2016年秋 東大授業「経営組織論」(5)社会化と職場学習

授業

2016年11月9日(水)13時~14時45分
東大授業「経営組織論」(5)社会化と職場学習 に参加。

風が強く、寒い日。冬物のコートを出しました。
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今日は、私が『経営学習論』のレジュメを作成し、発表します。(レジュメpdfは、記事の下に)
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特別ゲストで、某社人材開発担当のIさん、そして私の1社目の後輩Sさんにも
ご同席頂き、企業側、個人側の観点でお話をしていただきました。
(Iさん、Sさん、ありがとうございました!)
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●中原先生のイントロダクション
-戦略・目標に向けて、外部から学習を組織化するのが、
  企業におけるdevelopment (発達:自動詞  開発:他動詞)
-人材開発担当は、矛盾だらけ。葛藤する。
  経営者の視点と、学習者の視点。
-「人間」という資源の特質。機械とは違う。
  モチベーションにより、パフォーマンスが変わる。
-経営学習論は、人材開発のGreat theory(統一理論)がなきなか、
  Local theoryの「見取り図」を示したかった。
-経営学の中では、戦略、マーケティング、会計、組織論等がある。
  組織論の中に、人的資源開発(HRD)が含まれる。
  アメリカでは、HRD、ヨーロッパでは、Management Learning。
-教育学の主は、公教育。その後、高等教育の領域が立ち上がった。
  企業教育への関心は薄い。
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●授業で出た意見
-世話焼きおじさんは減ったかも。
  「隣のお節介おじさん」を意図的に作る動きもある。
  定年再雇用により、シニア人材の活用をはかる。
-新人研修における現場実習の意味づけ。
  どれだけ価値あるものなのかを伝える重要性。
-仕事のおもしろさとチームで働く大切さを最初の仕事で学んだ。
-経験は獲得するもの。内省を促すためにも、先輩OJT担当は必要。
-組織に入ったら、したたかに生きていく必要があるかも。
-自分という個よりも、自分がどの場、環境にいるのかので決まる。
-経営学の中に、構造主義(個人の考えは、集団に影響を受けている)を。
-選べない「最初の配属先の上司」次第という
  「運ゲー」的な部分を変えられないか。
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皆さん、どうもありがとうございました!
次回(11月30日)は、「職場」についてで、『関わりあう職場のマネジメント』を読みます。

投稿者:関根雅泰

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