「永遠を建てる—出雲大社カミとヒトの風景へ」上映会に参加しました。

旅記録

「永遠を建てる—出雲大社カミとヒトの風景へ」上映会に参加しました。

ラーンウェル代表の関根です。

2025年1月22日(水)18時~20時過ぎ、東京大学先端科学技術研究センターENEOSホール@駒場で開催された「永遠を建てる—出雲大社カミとヒトの風景へ」上映会に、仲間の山なおさん(比企院3期生)と参加しました。

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今、参加している慶應MCC「神話学」の平藤先生からのご紹介です。

上映会 “Building Eternity: The Kami-Human Landscape of Izumo Taisha” (永遠を建てる—出雲大社カミとヒトの風景へ ) アフタートーク「古代バビロニアから出雲へ―永遠を目指す神殿―」

https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/event/20250122

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17時半、駅に着きました。

看板を見ながら、目的地である「先端科学技術研究センター」を目指します。

駅からは、「東門」に向かった方が近かったようですが、迷って、結局「正門」につきました。

3号館 エネオスホールに向かいます。

結構、お客さんが入っています。

17時50分、会場入り。

18時、平藤先生の進行で、スタート!

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●印象に残った点

・出雲大社 国津神 大国主 目に見えない世界
 伊勢神宮 天津神 天照大御神 目に見える世界

・誰でも神の子孫 自分(千家)は系譜が残っていただけ
・有限 鎖でつながる
・神様の力が弱まる 新しい建物で力を 遷宮

・天と地とをつなぐ
・はしら はしという字には、つなぐという意味がある はし、はしら、はしけ

・鳥がとまることで、邪悪なものが入ってこないよう
・神社の鰹木も、鳥がとまるためのものなのかも

・2019年 ノートルダム寺院の火災
・「フォレ 森があるから大丈夫」という職人の声
・2024年 復活

・木を伐りだして柱にする。
・中世の道具を再現して、ノートルダム寺院の柱を作った。

・出雲が世界に発信できるもの
・(絶対性ではなく)相対性を失わない 他者存在を考える
・中央(京都)に対するアンチテーゼが出雲。

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20時20分、終了後、駅に向かいます。

東門から出ると、

日本民藝館がありました。

https://mingeikan.or.jp/

20時半、駒場東大前駅。

上映会に一緒に参加した山なおさん。山の木を伐採し、製材をしている職人の立場からも、今回の上映会とトークで、学びになった点が多かったそうです。

20時50分、京王井の頭線 渋谷駅に着いたら、

岡本太郎の「明日の神話」がありました。

岡本太郎は「出雲大社本殿の後ろ姿」を見て、太陽の塔のインスピレーションを受けたそうです。

21時過ぎ、池袋 西口メトロポリタン側を出てすぐの「養老乃瀧」へ。

なんとここが、養老乃瀧の本社だそうです。

壁には、一号店の写真もありました。

接客もテキパキ、丁寧で、さすが本社のお膝元のお店です。

生ビールで乾杯した後、山なおさんと、上映会とトークをふり返って、色々話をしました。

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●山なおさんとの話

・最後に残るのは、職人の技術なのかも。

・最先端の研究所が、なぜ古いことを取り上げるのか?
・古いことの中に、最先端があるから?

・丸太看板を作るとき、丸太と4日間ぐらい向き合った
・この丸太は「どっちの面を向けたいと思っているのか」考え続けた

・昔は、山に入って、木を伐る前に、その木をどこでどう使うか考えてから伐った。

・1本目の丸太看板でやっていることを、昔の技術に置き換えられないか?

 1)伐採:チェーンソー → 手斧
 2)丸太:製材機 → 手のこ
 3)基礎:コンクリ → ?
 4)支柱:鉄骨 → ?
 5)固定:ボルト → ?

・伝統技術を学びたい若い人はいる。
・丸太看板を、伝統技術継承の練習台にしてもらうのはどうか。

・伝統技術を使うためには、道具自体も古いものにする必要がある。
・新しい技術に頼りすぎない、古い技術ほど、長く残っていく?

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●参考:比企ら辺まるごとキャンパス化計画

https://tokigawa-company.com/project/incubation/hikirahen-marugoto-campus-plan/

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「関根さん、アフタートークの所で、最後わからない言葉があったんですよ」

「え、何ですか?」と訊いたら、山なおさんが、メモを見せてくれました。

「安置定ぜい・・・」 「何か基盤を安定させるということでしょうか?」

「・・・!」

アンチテーゼのことでした。

山なおさん、さすが、新しいです!

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平藤先生、どうもありがとうございました。(慶應MCCの柳さんともお会いしました。ほかにもMCCから参加されていた方も多かったようです)

投稿者:関根雅泰

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