【木曜日25-2】神話本(8)古事記

木曜日

【木曜日25-2】神話本(8)古事記

○慶応MCC「神話学」と「出雲旅行」がきっかけで読んでいる本(18冊)

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『The KOJIKI Records of Ancient Matters』B.H.Chamberlain(1981)

○この本と漢文読み下しの本を、読み比べるのが面白い!

○立つほど分厚い。脚注が多いから。

○お~、ラテン語パートが出た!(平藤先生の講座で教えてもらった) 卑猥そうな場面は、英語ではなく、ラテン語にしているそう。

○チェンバレン先生は、初期のころは、小泉八雲さんと親しかったそう。

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『古事記 倉野憲司校注』(1963)岩波文庫 (再読)

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『古事記誕生』工藤隆(2012)

○2014年に途中まで読んで積読になってた。今回改めて読んだら、面白かった! 特に「線の誕生」のあたり。

・ヤマト人としてのアイデンティティーにかかわる危機意識。

・古事記は「古」への回帰、日本書紀は、現代政治史。

・古代の「近代化」に対する反作用。
・ヤマト的なるものの始原への回帰現象。

・性格の異なる二つの史書は、天武天皇の意識の中で両立しえた。
・相反する方向性のものの同時存在という日本社会の構造は、今も生き続けている。

・日本人の伝統的な信仰が、照葉樹の森と深く結びついている。

・「神話の現場の八段階」モデルは、第一段階を基準点として設定。

・酒酔いの状態になるのは、米の神が、身体の中に入って内側から尋常でない作用を身体にもたらした結果であり、酒に酔って吐くというのは、神懸りしたことの証明になる。

・そこそこしか飲めないND型がいるのは、モンゴロイド人種だけ。

・アメノイワト神話の基層にある神話は、日食神話というよりも、長江流域の少数民族の太陽神話が流入したもの。

・野放図に進行する西欧的近代文明に対して、アニミズム系文化は、ブレーキを掛ける役割を果たすであろう。

・「古事記」の読みを立体的なものへと変えていけば、閉じられた「神国日本」といった国粋主義は、登場する余地もなくなる。

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●漫画

○安彦良和先生の本。絵とストーリーが凄い!

『古事記巻之一 ナムジ 大國主』(1997)文庫版 全4巻

『古事記巻之二 神武』(1997)キンドル版 全4巻

『古事記巻之三 蚤の王 野見宿祢』(2004)文庫版 1巻

『ヤマトタケル』(2013)キンドル版 全6巻

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○大好きな星野之宣先生の本。

『血引きの岩』(2012)1巻

『宗像教授シリーズ』

『神南火』(2004)1巻

『ヤマタイカ』(1997)全5巻

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●他の古事記本

投稿者:関根雅泰

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