで、中堅社員向け「後輩指導研修」を
担当させて頂きました。
参加者が今回の研修に期待していたのは、次のような点でした。
●研修への期待
・後輩はいないが後輩ができたときに教える立場として信頼されるようになりたい
・後輩指導をどのように行えば
・上手に教えるには
・ついついきつい口調になる どんな言い方をすればよいか
・年の離れた後輩との接し方
・年の上の人がついたとき
・上がきつめにガンガン言う人の場合、間の立場の自分はどう対応するか
・今時の若い子(縦社会の経験がない)への指導
・コミュニケーションのとり方
・後輩との接し方
・後輩からも学ぶ 教えることで学ぶ
・個人感情が支障になったときどう対応するか
では、そんな彼らが現場でどんなことを、どんなときに教えているのか、
「教える場面」を挙げてもらいました。
●教える場面
・担当客の引継ぎ
・お客様への説明の仕方
・商品を選ぶ際のポイント
・本社への報告の仕方
・お客様先のルール(伝票、納品)
・お客様との折衝、見積もり、交渉など
・仕入れメーカーの選び方
・トラブルの対応法
・指示する
・マナー(電話対応)
・段取り
・文書の書き方(お詫び文)
・専門知識
・外国人への説明
・お客様とのコミュニケーションのとり方
・ミスのフォロー
・社会通念
続けて、教える際の「苦労」と「工夫」
について話し合ってもらいました。
●教える際の苦労
・自分が考えていることと後輩が感じていることのギャップ
・教えるタイミング(教えようとすると「もう少し考えさせてください」という)
・性格が人それぞれ違う 日常のコミュニケーションでも苦労している
・相手が何を言っているのかわからない
・言っていることが理解されない
・やる気を起こさせるには
・アメとムチのさじ加減
・接待の方法
・何を悩んでいるのかわからない
・何故頼んだことをやらないのか、できないのかがわからない
・反応がない
・反発される
・ある程度の能力(説得力・ヒアリング力)がないと苦労する
・屁理屈を言われる
・こちらは噛み砕いて教えているつもりでも理解してくれない
・イメージや感覚的なものを伝えるときが難しい
・モノがないので説明が難しい
・やり方がいくつもある場合、どれがぴったりのものか
・聞きたがらない プライドが邪魔していて
・いまさら聞けないという雰囲気をもっている
・「知らない」ということをいえない
・自分の悪いところに気づいていない
・自分が出来ないことを教えないといけない
・教えるのに時間がない
・やる気が見えない
・同じ間違いを繰り返す
・上司、客の中傷になってしまう
●教える際の工夫
・短気にならない
・自ら考えさせるようにする
・ヒントは与えるが誘導はしない
・口だけでなく重要なことはメールで送る
・資料を作って説明する
・事前にお客様が言ってきそうな返答を用意してロープレを行う
・相手が何を聞いているのか 聞き上手になる
・同じレベルで物事を考える
・聞く耳をもってくれる状態のとき教える
(へこんでいるときなどは、素直に聞いてくれる)
・全部答えを言わずに考えさせる。あとで、どう考えて行動したのかを確認する。
・アメとムチ
・はっきり言う(だめなものはだめ)
・書類、メモを見せる
・質問をさせる
・冗談を交える
・一緒に作業をさせる
・作業を見させる
・実例を挙げる
・失敗させる そして知りたくさせる
・「教えてもらいたい?」と確認してから教える
・成功したときの喜びを実感させる。成功体験を積ませる
・言ったことは自分も必ず守る
皆さん、色々いい取り組みをされていますよね。
=====================================================
○教え下手と教え上手
ここからは「教え上手な指導者像」をイメージしやすくするために、
「教え下手」と「教え上手」に関して考えてもらいました。
●教え下手
・言っている意味がわからない
・こちらの言い分を聞かない
・途中でさえぎる
・専門用語を多用する
・言葉がわからない
・気分でものを言う
・説得力がない
・感情が表に出すぎ
・訊くタイミングが計れない
・イメージでものを言う人「あれ、やっといて」
・やる気をそぐ言い方をする人「そんなの分からないの」
・教え方に柔軟性が無い人
・全部自分でやってしまう人
・喋らない人
・冗談を言わない人
・理屈っぽい人
・一方的、高圧的な態度の人
・プライドを傷付けながら教える人「バカじゃないの」
・有言不実行
・話が長い 聞きたいこと以外を喋りだす
・話が短い つかめない
・説明に矛盾がある
・はったり、知ったかぶりをする人
●教え上手
・根気強い
・コミュニケーションがとれる
・全体像、流れを示してから仕事を説明する
・だめなときはその理由を説明してくれる
・できたときは褒めてくれる
・くり返して言ってくれる
・こちらの立場にたってくれる
・自分を認めてくれる
・こちらの言うことを受け止めてからアドバイスをする
・やらせてくれる
・だめなことはだめと言える
・尊敬できる、信頼できる
・こちらができないことを知っている
・出来ない自分の気持ちを分かってくれる
・コミュニケーションがとれる
・具体的、簡潔な説明ができる
・オーラが出ている
・滑舌がよい
・声が大きい
・褒めてくれる
・こちらの立場にたってくれる
・こちらの話を聞いてから、話してくれる
●教え上手の共通項
・信頼のおける人
・話の聞くのが上手い人
・感情的にならない人
・優しさを持ち合わせている人
・相手の立場になることができる人
