○「複業・副業」関連本。週末起業でお世話になった藤井さんの本も。
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『マルチプル・ワーカー 複業の時代』
山田英夫(2018)
・インターネットの普及によって、起業のコストは下がり、仕事の受注は、身体を移動させなくてもできるようになり、会社に在籍したまま、仕事を始めることも容易になった。
・現在の日本には、時給900円、9千円、9万円以上の仕事があると言える。
・代替可能性と報酬金額は、逆相関している。
・起業の前段階として、副業を行っていた人が、3割いた。
・スキルの向上を求めた潜在的副業希望者は、大手企業に多いことが分かった。
・多様性には、多様性でしか対応できない。
・ドラッカーが「明日を支配するもの」(1999)で「パラレル・キャリア」という考え方を提示した。
・グラットンらは、生涯に2~3のキャリアを持つようにするマルチステージの人生を提示した。マルチの例の一つが、様々な仕事や活動を同時に行うポートフォリオワーカーえあり、これが副業、兼業に相当する。
・複業には、人材育成の機能もある。会社員のままでは、なかなか修羅場を味わえないから。
・複業により、収入を得るために支払った費用が、経費として認められる。
・新規事業の成功率は、28%(1995)
・伝統的日本企業において、突出を最も阻害してきたのは、同僚による妬み、やっかみである。
・複業は、現金流出のない人材確保政策とも位置付けられる。
・「滲みだし多角化」と同じようなシナジーを、起業した社員との関係を築ける。
・「縛り付ける」「囲い込む」という経営スタイルから「自立した社員が共通の目的で集う場」としての会社に変えていく必要がある。
・副業解禁は、いわば「放牧宣言」に近い。
・日本企業では「成果」よりも「頑張った代理指標であるプロセス」で評価していた。その最たるものが「勤務態度」や「勤務時間」であった。
・中途採用のような「外から中」への人材、ノウハウの流入は良くても「中から外」への人材の提供は禁止という考え方は、あまりにも自己中心的である。
・副業の問題が難しいのは、副業の経験のない経営陣が、副業解禁の意思決定を下さなくてはならないことにある。
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『インディペンデントな働き方』
藤井孝一(2018)
・国を挙げて副業をすすめる。実はこれは「これから先、~今までのように国が生活を保障することは難しくなりますよ。自分の力で収入源を見つけておいてくださいね」というメッセージ。
・企業が副業を認めるということは「いつ首にしても文句をいうな」ということでもある。
・AIの当面の役割は「人間がやりたくないことをやる」という範囲にとどまる。
・「何をやっていいのか分からない」という状態は、「意思」という人間を人間たらしめている部分が欠落。
・起業で成功した人たちに共通することは「自分の好きなことを誰かに話し、アウトプットし続けた」ということ。
・稼ぎのネタ:
1)好きなこと 2)得意なこと 3)必要とされていること
・好きなことファースト!
・受講者のほとんどは、週末起業を始めない。
・投資は「使った額以上のものを回収する経済活動」
消費は「使ったら、使いっぱなしの経済活動」
・「自分棚卸シート」
・仕事に関しては「1か所ずらしてみる」のも起業のヒントになる。
○始めるのは簡単。続けるのが大変。
・本には先人の「知」が詰まっている。読めば読むほど、自分の血肉となる。
・立場が上になるほと「人から教えてもらう機会」が減る。(だから本から学ぶ)
・読書の量を増やすと、世の中の原理原則・パターンが見えてくる。
・朝いちばんで思いっきりアクセルを踏む。これがモチベーションとパフォーマンスを高めるポイント。
・生産的な活動を送るために最も必要なのは健康。
・ドリームキラーからは「距離を置く」
・起業家として独り立ちするために必要なのは「背水の陣」を敷くこと。
・週末起業としては上手くいっていたのに、サラリーマンを辞めて起業したとたんに失敗してしまう人の特徴、その最たるものは「天狗になってしまう」こと。
○独立当初(2005年ごろ)週末起業フォーラムでお世話になっていたころ、藤井さんに、「上手くいっている起業家の共通点は?」と訊いたら「請求書を早く出してくる」と即答されました。その時は「え!?」と思ったけど、今なら「まさにそう!」と思います。
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『会社を辞めずに、朝晩30分からはじめる起業』
新井一(2017)
・副業、起業が会社にばれる原因は「自慢話(身から出たさび)」。
・4つの切り口:
1)知識の提供(ノウハウ系)
2)ハコ・機会の提供(スペース・チャンス系)
3)モノの提供(プロダクト系)
4)技術の提供(スキル・サービス系)
・100の階段に分ける 無料公開は、1~20段目まで。
・商品構成
1)低額フロントエンド
2)高額バックエンド
3)サイドメニュー的(クロスセル・アップセル)
4)ストック型
・「雑所得」「事業所得」を得る副業をして、確定申告を行い、住民税を「普通徴収」で納税すれば、会社にはバレない。
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『サラリーマンを副業にしよう』
俣野成敏(2020)
・働き方改革の本質とは、自己責任の推進。
・巷で見かける3つの副業 アルバイト、ギグワーク、情報商材を使った副業は、上手くいっても、短期間しか稼げない。
・E+S→I(+B) ハイブリッド・クラドラント
・個人事業主としての副業にお勧めなのは、SupporterとSales。
○Specialist から、Supporterとしての事例に、長谷川満さんが載ってる!
