【木曜日24-52】神話本(7)小泉八雲&小泉凡

木曜日

○慶應MCC「神話学」の出雲フィールドワーク後に読んだ本(5冊)

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『怪談・奇談』 小泉八雲(1990)

・策略

○この主人、凄いな~。この話、好き。

・常識
・僧は学識があったが、狸に化かされた。
・猟師は、無知で信心もなかったが、すこぶる常識に富んでいたから、化けを見破った。

○これ、俺ありそう。学におぼれて傲慢になり見誤る。こここそ、これまでの人生で、うちの奥さんに助けてもらってきたことなのかも。

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『怪談四代記 八雲のいたずら』小泉凡(2016)

・ニューオーリンズ クリーブランド通りのハーン旧居
○こことか、留学時代とか去年ATDで行った時に、通り過ぎてたのかも! やっぱり知らないともったいないことが多い。

・五木寛之曰く「松江は、自然を書きたくなる町」

・怪談には、生まれやすい場所がある。
・周縁部に階段が集中。
・箸が異界との接点となる重要な境界だった。

・妖怪を生み出す素地は、人間の恐怖の想像力とアニミズム(精霊信仰)にある。

・(日本を知るには)ハーンを読むことが一番の良い方法。
・日本の国教は、祖先信仰。

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『心 日本の内面生活がこだまする暗示的諸編』小泉八雲(2024)

・日本は、Capitalの広義の意味での資本も無いのに、生産を続けている。

・日本帝国の軍事的復活は、日清戦争の勝利と共に始まった。
・おそらく将来の危険は、まさにこの途方もなく大きな自信の中にある。
○当時、まさに現在進行形で、日露戦争に向う日本の「空気」が描かれている。

・英語そのものが学生のモラルを低下させた。
・英語は、自分達の「権利」については年中と木ながら、自分達の「義務」については、およそ説くことのない国民の言語である。
○これ、きっついな~。でも確かにそうかも。俺自身は、英語を学んだことで、ある程度、直截的、ストレートなものの言いようを学べた気はする。気を付けないと、英語だと「主張」ばかりが多くなる。

・絶対的な混じりけの無い悪という概念は、極東とは無縁である。
・絶対悪などそもそも人間性になじまない概念。
○こういうことを、二元論(善悪)のキリスト教に触れてきた人が認めるのは、色々な葛藤があったからなんだろうな~。

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『小泉八雲 東大講義録 日本文学の未来のために』小泉八雲(2004)

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『日本 一つの試論』小泉八雲(

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○24年1月~12月まで、毎週52回の発信、完了! 今年も良く頑張った!と、自分を褒めよう。

投稿者:関根雅泰

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