○「1on1」に関するビジネス書
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『ヤフーの1on1』本間浩輔(2017)
・部下が「話してよかった」と思えば、まずは成功。
・本人が思い出して、学び、行動することが重要。
・1on1の目的は「社員の経験学習を促進する為」である。
・「今日は、何を話そうか?」
・1on1は、部下のために行うもの。
・「上司の前で話をすることは、座学で学ぶよりも学びを深められるのではないか」と思っている。
・上司が部下の存在を大切に思うということが、1on1の基本。
・1on1の良さは、やってみないと分からない。
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『任せるリーダーが実践している1on1の技術』小倉広(2019)
・最初に1on1を経営の重要事項として位置付けたのは、インテル社の元CEO、A.グローブ氏だと言われている。(著書『High Output Management』2017参照)
・成果を「エンゲージメントを高める」「経験学習サイクルを回す」の2点に絞っている。
・時間がないのではない。優先順位の問題。
・アドラー心理学での「三角柱」:これからどの話をするか「悪いあの人」「かわいそうな自分」「これからどうする?」の3つから選ぶ。
・1on1の基本をコーチングの解決策立案モデルに置くのではなく、傾聴を中心としたカウンセリングのモデルに置くほうが望ましい。
・上司に少しモヤモヤが残るぐらいでちょうどよい。
・人は質問されると、脳に空白が生じる。
・「聴く」ことこそが、現代組織に必要。
・人に優しく(信頼)仕事に厳しく(信用)
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『1on1戦術』由井俊哉(2021)
・リーダーの自信は「思い込み」であることが殆ど。
・フィードバックについては、SBIというフレームワークで整理するのが一般的。
Situation、Behavior、Impact(Weitzel 2000)。
・マネジャーは、正解がない中で葛藤するものとされ、マネジメントのやり方が個人にゆだねられてきた。
・(部下が)自ら率先してマネジャーから何かを得に行く、ということが課題。
・「マネジャーは万能ではない」マネジャーを等身大で見る。
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『上司と部下は、なぜすれちがうのか』本田英貴(2022)
・「マネジャーは強くあらねばならない」という考えを捨てるべき。
・リーダーに求められるのは「管理」ではなく「スピード感のある仮説検証」
・1on1は「部下のための時間」という位置づけで行う、継続的なミーティング。
・「企業の液状化」と「従業員の顧客化」が同時進行。
・問題の淵源は「上司と部下は、辞令によって同じ会社の同じ部署でたまたま出会った関係」であるというところにある。
・「部下がどう感じているかに目を向けている」
・解かなければならない問題は「属人的なマネジメント」
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