「社長業」本。
お世話になっている日本経営合理化協会 牟田学先生の本。
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『社長業』 牟田(1982)
・自分の事業が「見込形態」か「受注形態」か、たった2つの観点から
捉え、手を打つべき。
・受注形態の事業は、
1)得意先を散らすこと
2)他社と比較して自社でないとやれない独自の特色を持つことが重要。
・見込形態は「商品」に事業の生命が繋っている。
投網を投げて、その網にかかる顧客をいかに多くするか。狩猟的。
商品に最も多数の顧客の要求する魅力を込める。
受注形態は「顧客」に事業の生命が繋っている
特定の少数の得意先を相手に。農耕的。
得意先との人間関係、信頼関係が重要。
・受注事業で、顧客は「品質」「納期」「値段」「安心」を買っている
・受注事業の最終的な競争相手への差別化要件は、特定で少数の
得意先との人間関係を、強力に築くこと以外にない。
・未来開発の投資(固定費)は、経費で落ちる。
・所有している土地に、賃貸のビルやマンションを建て、借金を
抱えたまま、息子や孫に相続する。
・必要固定費と、必要利益を賄える売上を達成するのが、社長の仕事。
・粗利益の額や%を増やすことが、社長のもっとも重要な仕事。
・固定費計の%に、売上金額をかければ、それが損益分岐点。
(例:1億円×0.8=8000万円)
・見込事業の2つのタイプ:
1)商品を外部から仕入れ売る。粗利益率が非常に低い。
2)自社で商品を開発し売る。
固定費が変動費に比べて非常に小さい。労働集約型ではない。
・受注事業は、設備投資型、労働集約型、頭脳切り売り型といった
固定費が大きい。
・一つの会社の中で、見込形態と受注形態の双方の事業をもち、
それぞれの長所を意識的に戦略として用いている会社は利益を上げている
・受注事業は、見込事業を採り入れ、
見込事業は、受注的に経営する。
・互いの形態の長所だけを採り入れる体質の転換が大切。
・見込事業の長所
-大儲けができる -多数の顧客 -売価を決定できる
-市場を広く展開できる
受注事業の長所
-安定性が高い -特定の得意先 -繰り返し仕事が多い
・受注事業には、まったく別の儲かる要素を持つ見込事業を採り入れる
・一つは安定的な事業、もう一つは冒険性にとんだ事業。
・商品には、繰り返しがきく「市場蓄積拡大型」と
繰り返しがきかない「市場縮小型」の2種類がある。
・学者には、物事の原理原則、基礎理論を問うべき。
役人には、大きな視点からも物事の趨勢、傾向等を聞く。
・経営者ほど、自己主張が強い人種はいない。
・コンサルタントには「講演」「指導」「本」の人がいる。
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『社長業のすすめ方』 牟田(1991)
・「成長拡大」と「安定」を同時に戦略課題とし、実行してはじめて
事業の永い繁栄発展が起こるのだ。
・「成長拡大」とは、前年よりも、お客様の数を増やし
売価の高いもの、粗利益の高いものを買って頂くこと。
・「安定」とは、同じお客様が、繰り返し、繰り返し、繰り返し
買ってくれること。
・一地域で得た種々のノウハウを、他の地域で展開
・創業は多くの場合「専業」であり、専業によって土台を築き
「総合化」を計ることで、大をなす。
・販売方法は、5つのみ
1)訪問販売 2)店頭販売 3)媒体販売
4)配置販売 5)展示催事販売
・受注事業の得意先を増やし、成長拡大させるためには、
新しい固有技術を付け加えることが近道
・これまでなかったノウハウを自社に加えると、まったく別のお客様
を増やしたり、ビッグビジネスを指向できるチャンスが訪れる
・必要とされる間は、生き続けることができる。
事業が繁栄するのは、存在する価値が、お客様に認められるからに
他ならない。
・新事業は、およそ3年間で軌道に乗せるようにシミュレーションすべき
・社長業のリーダーとしての根源にある要素は、生活力の魅力が第一。
この人についていけば、食べていけるという人間の力強さの魅力。
・お客様は、最良のブレーンである。
・無門関は、大道無門を説き、大いなる立志の念には門がないと教えている
立志が小であれば、至る所に障害となる門が存在するのだ。
・集金も支払も、月替わりにそろえることが最も事業を安定させる。
・戦略とは、売り手が買い手に向かって計った、意図的な方向性である
・繰り返しの頻度の主導権を、売り手がもつべき。
・経営には様々な戒めが必要。特に「お客様第一」を忘れない。
お客様のために、自社存在していることを、信じているかどうか。
・成長拡大は、外部要因。安定は、内部要因。
・必要固定費と必要経常利益を合算したものが、粗利益。
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『社長のいき方』 牟田(2015)
・周辺事業への参入はやりやすい。
・社長にとって、売上はすべての幸福を握っている。
・勉強の一番の欠点は、独自性を失うこと。
・社長が自分と相性の合う優秀で多角的なブレーンを社外にもっている
ことが繁栄に結び付く。
・子供には「貧乏と金持ちの経験」をさせてほしい。
・社長だけ勉強すれば経営がうまくいくのは、せいぜい売上が10億円程度。
・最初は狭い分野で努力する。次に総合化を図り、事業分野を広げ、
地域を拡大する。
・しつこく、一つのことを耐え忍んで実行することが大事。
・小さくても、現業に新しい事業や商品を加えて、新しい柱を作ること。
2本、3本つくれば、豊かになる。
・小規模を目指すことが、所得も多いし、長く続くのに合致している。
子供が3人いれば、会社を3つ作る。5人なら5つ。
・社長業の中で、最も大事なことは、社員や周りの人々に希望を与えること
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『後継者という生き方』 牟田太陽(2015)
・「花のある経営者」は、仕事プラスアルファの何かをもっていた。
しかもそれを極めていた。
・社長の人生計画と事業永続繁栄のプラン
・同じ両親から生まれた兄弟でも、全く同じ人間ではない。
・強く必要とされていれば、生きて輝いてくる。
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日本経営合理化協会様では、下記コラムを連載させてもらっていました。
「学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方」
http://www.jmca.jp/column/emedu/archives.html
CD教材も開発。 「社員教育のすすめ方」CD
https://secure.jmca.jp/sale/1031?id=24
最近では、「月刊CD経営塾」 2016年4月号で、
ときがわ町のとうふ工房わたなべ社長へのインタビューを担当させてもらいました。
http://www.jmca.jp/prod/1498
その他、経営者向けのCDや本を購入したりと、いつも勉強させてもらっています。
https://www.learn-well.com/blog/2016/07/post_463.html
(ご担当の小澤さん、いつもありがとうございます!)
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