ラーンウェル・ときがわカンパニー代表の関根です。
隣の嵐山町にある「郷学研修所・安岡正篤記念館」企画のビジネス会員向け「古典講座」に参加しています。2か月に1回、1年間かけて学んでいく講座です。
令和5年度は、安岡正篤・正泰先生の書籍『為政三部書に学ぶ』が課題本で、講師は、安岡定子先生と、縄文アソシエイツの古田さんです。
【木曜日23-20】安岡正篤先生本(11)
https://www.learn-well.com/blog/2023/05/yasuoka-kyougaku11.html
2024年3月19日(火)18時@Zoomで、第6回講座に参加しました。私の理解の範囲で、印象に残った言葉を記録しておきます。
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●事前読書(印象に残った箇所)
「牧民忠告・下巻」地方行政に対する忠告
第六 慎獄
・為政者が自己の教養を怠り、道を誤るならば、政治が乱れる。
・最初の取り調べが大事。
・天地の徳は、「好生」生を好む。
第七 救荒
・善行を積むことは、人びとに恩恵を与えながら、実は自分自身に恩恵を与えている。
第八 事長
・忍耐することは、多くのことの入り口である。
・すべて自分のものとしないで、人に与えることが人を大きくする道である。
・自分を律することを厳しくとも、人に対しては思いやりをすべきである。
第九 受代
・後任者を郊外まで迎える
・善行については誰がやっても同じ。
・自分だけが善行を行って、他人の善行を願わないようなことはすべきではない。
・終を慎むこと始の如し。
・淡々として人が知ることを求めようとしない人物が最も高い人格の持ち主。
第十 居閑
・功成り名遂げた人がきれいに退く姿
・忙しい時にも心を練り、静かな時にも心を養う
・名誉と節操は、一度失ってしまうと一生取り戻すことはできない。
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18時00分~
●安岡定子先生による講義
・地方行政に関わる人のあり方
・出処進退の「退」が一番難しい。
・「牧民」人民を治める 牧には治めるという意味がある。
・盗みを働くのは、上がきちんと治めてないから。
・ある人が悪人、善人と周りから言われていたとしても、本当にそうか自分で調べるべき。
・罪人に対して、高圧的に接してはいけない。
・外、お客様との信頼関係。
・何かあった時に相談に乗ってくれる、寄り添ってくれる。
・イナゴの大量発生は、時の皇帝に対する天罰。
・自然災害時のシミュレーションの重要性。
・できる限り、事前に備えておく。細かい気配りができるトップに。
・自分をふり返って、いかに準備していくか。
・「上司に仕える」
・自分の分を弁えて、尽くしていく。
・退く時に、周りをがっかりさせない。
・退く時期の決め方は難しい。
・自分が聞きたいことしか、耳に入ってこない。
18時50分 所用により退席
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定子先生、正守さん、縄文アソシエイツの皆さん、参加者の皆さん、1年間、ありがとうございました。
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