学び上手が世界を変える!

2.「学ぶ力」とは?

●学び上手が世界を変える!
少し大げさな言い方かもしれませんが、私自身は「学び上手」が増えれば、
世界はもっと良くなっていくと思っています。
学び上手は一言でいうと「自ら考え行動できる人」です。
言われたことだけやる指示待ちの人間ではありません。
少し単純化した言い方ですが、日本では戦後から20世紀後半まで、
ほぼ正しい答えややり方があり、それに従えばよかった時代がありました。
しかし、21世紀の現在はどうでしょうか。正しい答えややり方がない、
先が読みづらい時代になっているのではないでしょうか。
アルビン・トフラー教授が「第三の波」で表現したように
激しい変化が常態化しているのが、今という時代ではないでしょうか。
そんな時代に生きている私達にとって、必要なのは何なのか?
私は「学ぶ力」だと思っています。変化が激しい時代だからこそ、
変化から学び成長していくことが必要だと考えています。
私には娘が二人います。彼女達はこれから様々な問題に直面し
壁にぶち当たり、挫折も経験することでしょう。
それらに対して、親である私が全てに手を貸すことはできませんし、
する必要もないでしょう。
なぜなら、彼女達は自分で生きていかないといけないからです。
自分で解決できなかったことは、必ずあとでまた自分に降りかかってきます。
だからこそ彼女達には「学ぶ力」を持ってほしいと願っています。
これからの時代は、決められたレールにそって
人生を歩めばよいというものではありませんし、
決められた物事をこなしていく時代ではないでしょう。
自ら考え行動する力が更に求められます。
福沢諭吉は「学問のすすめ」(檜谷昭彦訳)のなかで、
「学問とはつまるところ、この判断力(選択する力)
を養うことにある」と述べています。
自ら考え判断する力を養う、それが学ぶことの意義なのです。
「学び上手」は変化に対応でき、変化から上手に学ぶことができます。
そんな「学び上手」が増えればこれからの世界は
もっと良くなると私は信じています。
私自身「学び上手になる」ために、
「自分になる」ために日々学んでいきます。

投稿者:関根雅泰

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