日経産業新聞の記事です。
=====================================================================
「出前講義」は“一石三鳥”――京王プラザ、第一線社員持ち回り。
学生にPR 早期離職防止 人材育成効果も
今年の就職戦線はバブル期並みといわれる「売り手市場」。
有能な人材を一人でも多く獲得しようと、大学に社員を送り込み
「出前講義」を開設する企業が出始めた。
講義を通じ学生に自社を売り込むだけでなく、業界事情も知ってもらい
採用後の離職防止に役立てる。
さらに講義終了後に会社に戻った社員は、大学での経験を後進指導に生かす。
一石三鳥の出前講義のメリットを探った。
出前講義をこなすことで社員側も向上する。
講師に指名されると、学生に興味を持たせる方法や仕事内容の説明の仕方に悩む。
これがかえって、社員にとって「自分の仕事を見つめ直す好機になる」(近藤部長)。
社内の人材育成にもつながる。
近藤部長は「講師を務めれば自分の後輩や部下に仕事のやり方をどう説明し、
どう育てるかを学べる」と効用を説く。
2007/11/14, 日経産業新聞, 22ページ,
=====================================================================
人に教えることで、自分が学ぶ。
講師として、人前にたって教えるというのは、
その人自身が学ぶ大きな機会となります。
一対多に対して教える場合、一対一で教えるOJTの場面よりも、更に
内容を整理して、理路整然と伝える必要が出てきます。
そのため、深く考える力や、分かりやすく伝える力に
磨きがかかってくるのです。
社員を、講師にする。
人材育成のひとつの手法として、非常に有効なものだと思います。
コメントフォーム