【木曜日24-34】ROI本(2)

研修評価

【木曜日24-34】ROI本(2)

○ATD24で購入。ROI手法を、仕事やプロジェクト全般に応用。

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『Show the Value of What You Do: Measuring and Achieving Success in Any Endeavor』P.Phillips & J.Phillips(2022) Berrett-Koehler Publishers, Inc.

・「The Show the Value Process」は、ROI手法をシンプルにしたもの。

・データ分析、ROI、500ページの本は、人びとを怖がらせる。

・ROIプロセスは、比較的シンプル。

・便益が費用を上回るなら、そのプロジェクトや活動は、成功なのである。

・Five Levels of Success 成功の5レベル
 1)Reaction and Planned Action 反応と計画された行動
 2)Learning 学習
 3)Application and Implementation 適用と実践
 4)Impact 影響
 5)ROI 投資収益率

○面白いな~。研修評価の5レベルを、成功を定義する5つのレベルに置き換えてる。

○研修を「実行を伴うプロジェクト」と考えるのも面白いかも。
 参加者、上司、人事、講師が、協働で進んで行く。

・Impactに相当する測定指標には、Revenue収益、New Customers新規顧客数、Productivity生産性、Quality品質、Incidents事故数、Waste廃棄数、Retention維持数、Time時間、等がある。

・成功レベルとリーダーシップ

・Impactを金銭価値に変え、費用で割ることで、BCRやROIを出す。

・すべてのプロジェクトは、Business Need事業ニーズにつなげられる。

・Hard Dataの例

・Soft Dataの例

・適切な解決策は、はっきりしないもの。
・典型的な解決策

・60年にわたる先行研究の結果、Objectives目標がないプロジェクトは、殆ど上手くいかないことが明らかになっている。
・優れた目標は、特定目標である。SMARTやOKRsもそう。

・評価の目的は、プロジェクトの価値を示す事。

・進捗を確認するためにも、目標が必要。目標があれば、質問紙も作れる。

・レベル3活用データは、3週間から1か月後に取り、レベル4影響データは、1か月から6か月後の間に取る。

・プロジェクトの効果をIsolate分離する手法

・Estimates推定、見積もり
・本人に見積もってもらう3つの質問
 1)何が原因で、向上したと思う?
 2)このプロジェクトが原因で向上したのは、何%ぐらい?
 3)その見積に、どのくらい自信がある?

・従業員エンゲージメントは、生産性、従業員維持、顧客満足と関係があることが明らかになっている。
・殆どの経営陣は、従業員エンゲージメントを、Intangible無形指標のまま残しておくことに違和感を覚えない。

・ROI測定の2つの指標 1)BCR 2)ROI 2つは同じことを示している。

・ROI測定におけるガイドライン 

・行動が伴わない評価は、意味がない。

・費用ではなく、投資と思ってもらう。

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・(Pattiの言)Jackとは、1997年5月20日に、Chappy’s Deliで、はじめて会った。1時間のミーティング予定が、4時間に延びた。

・(Jackの言)本書は、Pattiがリードを取った。

○他の本でも、お互いへ感謝と尊敬を示しあっていた。仲良さそう。

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●参考:

投稿者:関根雅泰

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