2012年冬 中原ゼミ 英語文献 「Socialization」
2012年冬学期の中原ゼミでは、
The Oxford Handbook of Organizational Socialization 2012
オックスフォード ハンドブック 「組織社会化」
を読んでいます。
私が今回担当したのは、Saks & Gruman (2012)
Getting Newcomers On Board: A Review of Socialization Practices
and Introduction to Socialization Resource Theory
文献を訳したレジュメはこちら↓
レジュメを見る
さし障りのない範囲で、ゼミでの議論の様子↓
・組織社会化は会社研究が中心だが、大学の初年次教育にも応用できるのでは。
必殺ドメインずらし
・大学には「不本意入学」の問題がある。いかに大学を好きになってもらうか。
例)某大学では、学生が授業の一環として先輩学生にインタビューを行う
・大学では所属意識は大学よりも学部。
例)某学部では、ツイッターでつながりを作り、学生を孤立させないようにしている。
授業を休むと、先生が連絡を入れてくる。
・SRTの17次元は、尺度として使えそう。
ランダムサンプリングした大学生に対する調査で使えるかも。
(ザーッと読んだ内容の紹介 ↓)
https://www.learn-well.com/blog/2012/09/the_oxford_handbook_of_organiz.html
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大学院 夏合宿 2012 「源流を探る」
2012年9月10日(月)~12日(水)東大大学院
中原研の夏合宿に参加しました。
今年のテーマは「源流を探る」です。
私は「組織」の源流を探るというテーマにしました。
組織論の源流として、C.バーナードの定義を主軸に、
バーナード以前として、テーラー、ファヨール、ウェーバー、メイヨーを。
バーナード以降として、サイモン、マーチ、ワイクの論を取り上げました。
(関根のレジュメ ↓
PDFファイルを開く )
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青学 集中講義「海外勤務研究」
2012年9月9日(日)午前9時~午後4時
中原先生の青学での集中講義「海外勤務研究」に参加しました。
論文メモと授業の様子を、さし障りのない範囲で共有します。
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青学 集中講義「組織社会化論」
2012年9月2日(日)13時30分~15時30分
青山学院大学大学院で開催された中原先生の集中講義
「組織行動論」に参加してきました。
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/06/post_1859.html
私は「組織社会化論」の下記文献を担当し、発表しました。
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2012年夏「経営学習論」(5)越境学習
授業の最後は、組織の境界を越える「越境学習」がテーマです。
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2012年夏「経営学習論」(4)海外赴任
海外勤務に関する文献です。これから熱くなってきそうなテーマです。
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2012年夏「経営学習論」(3)職場学習
ここ2週間は「職場学習」に関する文献でした。 面白いです。
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2012年夏「経営学習論」(2)経験学習
●2012年5月23日(水)14時50分~16時20分
Kolb, A. Y. & Kolb, D. A.(2009) Experiential learning theory : A Dinamic holistic approach to management learning, education and development. Armstrong, S. J. & Fukami, C. V.(eds) The SAGE handbook of management learning, education and development pp42-68 SAGE.
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・「経験」は、ニュートラルなイメージで語られている
個体 ⇔ 環境(ヒト、ツール)フィードバックが返ってくる
Interactionist J.Dewey J.Piaget
・Dewey 相互作用、連続性の原理
生活⇔学習 日常と学校のかい離(記号の丸暗記となっている)
実験学習
・D.Kolbは、Deweyの考え方をビジネスの世界に分かりやすく伝えた
ビジネスの世界では、経験=苦難(受苦)と捉えている
タフなことから学べ
・Kolbの貢献は、単純な循環モデルとして表現した点
・経験→内省(Watch)→概念化→試行
Deweyは内省を、Reflective thinking(反省的思考)と呼んだ。
同じことだけど。
・80年代 経験学習がブームになった
Kolbは「スタイル論(学習方略論)」をやりたかった
経験からの学び方が人それぞれ違う。
LSIはあてにならないという批判も多い。
・90年代 資質論 経験から学べる個人の資質があるのでは。
挑戦性、達成動機、柔軟性等。
スプライザー、楠見、松尾等の研究。
・これらはいわば「個」分析単位(Unit of Analysis)がIndividual
・2000年代 実施亜は社会的関係に経験学習は影響されているのでは
Group(集団)Organization(組織)レベル
・ELTに対する批判:社会的関係を考慮していない
・議論は、A or B
対話は、Aの意味、Bの意味を率直に話すことで、A' B'に変わる。
・対話 経験→内省 他者に語ることで、内省が駆動する
・「組織学習」1960~1970年代
知識創造→共有→制度化→棄却
アメリカはJob descriptionで動いているので、引き継ぎがない。
組織学習は、日本では当たり前なので、流行らない。
・ELTは、PDCAと一緒。新鮮味がない。
・なんでもELTにあてはめようとする。ビジネスより。
Kolbは理論家ではない。
・1970年代 Management Education:ビジネススクール、T&D研修
カリキュラムの体系化、知識の付与重視
・その後、Management Development 知識ではなく経験で開発される
・その後、Management Learning
・教育の振り子 知識⇔経験 背後にある政治性を見るべき
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●5月30日(水)は、仕事の関係で欠席。
McCall, M.(1988)Developing executives through work experience. Human resource planning. Vol.11 No.1 pp39-49
1980年代 Experience(Hardship on business)
Strategy alignment(戦略との同期性)
Reflection
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2012年夏「経営学習論」(1)組織社会化
2012年夏学期は、中原先生の「経営学習論」の授業をとっています。
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/03/post_1842.html
さし障りのない範囲で、授業の内容をシェアします。
●2012年4月25日(水)14時50分~16時20分
第一回目は、私が文献発表担当でしたので、
あとに続く人のハードルを上げるために、迷惑なくらい気合をいれました。
Ashforth, B. E., Sluss, D. M. and Harrison, S. H.(2007)
Socialization in organizational context.
レジュメはこちら ↓
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海外赴任者に対するメンタリングの効果(文献訳)
中原ゼミ(2012年夏学期)で担当した英語文献です。
「Mentoring across global boundaries:
an empirical examination of home- and host-country mentors on expatriate career outcomes
国境を越えたメンタリング:
海外キャリア結果における出身国と赴任国メンターによる影響の実証研究」
ご興味のある方は↓
日本語レジュメを見る
この論文は、Mezias & Scandura(2005)
「A needs-driven approach to expatriate adjustment and career development:
a maltiple mentoring perspective」で提示された10個の仮説を理論基盤として、
量的調査を行っています。
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