・コミュニケーション能力が優れていて
経験、知識が豊富な人
・レベルに合わせて分かりやすい説明ができる人
・相手を認めることができる人
・簡潔にモノをいう人
・根気強い人
・はっきりとメリハリをもっていえる人
・プラス思考
・こちらの話を聞いて理解してから話が出来る人
・信頼性、実績があって相手の立場に立てる人
・苦労や努力をしてきている人
・コミュニケーション能力がある人
・質問した人の立場に立てる人
・感情的にならない人
教え上手を一言で言うと・・・
というテーマであがってきたのが、上記です。
私どもはこう考えるということで、ラーンウェルが考える
「教え上手のキーワード」を参加者にご紹介しました。
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○教える相手と信頼関係を築くために
人に何かを教える際に重要なのは、相手との信頼関係です。
では、相手と信頼関係を築くためにどうしたらよいのか。
参加者からは次のような意見があがってきました。
●教える相手と信頼関係を築くためにどうしたらよいのか
・コミュニケーションをとる
・相手の気持ちを考える
・相手を信頼する
・自分の不得意なものを隠さない
・共通の趣味をもつ
・責任をもつ
・押し付けない
・普段から会話のキャッチボールをしておく
・だめなものはだめ、いいものはいいと言う
・共通の問題に取り組む
・仕事以外のコミュニケーションを通して相手の性格を把握する
・嫌なことは上司が進んでやる
・部下にまかせきりにしない
・言ったことはやる
・約束は守る
教え上手は、相手が学ぶことを手助けする。
では、相手に上手に学んでもらうためにどうしたらよいのか。
参加者からは次の意見がでてきました。
●学んでもらうために
・興味を持たせる
・相手の立場でわかりやすく
・考えさせる
・問いかけて「私がやります!」と自主的に動くよう仕掛ける
・短気にならない
・選択肢を与えて理由付けまで考えさせる
・雰囲気を味わってもらってから(同行)
・自分でやってみせる
・実例をあげる
・現場で自分の目、身体で確認させる
・テーマを決め考えさせてよければ実行させる
・ホウレンソウはしっかりさせる
・信頼関係をまず築く
・謙虚な雰囲気作り
・自分が成功しているところを見せて、何故成功したかを考えさせる
・一緒に行動してもらって、肌で感じさせる
・後輩に意見を求める
・まず自分のほうで整理する
・自分でやらせる
・考えさせる
・一緒にやる
・おだてる、怒る
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○中堅社員向け「後輩指導研修」アンケート結果 (許可を得て抜粋)
●学んだこと・気づいたこと
・自分では相手のレベルに合わせて説明を行っていたつもりだったが、
同じ質問を何度もされ、ずいぶん理解度がないと思っていたが、
それは自分が「相手本位」で接すること、説明の前後に質問をいれ
わかっていなければ反復させ、分かるまで確認していなかったことが
原因だったんだなと気づきました。
・レベルに合わせてティーチング、コーチングを使い分ける
・相手の立場になって接すること
・今までは相手の理解度を確認していなかった。
・ロープレで後輩の立場にたつと、説明は簡単にしてもらわないと
分からないということに気づいた。
・まず相手のレベルを知る
・伝える側の情報整理の重要性
・後輩に質問してあげることがいかに大切かということ
・「仕事マップ」の考え方は、自分の頭の整理のためにも
大変役に立つと思う。当然、後輩指導にあたっても。
・教え上手は、相手本位。
・自分のレベルではなく、後輩のレベルに合った指導をしてあげ、
自分自身が後輩になったつもりで行う。
・相手の立場にたって物事を考えること
・話をするときはゆっくり話し、専門用語を使わない
・人に教える難しさに改めて気づいた
・話を聞く重要性
・報告させること、報告させることで後輩に自発的に気づいてもらえる
また指導がスムーズにできる
・ロープレをやって気づいたが、質問中心でいこうとしても、
スイッチが入ると、説明に終始してしまう。
これでは、後輩が聞きにこないわけだ。
●ご意見・ご感想
・大変役に立ちました!ありがとうございました!
・また受講したい。
・後輩との信頼関係を築く際に役立つ。
・大変わかりやすく、講師の方も我々の立場になって接していただけた。
・後輩をはじめてもったので、このような研修を望んでいた。
今後に役立てたい
・学びや気づきが多かった
・この対話の方法は「教え」の場以外でも役立つと思う。
・非常に明快でした。
・不安の解消になった。
・実際に後輩が入ってきているので、すぐに対応しなければならない。
タイミングが良かった。
・管理職に受けて欲しい
・自分自身大変ためになりました。
・自分の課題になっているところが大きくでているのが分かった
・とりあえず苦手な相手でも真っ向から対処したいという気持ちがでてきた。
・おもしろおかしくためになった。自分のスキルもアップしたような・・・
・内容が身近なので、実践できると思う。
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ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました!
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