ラーンウェル・ときがわカンパニー代表の関根です。
隣の嵐山町にある「郷学研修所・安岡正篤記念館」企画のビジネス会員向け「古典講座」に参加しています。2か月に1回、1年間かけて学んでいく講座です。
令和5年度は、安岡正篤・正泰先生の書籍『為政三部書に学ぶ』が課題本で、講師は、安岡定子先生と、縄文アソシエイツの古田さんです。
2023年5月16日(火)18時~20時@Zoomで、第1回講座に参加しました。私の理解の範囲で、印象に残った言葉を記録しておきます。
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18時05分~
●全体講義
○安岡定子先生
・国家、天下という言葉があり、それをずっと考えてきた安岡正篤だからこそ、この本を、紹介したかったのだと思う。
・一人で読んでいてはもったいない。
・p16
・昭和11年 二二六事件
・国家がどういう方向に向かうのか不安な時期
・p19 張養浩が、時政に対して10か条を提示
・p25 三事忠告
・いかに次の世代に繋いでいくかを考えていたリーダーが多かった。
・廟:神仏を祀る重要な場所、政治を執り行う神聖な場所
・忠告:論語が由来の言葉、誠を尽くす、その人に真心で告げる、誠心誠意本気で伝える
・p30 克己復礼 こっきふくれい 渋沢栄一が好きな四字熟語
・前者の失敗も戒めとしない
・「前車の覆るは、後車の戒め」
・賢者を用いる
・何をもって一番のポイントにしているか?
・行動を見る、動機を探る、結果を見る
・p37 伯楽は常にあらず
・自分が見ているということは、自分も人に見られている
・p42 天 宗教が成熟していない時代
・p44 遠慮 遠き慮り 見通し
・p48 思考の三原則 長期的、多角的、根本的
・p51 調しょう 和らげて整える
・p53 陰陽 五行説
・陰陽五行説を分かってないと、整えられない
・まず身を修める
・良い人を見極める
・民が中心
・見通しを持つ
・自然の摂理を見て、整えていく
○古田さん
・書籍内●と☆を、安岡正泰氏が執筆。
・定子先生の父 正泰氏は、サラリーマンだった。
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18時55分~
●グループ意見交換
・Hさん、Tさん、関根(22年11月15日にも組んだ)
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19時25分~
●クラス共有
○Hさん
・賢者を用いる
・組織が変わる
・プロパーでなく、外からヘッドハンティング
・新しい人が、どうやって中の人を登用するのか
・30人の会社
・その人しか使えない機械
・人材を育成する 5年かけて育てていく
・おおらかにどっしりと構えている
・見通しは、失敗した時のことも考えて、織り込んでいく。
○Uさん
・外部から登用、いい形に。
・品質管理 何も起こらないのが一番いい その場合、評価をどうするのか
○Nさん
・いつも見られている
・自分を律し、組織も律する
・人前で話す機会が多い 嘘をつかない
・憎まれても組織のために
・リーダーとしての自分の状態を知るには?
・年上の部下に聞く、周囲と言い合える環境を作る、外の20代に言ってもらう
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●講評
○安岡定子先生
・活かせる場所に、その人を置けるか
・良い人材を登用して終わりではなく、フォローが必要。
・陰陽五行説 自分に落とし込まれていると、見方が変わる。
・四季があることにより、東洋的な考え方に影響される。
・情緒は、今後より必要なのでは。
・天が、私達に命を与えた 「天命」
・奢った気持ちにならない
・謙虚さ=素直さ
・若い人との交流は大事。お互いを知る。
・「人を用いる」に、皆さんが興味あった。
・声を出して読む 素読 原文に触れて声に出す
・p44 遠慮:(今だと)辞退する(昔は)見通し
・「遠き慮りなければ、近き憂いあり」論語
・人に見通しを持たせる
・育てる中に、この要素が入ってくる
・上の事を想像することも大切。
・自分がそうなった時にどうするか、シミュレーションする それも見通し
・高い所に上ると、遠くが見える
・ステージが上がると、広く見えてくる
・社長は上に立つ 謙虚にならないといけない
20時、終了
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皆さん、ありがとうございました。次回(7月)も楽しみにしています。
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●参考:令和4年度の講座
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