ラーンウェル代表の関根です。
2022年3月14日(月)朝5時50分~6時10分、ライブ配信を行いました。
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・FBライブあるのをすっかり忘れてて、遅れてスタート。
・週末は「戦略合宿」と「石破茂さん講演会」を開催。
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・転移が促されないことを、現場マネジャーのせいにするな。(Weber 2014)。受講者に対して、できることがある。
・研修前:受講者に事前課題をやってもらう。
・研修中:「Transfer Spirit!転移魂!」に火をつける。「類推する力」と「自己効力感」を高める。
・研修後:参加者がたてた行動目標を、コーチが電話でフォローする。
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・今週は、立教大学大学院のゼミ「源流合宿」を予定。
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・今日は、ライブ参加 4名でした! ありがとうございます!
次回は、3月21日(月)5時15分から、15分~30分程、テーマは「研修転移(5)」です。お楽しみに!
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●ライブに参加してくれた楠田リエさん(比企起業大学大学院5期生)のメモ
2022/03/14MMMT「研修転移とは(4)」メモ
マンデーモーニング、学びタイム!
毎週月曜日、朝5:15~。
★記録者:楠田
関根さん、MMMTをまさかの失念!
寝坊されたわけではなく、いつも通り朝からお仕事されていたようです。
5:52よりスタート。
関根さんでもこういうことがあるんだなあと、新鮮な気持ち。
それでもライブ配信は滞りなく終了。
でも、クロージングではこんなふうに仰っていました。
「気付いた時はハッと顔が青ざめて、急遽髭を剃って。」
全くそんな気配は感じなかったので、さすがです!
ちなみに今回登場した「類推する力」「自己効力感」「電話コーチングによる支援」の部分で、デジャヴを感じました。私が1年間学んできた比企起業大学・大学院で体験してきたことと重なりました。
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<オープニング>
・週末はいかがお過ごしでしたでしょうか?
・関根さんは戦略合宿(今年で10年を迎えた)
・ときがわ自然塾【特別版】
・日曜日はご家族とゆっくり
<ボディ>
【前回の復習】
・研修転移の促進策
・前回は「マネージャー」に着目
・今回は「受講者」
・改めて、研修転移とは?
・研修で学んだことが、仕事の現場で一般化され役立てられかつそのその効果が持続されること(中原先生 他の定義)
・転移を促すためにはマネージャーの関わりが重要
・研修前、研修中、研修後にマネージャーにこんなことで関わってもらえたらいいよねということを前回お話しした
・忙しいマネージャーにあれもこれもやってくださいというのは大変
・人事教育側や研修ベンダー側が「現場で実践されないのはマネージャーのせいですよ」「協力的じゃないし、やってくれないし」などとマネージャーのせいにしてはいけない
・まだまだできることがあるんじゃないんですか?
・そう述べたのがウェイバーさん
・人材開発部門としてマネージャーのせいにすることはやめよう
・転移を促す方法は色々あります
・それはなんなのか?ということを今回見ていく
・「受講者」に対してできることは何なのか?
【研修転移の促進策】
~研修前~
<事前課題:準備・インプット>
・受講者に、事前課題をやってもらう
・いきなり当日来て、何の準備もなくお客様気分でボケーっと研修を受けないこと
・時間、労力、お金を使って研修に参加するのだから、ちゃんと準備しましょう、と
・集合研修で集まる前に事前課題で勉強
・今だったらEラーニング、動画など手軽に学べるものがある
・ある程度学んでから研修に来てください、と
・研修がより短い時間で、効率・効果的にでき、転移も促されやすい
・本人たちは面倒くさいと言うかもしれないけど、後々を考えるとやった方がいい
~研修中~
<転移魂>
・リエンジニアリング コーポレート トレーニング(ロバート・E・ハスケル)
・(資料訂正:Haskell (誤)1998→(正)1988)
・一見すると地味な本だけど、読むと熱い!
