2013年3月4日(月)~5日(火)@三浦海岸そば
東大大学院 中原研究室主催の春合宿「EnCamp2013」に参加しました。
http://www.facebook.com/EnCamp2013
今年で大学院を卒業する私にとっては、最後の合宿となるので、
かなりはじけました。
(普段は早く寝るのですが、飲み会も夜中3時半まで参加しました)
合宿の内容は、上記フェイスブックページにあるので、
私は参加して感じたことを書いておきます。
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1.研究のマネタイズ
神戸大学大学院 経営学研究科の伊達さんの話をきっかけに、
夜の飲み会や雑談時に、研究者がいかに稼いでいくのかという話しになりました。
伊達さんの会社(株)ビジネスリサーチラボ
http://business-research-lab.com/
私は研修事業を営んでいるので、研究で得た知見を
研修に還元することで、お金を得ていると言えます。
お金を出して下さるのは、企業のお客様方で、
人事教育予算がその主となります。
お金を出して下さる先がどこで、
そこに行ってどんな話をすればよいのかが、ある程度分かっているので、
何とかなっているのですが、
研究者の多くは、自分が持っている財産(研究知見、人脈、信用等)を、
どこに持っていけば、お金になるのかが分かっていないようです。
お金を得る手段としては、
・大学からのサラリー
・科研費 が中心のようです。
ただ、そもそもお金のことを考えたり、話したりするのは「ちょっと・・・」
という研究者も多いようです。
学者を指すScholarという英語は、ラテン語のScholaが語源で、
意味としては「Leisure 余暇・ひま」だそうです。
(ちなみに、このScholaから英語のSchoolという言葉が生まれたそうです。
Dictionary of Word Origins 1990)
つまり、暇で余裕がないと、学者にはなれないということです。
確かに、本来は「時間的・金銭的」にもゆとりがある人が、
浮世を離れて、将来の為に研究してくれるのが、国力を考えたら必要です。
しかし、現実はそうはなっていないですし、
大学教員の多忙さは増すばかりのようです。
そのような研究者にとって、研究をマネタイズする一つの手段が、
伊達さん曰く「産学連携」だそうです。
企業と組んで研究をすることで、対価を得る。
ただ、研究者の多くは
・営業なんかしたくない(自分の研究や自分を企業に売り込みにいくなんて・・・)
・自分がしたい研究をしたい(企業の言うままの研究なんて・・・)
といった感じのようです。
傍から見ていると、研究者が稼ぐ手段はいくつかありそうですので、
折を見て色々考えてみたいと思います。
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2.漫才
夜の飲み会では、お笑い芸人「プラスガンマ」の野村真之介さんと共に
初めての漫才をやりました。
彼がつっこみで、私がぼけです。
彼が作ってくれたシナリオに則って練習します。
飲み会前のお風呂の中でも練習しました。
コンビ名は「えんきゃんぷ~」
お陰さまで、皆さんにも楽しんで頂けたようです。
人生初めての漫才をやってみて感じたのは、
まず「楽しい」ということです。
練習そのものも楽しかったですし、実際にやってみて、
皆さんから笑いがとれると、更に気持ちよくなってきます。
(下手すると病みつきになりそう・・・)
これはぜひ、子供たちにもやってほしいなと思いました。
普段目立たないような子にも、皆の前でスポットライトを浴び、
対人関係に自信を持つきっかけになりそうな気がしました。
(この案は、今後自分の町で試してみたいと思っています)
次に、シナリオがある「安心感」が大きいと思いました。
もし仮にアドリブでやって、笑いをとれ、なんて言われたら、まず無理です。
(私は研修講師ですが、「つかみは笑いで」というのが苦手で、
いつもやりません。)
その点、シナリオがあって、ぼけ役として、話す言葉が短いと安心します。
「これならできそう」と思えました。(つっこみ役は難しそうです。)
3つ目に、漫才をやるために、そしてシナリオを作るためには、
普段の出来事を注意深く「観察」し、参加者に受けるように
「言葉を練る」必要があると思いました。
更に、その過程と、演じることを通して、
状況を「客観視」することにつながるかもと思いました。
私達の漫才を見た某N先生が興奮気味に、
「これは、新人フォロー研修でも使えるよ。
リアリティショックを、笑いの力でポジティブに変える!」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
(この案も、実現させたいものです。)
真之介さん、ありがとうございました。
「えんきゃんぷ~」またやりたいですね。
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ご参加下さった先生方を始めとする皆さま、
準備に尽力下さった中原研の保田さん、舘野さん、
楽しい時間をありがとうございました。
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