ラーンウェル代表の関根です。
2024年7月27日(土)10時~11時@Zoom、(一社)日本フューチャーラーナーズ協会様主催のセミナー「今後の研修評価の方向性~ATD24測定と評価に参加して」に登壇しました。
(参加者の皆さんからのチャットや、アンケートでのコメントが、非常に参考になるので、匿名で載せさせて頂いております。)
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●チャットコメント
○転移が促される
・アクションを細かく具体的に書いてもらう
・研修終わった直後に、サーベイをとる
1.やってみたか? 2.よいことがあったか 3.難しいこと 4.必要なサポートは?
○「15分でROI」というのは興味深いものでした。関根先生もおっしゃる通り、「効果は研修転移が起きて初めて出る」という立場に立つと、ROIについては転移までの時間軸の考慮も必要なのではないかと思いますが、この点について先生はどのようにお考えかをお聞かせください。
○行動して成果につながる人とつながらない人の違い
・良い結果(SCM サスせスケースメソッド)が出ている人ほど成果が出ている
・IRアンケート
活用して成果が出ている人=1 年商
活用したが出ていない人=0 年商
良い結果が出ましたよと書いてくれる人を増やす
集客がやりやすくなる、リピート、地域の顧客作りなどのよい結果
○良い結果と成果の違いはなんですか?
○行動した結果、のことかなと理解しました。学習したことを実践したみた→こんないい結果が起きた→その結果は成果(何らかの業績向上)につながる要因だった、ということでしょうか。
○この辺り(良い結果のコメント)は、生成AIによるマイニングや抽出〜モデル分析が使えそうですね!
○「行動しているのに成果が出ていない」人にフォーカスするのはとても納得しました! 一方、「研修を受けたのに行動していない」人は切り捨てるという考え方は、企業内研修では難しいと感じました。。。 社内でコストをかけて研修に参加している以上、とりあえず全員が行動することが求められ、現状は行動していない人に何とか行動させることに注力していることに気づきました。。。
○発展的評価(伴走型評価)⇔客観的評価(評価しても使われていない)
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●アンケート結果
●その他と回答した方は、例えば、どんな方向性が?
○生成系AIに伴走させる→フィードバックしてもらう
○ROIの測定についてはネガティブな意味で、先生のおっしゃるとおり人的資本ROIを取る流れから今後も人材育成・研修に対して投資対効果算出(そしてコスト削減など…)を強調されそうです。
一方で、企業としての「成果」についてはきちんと人材開発まで落とし込めている企業はなかなか無いように感じます。研修を実施する側としては、Lv3行動までだけでなく、Lv4へ近づくアプローチとしてどのような「良い結果」を目指すのか考えていく必要がありそうだと思いました。
伴走型は、まさに自分が仕事でも関わっているところです。特にDX/デジタル人材育成の領域では、第3者機関によるスキルアセスメント等実施しているものの、その結果を活かせない・自分事化できない(先生のおっしゃるところの無視)状態にあることをよく伺います。また、社内の人間が言っても耳を傾けてくれない、というようなお悩みも聞きます。寄り添ってサポートしてくれる第3者の立場は必要だと思っています。
○「研修評価を楽しく、簡単、刺さるものに」 研修そのものではこのような意識がありましたが、評価も楽しく、簡単、刺さるものに、というのは新しい方向性だと感じました。特にZ世代はタイパ重視&あまり終わったことを振り返らない?傾向なのか、従来のアンケート形式には回答しないケースが増えています。。。
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●セミナーに参加して「学んだこと・気づいたこと」
○研修効果の可視化を要求されそうなので、参考になりました。
○ROIの出し方は、難しい。そもそも「成果」とは何かを定義することから始まるように感じました。
○ROIについては、よくお客様から言われるので、そのヒント的なものをいただきました。知らないことばかりで、もっと勉強しなきゃと思いました。研修前、中、後と自分、研修、職場、の9ボックスは使えそうに思いました。
○研修評価について、ATDでの話を聞けて大変良かったです。有り難うございました。
○・Impactful・良い結果
○海外でも学びとROIが関心高いのか、という印象。逆に評価手法にばかり目が入ってしまうが、ROIを生み出しやすいコンテンツや学習手法、学習支援手法、という観点はないのだろうか?と想いました。(例:実践転移を促すようなケーススタディやワーク)
○行動しているけど成果が出ていない人に良い行動をコメントしてもらう点は、同じことを実行しようとしていたので再確認できてよかったです。
○良い結果をというのはとても良いですね!!
○丁度研修に関するROIについて考えていたところでしたので、非常にタイムリーでした。
ROIについて、その場で出してみることと、長期的な評価はやはり分けて考えていく必要があると認識しました。引き続き学習していきたいと思います。本日はありがとうございました!
○研修の評価、転移について、海外でも難しさを感じている方が多く、積極的に研究されていることは一番の驚きでした。(日本が遅れているのでは…というバイアスがありました)
○アクションプランを細かく書いてもらうのは、直近の研修からすぐに取り入れます!「行動しているけど結果が出ていない人」のサポートは、細かなヒアリング等も必要かと思うので、現場の教育担当者の協力を得ながら進めて行こうと思います
○とてもわかりやすいセミナーをありがとうございました。業務委託で研修会社からの法人研修のオンライン学習支援の仕事をしているので、研修を作る側ではなく、素人なのでスピードについていくのが大変でしたが、学習支援を考える上でも研修評価の視点を学ぶ良い機会となりました。行動して成果に繋がる人と繋がらない人がいる、これは私もずっと気になっていた点です。学習者のメタ認知力にも関連するのではないかなと思ってました。ビジネスの世界では数字がないとマネジメントを説得することが難しく、予算が取れなくて研修ができないに繋がることも多いのではないかと思いますので、研修のROIを数値で出すというのは重要な点だとは思いますが、難しいものではないかと感じました。関根さんのROI学習のお話を聴ける機会があればと思います。
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ご参加下さった皆さん、企画して下さった渡邊さん、ありがとうございました!
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