・トランスファー スピリット(魂)
・受講者が研修で学んで、「これ俺やるよ!!」と思うような熱い気持ち
・「転移魂に火を付けろ!」
・受講者本人が現場でこれをやろうと思ってくれるような働きかけを、講師が受講者に働きかけるべき
・転移魂は感情や意欲の部分
<類推する力>
・受講者本人が頭の中で類推すること
・「研修でAを学んだ、これは現場のBという環境で使えそうだな」と繋ぎ合わせる、結びつけること
・研修の中でもそういう機会を作る
・一方的にシャワーのように浴びせかけるのではなく
・一旦立ち止まって
・「みなさんはAということを学びましたよね」
・「じゃあ現場の状況を思い出してください」
・「その中で今学んだAが使える環境ってどういう状況なんでしょうか?」(というBを考えてもらう)
・「AをBというところで使うとしたら、どうアレンジしたら使いやすくなりますか?」
・自分の頭の中で考えてもらうことが必要
<自己効力感>
・自己効力感:「自分ならできる」という気持ち
・研修を受けて「あ、この内容、自分だったら現場で実践できるな」と考える気持ち
・研修を通じて参加者に「できる」と思ってもらえるように
・例えば、少し練習してもらう
・スモールステップ、少しずつ小さなことからやっていってもらう
・いきなり難しいことをやらせるのではなく
・できることからやっていってもらう
・「これなら自分にもできる」と自信をもって研修を終えて、現場に送り出す
・そういった自己効力感を高めることが、研修中に我々が受講者に対してできること
・自己効力感は研修評価のパートでも深く見ていく
~研修後~
<電話コーチングによる支援>
・ウェイバー
・「ターニング ラーニング イントゥー アクション」(2014)
・「学習を行動につなげましょう」
・これまでは「事業と研修は違う、現場の実践は事業に任せましょう」
・これからは「人材開発部門もより事業に踏み込んでいきましょう」
・特に、転移してほしいのであれば現場に踏み込む必要がある
・現場に入り込むってどうやって?
・電話コーチングによる支援
・イギリス生まれ、オーストラリアに移住してコーチングのビジネスをされている方
・コーチの資格をもっている方は多いが、なかなかコーチ一本で食べていくのは難しい(日本でもそう)
・他にも仕事が必要ではないか?
・コーチの方々に研修のフォローという仕事を作れないか?
・具体的に何をやるか?
・研修のクロージング、大体10分~20分
・ウェイバー氏は60~90分くらい時間をとる
・その中で、講師とは別にコーチの方に登壇してもらう
・「みなさんは、講師と共に色々学んできましたよね」
・「学んだことを含めて、これから現場で何をやるのかという行動目標を立ててください」
・「3つ立ててください」
・受講者は「○○していこうと思います」と書く
・普通の研修でもそれはある
・行動目標、アクションプランをよく立てる
・ただ、それは大抵立てっぱなしになっている
・やらない、忘れる、忙しいし
・そこをコーチがフォローしていく
・「みなさん行動目標を3つ立てましたよね」
・「私は3ヶ月契約でやっていますので、月1回みなさんと電話でお話しします」
・「みなさん、行動目標1つめはどんな状況ですか?」
・「何か必要なこと、助言があればしますよ」
・そこまでされたらやる
・コーチの方とやりとりしながら現場実践を促していく
・マネージャーではなくコーチがフォローするという点が新しい
・ただ、講師への支払の後にコーチへの支払いも発生する
・日本ではエグゼクティブコーチング、経営者の方にコーチを付けるというものがある
・研修で、例えば受講者が20名いて、全員にコーチをつけるというのは現実的ではない
・ただ、今であれば電話だけでなくZOOMもある
・複数の受講者に対してコーチ1人がzoomを使ってフォローすることもできる
・これだけツールが発達してきているので、受講者に対してできることは色々ある
【まとめ】
・今回は、受講者に対して、研修転移の促進策としてできること
<クロージング>
・今週はどんな学びがありますか?
・関根さんは1泊2日で中原研の源流合宿
・MMMT!次回は3月21日(祝・月)
・次回はちゃんと5:15から(笑)
(リエさん、ありがとうございます!)
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