パフォーマンス・コンサルティング2.0:何が同じで何が変わったのか?

ASTD 2008 参加報告

Performance Consulting 2.0:
What’s the Same and What’s Different?
 パフォーマンスコンサルティング2.0:何が同じで何が変わったのか?
 
June 2, 2008 14:15-15:30 Ms.Dana G. Robinson
(・はセッション内で印象に残った内容 ○は関根の独り言)
○「パフォーマンス・コンサルティング」で著名なDana Robinson女史の講演。
○ヒューマンバリュー社さんから出ている「パフォーマンス・コンサルティング」
 を何度も読んでいたので、是非聞きたい講演でした。

・これからセミリタイアする予定なので、
 ASTDでの講演はこれで最後になるかも、とのこと。
・パフォーマンスコンサルティング(以下 PFC)は、
 1990年代から言われ始め、1995年に本として初めて世に示された。
・1990年~2008年までに、HRDの世界に大きな影響を与えた変化として
 次の3つがあると考えられる
 1)Technology 技術
 2)Globalization グローバリゼーション
 3)Optimizing Talent a Business Priority 人が競争優位の源泉となっている
○日本においては、次のようなものでしょうか?
 -出生率の減少、少子化、高齢化
 -コミュニケーションツールの変化 ネット、携帯の発達
 -失われた10年 景気後退 採用抑制 教育予算の削減 
・PFCは、Strategic results を生み出すためのもの
 Strategic results とは、Business meritsにつながるもの 
 例)売上、市場シェア
1.PFC で変わらないもの
 -結果重視の視点
 -複数の解決策(研修だけでなく)を使う点
 -PFCの4プロセス
 (Entry → Assessment → Solution Design & Implementation → Measurement)
 
2.PFC で変わったもの
 1)ビジネスに関する深い知識がさらに求められるようになった
  
   例)ビジネスゴール、成果を測る指標、戦略、業界
 2)Reactive(受け身)ではなく、Proactive(能動的)な関わりが必要になった
 3)技術革新で、アセスメントが楽になった分、その実施が重視されるようになった
3.PFC の 今後の展望
 1)PFCの機会とニーズが今後さらに増えてくる
 2)使えるメソッドが増えてくる
 3)「タレントマネジメントの傘」の中を一貫して通るプロセスになる
・研修や学習だけでなく、パフォーマンスについて考えることが大切
○本当の意味で「パフォーマンス・コンサルティング」ができるようになるためには、
 相当の知識、技術、経験、人脈が必要になるでしょうね。
 私はまだまだです。
 頑張ります!

投稿者:関根雅泰

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