○オンデマンド動画教材「ROI Boot Camp」の副読本。
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『The Bottomline on ROI Third Ed.』 Patricia P.Phillips(2017)
○著者は、Jack Phillips教授の奥さん。
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●J.Phillipsとの対話
・71.2%のCLOが、ROIを使っているか使う予定である。
・ROIを使う際の課題は?
結果への恐れ、時間の欠如、難しそうと思われている
・小さなデータのプロジェクトから始めてみては。
・小さなパイロットグループで、それが上手くいくかどうかを試してみる。
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●本論
・活動ではなく、成果をベースにしたパラダイムへの変化が必要。
・本書は、ROI手法の全体像をシンプルに提示してく。
・ROIは、プログラム、プロセス、働きかけの投資リターンを示す金融指標である。
・BCR:Benefit Cost Ratioは、ROIを測定する古くからある指標の一つである。
・BCR=1.86:1 プログラムに1ドル投資すると、1.86ドルのリターンがある。
・ROI=86% プログラムに1ドル投資すると、その1ドル+86セントのリターンがある。
・Payback Period 投資した金額が、1年以内に戻ってくることが望ましい。
・ROEを、Return on Expectationsと呼ぶのは意味がない。
ROEは、Return on Equityであり、経営陣を混乱させることになる。
・ほとんどの組織で、1%未満の予算が、測定と評価に使われている。
・ROIを実践する候補となるのかを判断する15の質問
○これは、オンデマンド教材の最初にも出てきた。
・評価パズル
・J.Phillipsは、D.Kirkpatrickの4レベルに、5レベルを追加した。
・ROI手法プロセスモデル
・12の原則
・Business Alignment Model
・1.Evaluation Planning
2.Data Collection
3.Data Analysis
4.Reporting
・金銭価値への転換:アウトプット、品質、時間節約、歴史的費用、他の指標との連動、受講者や上司の見立て
・コストに関して、When in doubt, leave it in 迷ったら、コストに入れておく。
・Intangible benefitsに関しては、When in doubt, leave it out 迷ったら、外す。
・(高くでるより)低いROIの方が望ましい。
・Chain of Impact
・Joan Kravitzの例(CFOたちとのやりとり、成功例)
・Communication Process Model
・最初のROI測定の報告は、経営陣にしっかり行うべきである。
・評価プロセスがルーチンとなり、経営陣が慣れてきたら、1ページサマリーでもよい。
・Senior Management 経営陣とのやり取りで考えるべき質問:
1)Do they believe you? 2)Can they take it?
・ステークホルダーが持つ質問「Are our investments in people paying off?」に、ROIは答えていく。
・RMC社のケーススタディー
・ROI Forecasting ROI予測
・ROI事前プログラムモデル
・ROI予測では、プログラムの独自効果の検証ステップが無い
・L1測定時に、プログラムに参加した受講者本人に訊く。
○この辺は、ATD24で参加した「15分でROI」と近いかも。
・L3測定時のROI予測は、Utility analysisが、ベースになっている。
・ROI実践時のBarriers障害:時間がない、スキルが無い、失敗への恐怖、間違った前提
・FAQ
・挑戦となるのは、実際の金銭的ベネフィットの提示である。
・ROI測定は、総予算の3~5%程でできる。
・全プログラムの内、5~10%が、ROI測定の対象になる。
・ROI分析に合わないのは・・・
・ROI分析に合うのは・・・
・ROIへのROIは?
ROI実践そのものに、価値がある。
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