日経新聞に出ていた記事です。
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「仕事と人生の師」のはずが…現実はただの教育係、メンター制度活用に戸惑い
-秋入社の社員が職場に目立つ今、入社した彼らが早々と職場に見切りをつけて
離職するのを防ぐため、メンターを決めて彼らを迎える企業が増えている。
メンターはギリシャ神話の老賢人「メントル」を語源とし、仕事面だけでなく、
人生の師になる人との意味も持つ。
しかし現実には教育係と区別のない会社が多いようだ。
-日本メンター協会の大澤邦雄会長は、元来メンターには
「仕事面をサポートするキャリア的機能と、人生の相談相手となるような
心理・社会的機能が求められる」と解説する。
-メンターを有効なものとするため、日本メンター協会は
「メンターとメンティー(指導を受ける側)の信頼関係の構築が第一」と強調する。
(2007/10/24, 日本経済新聞 夕刊, 15ページ)
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弊社研修「教え上手になる!(仕事の教え方)」は、
「メンター」というより「教育係」という側面での
若手社員との接し方に焦点を当てています。
今回の記事で、強調されている
「メンターとメンティー(指導を受ける側)の信頼関係の構築が第一」
というのは、「教え方の上手い人」にも通じます。
教え方の上手い人は、教える相手と上手に信頼関係を築いているのです。
相手に、
「この人が言うことだったら聞いてみよう」
と思わせているので、教えることがスムーズに進むのです。
では、どうしたら教える相手との間に、
信頼関係を築くことができるのでしょうか。
次の「3つの要素」を満たすことで、
相手との間に信頼関係を築くことができます。
・共通点
・姿勢
・能力
詳細は、研修や拙著「頭がいい人、仕事ができる人の学び方」に譲りますが、
これらの要素を相手に示すことで、相手との間に信頼関係を築くことができるのです。
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