●教育担当 志願制に
日経産業新聞の記事です。
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アサヒビール、営業部門、教育担当、志願制に――新人指導内容に指針。
アサヒビールは営業部門に配属する新入社員の先生役を、
社内で公募する仕組みを導入した。
これまでは配属先の各営業拠点でそれぞれ決めていたが、
志願する社員に任せた方が研修の効果が高まると判断した。
また、従来は先生役に任せきりにしていた指導内容に指針を設け、
新人が習得するノウハウにばらつきが出るのを防ぐ。
今月末に新入社員全体での研修を終え、五月一日に営業の新人を
全国の営業拠点に仮配属する。新人は九月の本配属まで、
「ブラザー」「シスター」と呼ぶ先輩から営業に必要な知識を学ぶ。
従来は先生役を決める基準がなく、ふさわしい人物が担当するとは
限らなかった。指導内容を逐次報告する仕組みを導入することもあり、
負担をいとわない人材を集めることにした。
今年は営業の新入社員四十八人に対し、約八十人が応募。
志望動機や上司の推薦文などから担当者を決めた。
「後輩を教育することで自らも成長したい」といった
志望理由が多かったという。
先生役は三十一項目で構成するガイドラインをもとに新人指導の計画書を作成、
それに従い指導する。
指針には「電話の対応」といった基本的なことのほか、「販促品の手配」
などの営業技術や、「消費者動向に気を配る」など意識向上を促す内容も盛り込んだ。
また、新入社員が作成する営業日誌にアドバイスなどのコメントを
毎日記入する。月に一度は担当する新人の課題をまとめたリポートを作成する。
計画と結果を照らし合わせ、本配属後の担当上司が助言する際に
役立てられるようにする。
最近は先生役によって、新人の知識やスキルが偏ることが増えていた。
育成方法に指針を設けて標準化することで、先生役も何を教えるべきかを
確認できるようにした。
2007/04/27, 日経産業新聞, 27ページ,
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新入社員指導制度の模範となりそうですね。
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・誰が
・何を
・どうやって教えるのか
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「人がいないから・・・」40代が、新人を教える
「とりあえずあいつに・・・」2年目社員が、新人を教える
「面倒くさい、仕事が増える」誰も、新人を教えたがらない
教える内容、教え方も、人によってバラバラ。
教え方が上手い人の下にいった新人はぐんぐん伸びる。
教え方が下手な人の下にいった新人は潰される。
アサヒビールさんの取り組みに、期待したいです。
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