地元寄居の中学校での「進路指導・キャリア教育研究協議会」に参加しました。

子供の教育

地元の小学校6年生と、中学校3年生に対して、キャリア教育の
お手伝いをした関係で、「進路指導・キャリア教育研究協議会」に
参加させて頂けることになりました。

中学校での公開授業の見学と、その後の先生方による発表会に参加しました。
公開授業では、
中学1年生が、「あこがれの職業について調べよう」というテーマで、
生徒が、漫画家など自分がなりたい職業の方にインタビューをした様子を
発表していました。
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中学2年生は、「地域貢献ボランティア」(総合学習の時間)
・駅の階段でのガムはがし 
・荒川でのごみ拾い
・歩道橋の掃除 などについて、発表していました。
発表では、パワーポイントを使ったり、
黒板にA4の紙を貼り、先生がそれをカメラで撮影しながら、プレゼンしたりしていました。
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中学3年生は、「進路の最終決定をしよう!」というテーマで、
高校を中退した先輩の話を聴いて、自分の意見を発表する授業をしていました。
自分で考えて、意見を書きだし、発表するという授業形式でした。
生徒同士の話し合いというよりも、先生から指名された生徒が答えるという形です。
(情報を与えた上で、自分で考えさせるというのは、いいですね。)
公開授業が終わった後は、先生方が集まって「全体会」が行われました。
教育事務所、教育委員会、進路指導研究会といったところの「主事」と
呼ばれる方々を、「指導者」とし、
研究委嘱された中学校側が、約1年間の活動を発表するというものでした。
(こういうものも、学校部外者には新鮮ですね。)
学校側の研究発表の際に、興味深い点がありました。
進路アンケートをとってみると、中1~3までの多くが
「自己有用感」が低いという結果が出たそうです。
「自己有用感」という項目では、下記質問をしたそうです。
・自分の性格を気に入っている
・クラスの友達から自分は頼りにされていると思う
・先生に信頼されていると思う
・私の気持ちをわかってくれる人が多い
これらの質問に対する答えが、他の質問に比べると著しく低かったそうです。
学校側では、これらの課題を克服するために、
学級経営と学校行事に対する取り組みを充実させたり、
生徒個人に自身を見つめなおす「自己評価カード」を実施したりしたそうです。
(これらの「変容」の度合いが、学校教育では重要なようですね。)
先生方の発表の後、私も一般からの参加として「感想」を求められました。
そこで、
・今回のキャリア教育ボランティアに関わるきっかけ
・キャリア講演では、どんな話をしたのか
・全体を通じての感想 について述べました。
「学校に関わりたいと思っている地域住民は多い。
 関わりやすくするためにも、学校側からの働きかけや情報発信は、今後も続けてほしい。
 地域側も積極的に、学校に関わっていきたい。」 という旨を伝えました。
最後に、教育事務所の方が「指導講評」をされたのですが、
その方の声と話し方を聞いて「あれ、何か聞き覚えがあるぞ」と思いました。
なんと!20年前に、私が行っていた中学校の音楽の先生でした。
 
終了後、その先生に挨拶に伺ったところ、20年前の中学校の話で盛り上がりました。
 
今回の公開授業そして、研究発表会に参加して学ぶことは多かったです。
これからも微力ながら、学校には関わっていきたいと思っています。
 
(H先生、ありがとうございました!)

投稿者:関根雅泰

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