ラーンウェル代表の関根です。
2023年12月29日(金)18時~20時@Zoomで、小林和馬さん企画の「読書会議(10)」に参加しました。
差しさわりのない範囲で、どんな内容だったか共有します。
===
●課題本
Kazumaさん、関根お薦めの「後世への最大遺物」内村鑑三(1946、1998)
===
○関根の抜き書き
『後世への最大遺物』
・後世へ遺すものには「金」「事業」「思想」がある。
・我々の今日の実際問題は、煎じ詰めてみれば、やはり金銭問題。
・事業とは、すなわち金を使うこと。金のないものが、人の金を使うて事業をする。
・青年を薫陶して、私の思想を若い人に注ぐ。すなわち著述と教育。
・思想のこの世の中に実行されたものが、事業。
・文学とは、我々の心のありのまま。
・先生になる人は学問ができるよりも、学問を青年に伝えることができる人。
・最大遺物(誰にも残すことができ、利益ばかりあって害がない)は、「勇ましい高尚なる生涯」である。
・失望の世の中にあらずして、希望の世の中であると信ずること。
・反対があればあるほど、面白い。
『デンマルク国の話』
・簡単ではあるが、容易ではない。 (複雑→単純 ≠ 簡単→困難 挑戦・継続)
・外に拡がらんとするよりは、内を開発すべき。
・国を興さんと欲せば樹を植えよ、植林これ建国である。
・「植林は、王者の業なり」
===
18時~
●近況
・ガチテニス
・コード書き
・入院
===
18時20分~
●読書会議
○関根
・2011年5月に初めて読んだ。
・震災後、自分に何ができるのかを色々考えてた時期。
・平時:顧客、家族、仲間。 有事:家族、仲間、顧客。
・「後世への最大遺物」を読んだことで、「比企起業大学の目指す姿」や「比企地域を学習する地域に」といったことが考えられた。
比企起業大学の目指す姿
https://hiki-kigyo-college.com/2023/10/16/vision-of-hiki-kigyo-college/
「学習する地域」
https://hiki-kigyo-college.com/2023/03/09/learning-region_230308/
・今も「自分が何故この仕事をしているのか」と言う時に読み返す本。
ーーー
○髭さん
・読み物としても面白い。「最大遺物」って何だろう。
・講演として聞いたら、めちゃ面白いだろうなと。
・最大遺物は、誰にでもできるものでないといけない。
・害がないものでないといけない。
・勇ましい高尚なる障害に大切なことは「信じること」「邪魔を乗り越えること」「信じた主義を実行する精神」
・起業した人が、この本を読んで、どう活かしているのかを知りたい。
・自分がなしたことを残したい。
・いつか本に残せたら。でも、それは最大遺物ではない。
・動いて当たり前のものが動かなくなる。
(K)
・どんな本を残す?
(H)
・伝統的な企業。今までやってこなかったことをやってきた。成功も失敗もしてきた。
・大企業の中で、イノベーティブに働く。ビジネスケーススタディーのように残せないか。
ーーー
○Kazumaさん
・何者かになりたいと、ずっと思ってきた。
・「勇ましい高尚なる生涯」
・ビジョン「人の可能性の開放」
・中小企業経営者の家庭に生まれた。
・従業員が生まれ変わっても入りたいような企業を作りたいのかも。
(H)
・才能がある人は、それをやればいい。
・金を稼げる人は、稼げばよい。
・運命思考的に、その仕事をする。Calling天職。
・スタートアップと大企業。1回目のミーティングが重要。
ーーー
○Kazumaさん
・就職するか悩んでいた。
・「やっちゃいなよ」と起業を勧められた。
(H)
・人に仕事を作る。雇用を生み出すのは、貴重。
・外部の監査役の人に「何人、雇用すれば、日本の社会に貢献するの?」と訊かれた。
・リーディングカンパニーとして、何人採用すればよいのか。
・日本全体のIT人材が不足している。
(Se)
・いかに下請けにさせないか。
・自分で「顧客作り」「商品づくり」「現金残し」ができる人。
(H)
・そういう人に必要なスキルは?
(Se)
・スキルと言うより、戦略を考える、試行錯誤できる、とかかも。
(H)
・マインドセットに近い。
ーーー
○柴田さん
・本の内容が分からず、2ページぐらいしか進まなかった。
・皆さんと比べ、自分の視座が低い。自分さえ幸せなら、周りの人が幸せ。
・近い人から幸せにしたい。
・ルールの中で、どんだけ上手くやるか。
・起業家は、自分でルールを作る。
ーーー
19時10分~ 休憩 ~ 19時15分
●意見交換
・家族との時間
・トップダウンではなく、ボトムアップ
・お箸をカチャカチャさせない
・「今回は、神回ですね」と、髭さんからコメント。
(確かに、意見交換が盛り上がりすぎて、写真も撮り忘れてました)
~20時終了
===
●次回:
23年1月19日(金)18時~20時
柴田さんのおすすめ
「自分の時間を取り戻そう」ちきりん(2016)
「感動しすぎて、人にあげた」本だそうで、楽しみです!
===
皆さん、年末のお忙しい時期にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
コメントフォーム