2018年6月26日(火)16時30分~17時45分@立教大学 中原研に、
英語文献発表担当ということで、特別参加させて頂きました。
さし障りのない範囲で、ゼミの様子を共有します。
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いい天気で暑いです。
中原研究室の中に入ったら、
「研修転移の理論と実践」も飾ってくれてました。
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「人事管理:歴史的な展望」 H.Gospel
●中原研 博士課程の高崎さんのレジュメから抜粋
・人事管理を、労働(Work relations)、雇用(Employment relations)、労使(Industrial relations)
の3つを包含し、労務管理と労使管理を含むものとして考える。
・人事管理の歴史的背景。
・米、英においては、大企業は多くの割合を占めるようになったが、
独、伊、日では、企業に占める中小企業割合が多い。
中小企業の人事管理については明らかになっていない。
・大規模雇用者は、19世紀初め~半ばまで繊維業、19世紀半ば以降、鉄道。
20世紀半ばまでは製造業(鉄鋼、化学、自動車、電機)、20世紀終わりには、
小売りもしくは金融、というように特定の産業が優位に立つことで、人事管理の
パターンを作っていった。
○ゼミでの意見交換
・人事管理は、産業特性によるというのが面白い。
・今後は、より個別管理になっていくのでは。
そうなると、人事部は要らなくなり、ラインマネジャーが人事管理を行う?
・人事管理の外部化。賃金テーブルを外部に求める。
・自分の価値をお金に換える難しさ。職種ごとの市場が無いことも一因。
・学校教育は、鉄道、自動車モデル。会社に行く訓練。忍耐力の醸成。
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頭を使った後は、ラーンネクスト栗原さんによるミニ整体セッション。
博士課程の辻さん、やばそうです。
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●次は、私が担当した文献
「Human Resource Management and the Resource Based View
人的資源管理とリソースベースドビュー」です。
レジュメを見る
中原先生から
「関根さん達のやっていることは、Dynamic Capability Viewのほうが説明つくのでは。
市場変化を見ながら、新しいルーチンを自分で作っていく。自己の再定義。」
とおっしゃって頂けたのが、とても嬉しかったです。
ちょうど、今、東大 安富先生の本をいくつか読んでいて、「ドラッカーと論語」の中にある「学習回路を開いた状態(自らのあり方を変えること)が、仁」という言葉ともつながりました。
「常に変化しているよね」というのは、私にとっては、嬉しい言葉です。ありがとうございます。
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「いかに持つかが、RBV」
「持つな、つながれ。」
Dynamic Capability Viewは、関連書籍を読んでみます。楽しみです。
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中原研博士課程の高崎さんが、ビジネス実務学会の論文奨励賞を受賞されました。おめでとうございます!
ついでに、「中原研の助さん」こと、辻さんが、
「関根さんも、一緒にどうですか。」と、お気遣い下さり、撮って下さった一枚。
ありがとうございます。
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僭越ですが、ビジネスの現場でやっていることを、抽象化し、
「やっていることは、こういうことでは・・・」と言語化できるのは、
やっぱり研究者の凄味ですね。
今回、2回限りのゼミ参加でしたが、得ることが多かったです。
中原先生、田中さんをはじめとするゼミの皆さん、ありがとうございました!
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