ラーンウェル代表の関根です。
2023年8月5日(土)午後、ランチェスター経営 伊佐さん主催「不倒の経営」「業界戦略」「顧客維持戦略」勉強会に参加しました。
https://isakigyou.livedoor.blog/archives/2195939.html
差しさわり無いと思われる範囲で、自身の学びを記録しておきます。
(竹田先生が、お元気そうなのが、何より嬉しいです!)
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●特に、学びになった点
◎「不倒の経営」「業界戦略」勉強会
・シェアを計算するのは、すごく難しい。
大手の上場企業のごく一部しか出てこない。小さな会社だと、市場シェアが出ない。
なので「構造シェア」という仮説で、シェアを出そうとした。
・価値=資本力×労働力
資本力(生産手段+固定資産+在庫)
人の力(知識戦略、技術戦術、労働時間)
・B2Bにおける客層
スジの良い客(客筋)「組織の良さ」を知る目安が、一人当たりの生産性:粗利益、純利益、自己資本
・「市場は、自分で細分化できる」(一倉定先生)
商品を買うかどうかの決定権は「買う側(お客)」にある。
ただし、どの市場(お客)に商品を売るか、選択権は「売る側(自社)」にある。
商品、地域、客層の全てを絞るのではなく、1位になれる独自の組み合わせを考える(竹花先生)
・なぜ、業界を絞るのか?
業界特有の専門知識がある。業界特化することによって、その業界だけにしかない知識を得ることができる。効率が良くなる。地域を絞ると、移動時間が短くなる B2Cの分野では有益。B2Bでは、業界特有の専門知識。ターゲットが明確だと、売込みやすい。業界を絞り込む意味を考える。(竹花先生)
・絞り込み過ぎることによって、お客様のニーズに合致するのかの怖さ
・絞り込むことによって、処理ノウハウがたまり、仕事がしやすくなった。業界特有の悩みも分かる。楽になる。
・絞り込むとは、それ以外のことをやらないわけではなく、それ以外のこともやる。入口狭く、奥行き深く。
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◎竹田先生「顧客維持戦略」セミナー
(竹田先生の「ランチェスターシャツ」を見ると、幸せな気持ちになれます)
・新しいお客の見つけ方、10種類ぐらいあるが、最低3種類は使いこなす。
・顧客維持は、1/10ぐらいの力で良い。新規開拓は、10の力が必要。
・忘れられないようにするのが、1番。次が、好かれて気に入られること。
・お客の役に立つことをする。さりげなくつかみ取る。「困っていることありますか?」と訊いてはダメ。
・経営で最も経費がかかるのは、お客作りと維持。粗利の7割が、営業経費で出ていく。
・売る側から見た良い商品と、買う側から見た良い商品は、めったに一致しない(ドラッカー先生)
・お客活動は、合理化したり、節約したりしてはいけない。
・お札になる時間が短い。真に価値ある時間をいかに増やすか。これが生産性向上。ここから粗利益が生まれる。
・お金にならない仕事こそ、新人にやらせるべき。お金になる営業活動こそ、ベテランがやるべき。
・もともとお客が少ない中小企業では、ほんのちょっとした、小さな小さなきっかけを、生かしててお客を多くしなければならない。
・ホウレンソウは、お客にこそすべき。
・皮膚、筋肉、骨と、3段階ほりさげる。そこまで掘り下げれば、社長のオリジナルになる。
・市場占有率 1位をどう作るか。26%以上の見極めが難しい。どうすれば?
業種によっては、シェアの見極めができない。お客様からの紹介が増えたとか、そのぐらいでしか分からないから、それでOK。貯金通帳の残高が増えてきたら、1位になった証拠。(竹田先生)
・顧客活動=社長の人格形成
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竹田先生、主催の伊佐さん、勉強会の竹花先生、いつものメンバーの皆さん、そして、今回初めて参加して下さった島村さん、どうもありがとうございました。
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●メモ
ランチェスター戦略は、
・小さな1位を目指す
・ただ、1位になったかは分かりづらい
・そこで、一人当たりの粗利益額800万円(全業種平均)以上を目指す。(1位なら2400万円)
・その結果「貯金通帳の残高が増え」「紹介が増え」「経営が楽になる」(1位になった実感)
・1位になるためには、1)地域、2)客層、3)商品 の絞り込みが必要
(弱者なので、資源を広範囲に割けない)
・その優先順位は、1)地域(57%)2)客層(29%)3)商品(14%)と考えられており、研修業界だと、地域の絞り込みが難しい分、2)客層 3)商品という絞り込みをしている。
(竹花先生がおっしゃっていたすべての絞り込みではなく、組み合わせ)
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