06年12月14日に、日経ビジネススクール主催
「2007年の経営戦略を読む」(武藤泰明 早稲田大学教授)
に参加してきました。
講演の中で、人材開発に関してどんな話が出たのかを
私の理解の範囲で、ご紹介します。
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●人材育成の復権
・仕事の面白さと将来の能力向上を目指す人材は、
賃金は安くても「×1以上の能力」を必要とする仕事がある会社を選ぶ。
(「×1の能力」しか必要としない賃金の高い会社よりも)
・「ここにいれば成長できる」と思わせられれば、人材を引き止められる。
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●即戦力と基準外人材
・新卒や中途など「即戦力」は、労働需給に余裕がなくなると
採用コストが上昇する。
・フリーターなど「基準外人材」は、比較的ラクに採用できる。
育成期間を短く出来れば、利益貢献の早期化を期待できる。
・多くの企業は、新卒か1社以上の経験がある中途を採用する。
・企業における基準「外」の人材である「大卒フリーター」を採用していない。
・「高学歴の非正規就労者」が、毎年20万人増加している。
・定員未充足大学では、大学の「基準外人材」を入学させている可能性もある。
・大卒者の質の問題もある。
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●採用と育成
・採用コストは、採れなくなればなるほど、幾何級数的に増加する。
・採用コストが急増する場合は、育成コストのほうが割安になる。
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「人材育成の復権」
人材育成に携わるものにとって、勇気が出る話でした。
武藤教授の話は、非常に勉強になったので、
定点観測的に、毎年参加しようと思っています。
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