【木曜日24-49】経営者本

木曜日

【木曜日24-49】経営者本

○トカイナカハウス神山さんの紹介で、今野由梨さんがときがわ町にいらっしゃることになり、それをきっかけに読んだ本(7冊)

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『ベンチャーに生きる』今野由梨(2004)

・電話は、川上から川下に流れるだけの情報を、生活者発で逆流させることができる「メディア」になるのではないか。

・モノでもない情報サービスがビジネスになるという認識が世にまだない。
○リクルートの江副さんも苦労された点だよな~。

・仕事をするということは、自分たちがつくったモノやサービスを、社会の財に高めていく貴い作業。

・スポンサーシップだけで成り立つビジネスは、景気の大変動の波をもろにかぶる。
・今野由梨だからできることに、依存し続けることも危うかった。

・(バブル期に)知恵と汗を絞ってひたむきに働くことへの価値観が、この時代を境に大きく揺らいだ。
○バブル期を経験してなくて、俺は幸せ。だから地味に長く続く事業を続けていられるのかも。

・自分に足りなかったのは感謝なのだ。

・経営者は心身の動揺を表出できないがゆえに、過度に自分を追い込みやすい。
・(ストレスを)できるだけ努力して、適切に処理していくこと。

・一人が一生懸命に事にかかわれば、何かは変わるのだ。

・一番足りないのは、何もなければ自分でつくるという意識だ。
・変わらなくてもなんとか生きていける中途半端な今の日本。

・会社の就業規定を働く人たち自身が考えて作る。
・お互いのサステナビリティ(持続可能性)を大切にを原則に。

・能力は質的に変化する。
・40代半ばで、道が二つに分かれる:さらに充実して魅力倍増していく人と、抜け落ちていく人。

・経営者は、場所貸し。
・やる気のある人達が自由に出入りできる場をつくるだけでいい。

○比企起業大学もそういう場になれたらいいな~。

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『80代、人生これから』今野由梨(2022)

・40代、50代は、まだまだ仕込みの時期。
・80代になると、第一線からあまりお声がかからなくなってくる。

・気を入れて、元気な私を演じる。
・自分自身がいかに機嫌よく、いかにのびのびと毎日を過ごせるか。

・異なるもの同士を「つなげ」、新しい価値を「生み出す」創造的な部分は、依然として人間の分野。

・80代に入って、やりたくないことは、やっぱりやらなくて良かった。

・貴重な時間とお金を払ってまで、わざわざ「病名」を付けてもらう必要を、個人的に感じない。
・「死んでいるヒマなんかない人生」を始めてしまっていた。
・「末期のがん?それがどうした」と腹をくくり、誰にも病名をつげずに仕事を続行。

・無意識にいのちのタイマーを起動させてしまう。
・知らなくてもいいことは、知らないままでいい。

・ゲームだと思えば、笑顔が戻る。

・誰かの決めた数字に怯えて、何の疑いもなく従ってしまう。

○明日(12月7日)今野さんに、リアルでお会いできるのが楽しみ!
 機会を作ってくれた神山さんに感謝!

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『百年人生を笑って過ごす生き方の知恵』高橋恵(2023)

○著者の高橋恵さんは、82歳。到知出版からの本。

・しあわせを引き寄せる法則は、人と人の間にある。

・「やりたいか、やりたくないか」心の声はシンプル。
・人生は単純。やるか、やらないか。
・判断基準は、自分が楽しいかどうか。

・その日のうちにお礼状。

・年を重ねるごとに「心の扱い方」が分かってきて、笑いに昇華する。

・親の言葉が、子供の人間力となる。

・Random Act of Kindness=おせっかい

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『感動体験で外食を変える 丸亀製麺を成功させたトリドールの挑戦』粟田貴也(2024)

・お客様の感動を生み出す部分は、省略したらいけない。
・手間暇をかけ、非合理を貫く。

・変えてはいけない部分と、アップデートする部分が融合。

・洞察力は、観察によって磨かれていく。
・常に問題意識をもつ。

・ドン・キホーテを創業した安田隆夫さんは、仕事を「ワーク」ではなく「ゲーム」として捉えるよう社員に伝えている。
○この人の本、読んでみよう!

・必死に人を集めなくても「ここで働きたい」と店や会社に人が集まってくる。
○比企ら辺もそうなりたいな~。

・二律両立(トレードオン)で、それをやる。
・やると決めて、周りに伝えることから全てが始まる。

・人を頼り、人に任せられる。この「弱者の経営」スタイルは、実は一番強い。

○12月6日(木)映画「室井慎二 生き続ける者」を観に、奥さんと「ワカバウォーク」に行ったら、丸亀製麺があった! 映画を観る前の遅めの昼食を美味しく頂きました。

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『運 ドン・キホーテ創業者 最強の遺言』安田隆夫(2024)

・災難を招いた「不運」を「幸運」に変える力が強い。

・人によって運の総量そのものに大差はない。

・運は、本人の意志と努力次第で、ある程度はコントロール可能。

・目の前にチャンスが転がってきた時は、行ける所までとことん突き進む。

・不運な時は、下手に動かず、自己抑制して何もしない。
・ひたすらじっと動かずに、不運が過ぎ去るのを待つ。

・撤退の判断を下すためには「どこまでいったら失敗とみなすのか」失敗の定義をあらかじめ決めておく。

・当たり前で合理的なことをブレずにやり続けることが、運を開く上での正攻法になる。
・「在庫回転率×粗利率」が高いほど、効率よく儲かっている商品。

・流通戦争は、お客様の人気と支持を得るための切磋琢磨。

・常に、一定かつ適切な距離感を保ちながら接するのが、運を落とさない極意。

・主語の転換こそが最大のキーワード。
・相手の立場になって考え、行動する。
・常に主語は「自分」ではなく、「相手」に置く。

・ドンキ最大のサクセス要因が「権限移譲」
・圧倒的な現場力と個店力。
・小売業は、局地戦である。

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『きのとやの挑戦 長沼昭夫の菓子づくり人生』長沼昭夫(2022)

○この本、表紙を外した中の本の手触りが、すごくいい~。こだわって作ったんだろうな~。

・会社の経営も同じ。うまくいっている時は、会社全体を見渡して社員に目を配る。経営の難局に際しては、自ら先頭に立って、危機に立ち向かう。

・繁盛しているケーキ店に共通していたのは、店内に必ず喫茶コーナーがあったこと。

・きのと(乙)には、一番をめざして謙虚に努力するという意味がある。

・会社の規模は小さいが、切り口を見つけて「日本一」を目指す。

・事故は起こるべくして起きた。
・すべての責任は社長である私にある。

・これほどつらく苦しい仕事を、社員にやらせるわけにはいかない。

・一倉定先生に出会ったことが大きい。
・「経営計画書をつくるにあたっては、誰にも相談してはならない」

・請求書はできるだけ早く、支払いはなるべく遅くというのも、井上和弘先生流。

・お客様の要望になんとかしてお応えしようという接客ができれば、きのとやはどこにも負けない強い会社になる。

・お菓子の世界は、感性がとても重要だ。それも若い感性が求められる。

○読みながら、目頭が熱くなる箇所がいくつもあった。

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投稿者:関根雅泰

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