・メルマガ、ブログが、著者のマーケティング戦略の根拠。
・あなたの顧客になるべき人とは「あなたの話を聞いてくれる人」のこと。
・マーケティング活動の目的は「あなたの話を聞いてくれる人」を増やすこと。
・A:課題・恐怖 → C:商品・サービス → B:解決・欲
・コンセプトを決め、ペルソナに向かって、ひたすら語り掛ける。
・個人事業主になった際に、作成しておくべきもの:名刺、請求書、メニュー表
・できるビジネスパーソンは、お金の受け取り方も上手。
・副業の地雷:情報漏洩、顧客を奪う、勤務に身が入らなくなる
・利益が半分になってもいいから、売上を2倍にできないか。
・フィードバックの有効なルートは2つのみ
1)既にそれを達成した経験者からのもの
2)顧客や見込み客からのもの
・個人事業主の勝ちパターンは、自分の専門分野に特化すること。
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『身の丈に合ったシゴトづくりで、人生を切り拓く方法』
三宅哲之(2019)
・大事なことは「ずっとシゴトが続いている」こと。そのためには、お金と気持ちがまわっている状態を作る必要がある。
・身の丈シゴトづくりの5つのステップ
1)起業家脳&同じ志の仲間づくり
2)自分軸
3)専門分野
4)ビジネスプラン
5)情報発信&テスト
・天職塾の定例会では「参加して、約束して、やりきる」この繰り返しだった。
・数は少なくても濃い関係をつくり、それを長く続けていく。新規のお客様を獲得するのではなく、リピーターで回していくようなビジネスモデルにしていきたい。
・ネットを作った集客の王道ノウハウ:
ホームページで集め、メルマガで関係性をつくる。
・起業家とは、ある分野で専門家になること。「狭くて深いところ」を狙う。
・成功とは「ずっと続くシゴトをしている」こと。
・シゴトをするには「時間を守る」「約束を守る」といった基本が大事。
・考えつくして動く。答えはお客さまが持っている。
・塾は、自分で考えて、答えを出すトレーニングをするところ。
○三宅さんの2拠点生活の一つは、ときがわ町。こういう方が選んで住んでくれているのは、本当にありがたいこと。
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『好きとネットを接続すると、あなたにお金が降ってくる』
立花岳志(2018)
・おススメは、MacBook系のノートPCと、iphone。
・ストック型メディアであるブログを中核にして情報発信をする。
・ブログは、1記事単位で、独立したURLを持ち、検索対象となる。
・「好き」を「得意」に磨き、「強み」に尖らせる。
・情報発信は「質より、量より、更新頻度!」
・誠実であること、本当のことを書くこと。
・隠すべき所は隠し、見せるべき所は、しっかり露出させていく。
・どうやって自分が受け取るお金を増やすか。
・「お金は使えばなくなってしまうもの」という価値観を離れ「お金は正しく使えばもっと増えて入ってくるもの」という価値観を身に着ける。
・自分の価値があがると、懐が深くなるので、お財布が大きくなり、流れから入ってくるお金も、ためることができるお金も、解き放つお金の規模も大きくできる。これを繰り返して、どんどん人としての器量、度量を大きくしていくことが、豊かにかつ幸せに、更に人に感謝されながら、お金を作っていくための絶対法則。
・「あながた支払うと、誰かが潤う」という循環。
・究極のお金の使い方「神社ミッション」
・お金を感謝と共に、先出しする。
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