●新人指導は、若手がメインで、ベテランがサブ。
2月20日の日経産業新聞に、三世代で技能伝承の取り組みをしている
自動車用プレス金型大手の富士テクニカの事例が出ていました。
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富士テクニカは、一人の若手技術者が新入社員数人を
一年間専任で指導する仕組みを約四十年前に導入した。
(若手技術者は)この一年は通常業務を離れ指導に徹する。
河崎功生産本部副本部長は「毎年技量と人格から教えるに値する
入社七―十年目の若手技術者を抜てきする。教えることも勉強のうち」と話す。
(新人である)安田さんは「顧客企業に出向いて金型取り付けの最終調整が
できるようになりたい」と夢を膨らませ、(指導担当の)芦沢さんは
「教えることで自分の技能を見直せた」と自らを振り返る。
(二人を見守る50代のベテラン)満永さんは
「芦沢さんが指導を通じて一人前になってくれるのは楽しい」と目を細める。
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新入社員の指導を、1年間専任で行う20代の若手技術者。
若手技術者の指導振りを見守り、時折手を貸す50代のベテラン技術者。
40年以上続いているというこの制度。
技能伝承の一つの解決策を示しているのかもしれませんね。
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