新入社員は「学校教育」と「企業教育」のちょうど中間点にいます。
「学校教育」では、主に「受身」で学ぶやり方になじんでいます。
先生の話を聞いて、ノートにとる。大切なことを暗記して、テストでよい点をとる。
それが評価される世界に住んでいました。
「企業教育」では、「積極的」「能動的」に自ら学ぶことが求められます。
ただ、大多数の新入社員は「自ら学ぶ」というやり方になれていません。
学校教育の延長線上で、
「答えを教えてもらう」「他人が世話をやいてくれる」ことを期待している人も多くいます。
しかし、この「変化の時代」企業に求められるのは「自ら学び成長していける」人材です。
このような人材は、いわば自ら考え行動できる「自律・自立型」人材であるといえます。
そして「自ら考え行動できる」「自ら学び成長できる」学び上手な人材が増えれば、
日本という国はもっと良くなっていくと、私は思っています。
更に、新入社員を指導するのは、組織の先輩社員たちです。
彼・彼女らの多くは、初めて人に教える、人を育てる経験をします。
この時に、「教え上手」になることが出来れば、
その後、彼・彼女らが、組織の中堅社員となり、多くの後輩の面倒を見ていく際や、
マネジャーになって、部下育成をする際にも、役立ちます。
逆に、最初の新入社員育成に失敗したり、挫折感を味わったりすると、
人に教える、人を育てることに、不安や怖さを抱くようになってしまうかもしれません。
だからこそ、新入社員の面倒を見る先輩社員には、
「教え上手」になってもらえるよう、全力で支援をしています。
私には、子供が4人います。
大分県出身の妻とは、「子供たちを、自然豊かな環境で育てたいね」
という話を常にしてきました。
最初の子(長女)が、小学校に入るまでに、移住先を決めようと、
3年ぐらいかけて、候補地を探してきました。
(当時の様子:田舎起業倶楽部)
2009年3月、ご縁があって、埼玉県比企郡ときがわ町に移住してきました。
(当時の様子:ときがわ町移住記)
とても良い町で大好きなので、地域の為に何かできないかと、
ときがわカンパニー合同会社を始めました。
研究開発R&D事業の所でも書いていますが、
「比企起業塾」というミニ起業家育成の仕事をしています。
ミニ起業家は、まさに「学び上手」でないと、食べていけません。
お客様、周囲の先輩起業家、書籍、自分の経験等から、
どんどん学び成長していかないと、事業を継続できません。
まず、新しいお客様が獲得できなくなり、既存のお客様も離れていってしまうのです。
地域でも、学び上手なミニ起業家を増やせるよう、力を注いでいきます。
「学び上・教え上手を増やす!」「日本の教育を変える」などと
偉そうなことを言っていても、
足元をおろそかにしているようでは意味がありません。
私にとっての足元とは、「家族」です。
自分にとって、一番身近な家族を幸せにできないようで、
大きな夢ばかり語っていても仕方ありません。
目線は高く、足元固く。
ですから、私にとって
「学び上手・教え上手を増やす」「日本の教育を変える」「家族を幸せにする」は、
それぞれ大事な夢であり、
ラーンウェルが存在する意義(Mission)であり、目指すべき姿(Vision)であります。
最後まで読んで下さりありがとうございました。