09年5月28日(木)18時30分~21時30分
慶應MCC「ラーニングイノベーション論」セッション2
金井壽宏先生の「人が動機づくとき、変わるとき:モチベーション論の現在」
を受講しました。
(・講演内容 ○関根の独り言)
●中原先生によるイントロダクション
・「モティベーション」を含む新聞記事数は、1998年から2008年にかけて、
急増している。
・「すべての問題はモティベーションで解決可能である」という風潮。
●金井先生によるセッション
・「イキイキチャート」に表現されるように、
モティベーションにアップダウンはある。
・持論をもつと、やる気の自己調整ができる。
・様々な持論をもつとよい。
・Trait measure(生まれつきの要因)と、State measure(心の状態)
のどちらを測定しようとしているのか。
・モティベーションが、ずっと高い人、低い人も問題。
・同じストレッサーで、3年続く人はいない。3年たてば解消する。
・持論で、自分のやる気を自己調整できる。
その次のステップとして、周りの人も元気にできるように、
やる気の持論を豊かにする。
・緊張→希望→緊張 そこに「関係」「持論」が関わってくる。
ただ、これらを回すための土台、たとえば、健康、が必要になる。
・モティベーションの4系統
1)緊張系 2)希望系 3)持論系 4)関係系
●グループワーク
・やる気は、「株式相場」と似ている
・メタファー「~とは・・のようである」
・やる気に関係なく、結果がでる仕組みが大事。
○ランチェスター経営の竹田先生流にいうと「社員のやる気より、社長の戦略」
●中原先生によるまとめ
・「持論アプローチが、個人のモチベーションを高めるというのが、
自分の中ではつながっていない」
○「うわ、そんなこと言うのか」と思ったが、金井先生はニコニコしている。
これが、アカデミックなやりとりなのかも。
自分が納得いかなければ、はっきり言う。
言われた方も、無理やり納得させようとはしない。
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