【木曜日25-7】星野道夫さんの本

木曜日

読書会議で、ゆうきとKさんからお薦め頂いた本(5冊)

===

『旅をする木』(1999)

・私達には、時間という壁が消えて、奇跡が現れる神聖な場所が必要だ。

・情報がきわめて少ない世界が持つ豊かさ。

・知識としてではなく、歴史というものが目の前に厳然と存在する風景の中で生活しているというのはすごいこと。

・クマの存在が、人間が忘れている生物としての緊張感を呼び起こしてくれる。

・一つの体験が、その人間の中で熟し、何かを形づくるまでには、少し時間が必要な気がする。

・今生きている世界を相対化して視る目を初めて与えてくれた。

・寒いことが、人の気持ちを暖める。離れていることが、人と人とを近づける。

・世界が明日終わりになろうとも、私は今日リンゴの木を植える。

・町にいれば、自分自身の中にある孤独を避け続けることができる。その孤独を苦しみ抜いてしか得られない不思議な心の安らぎがあった。

ーーー

・書物というものの最高の機能は、幸福感を伝えることだ。

===

『長い旅の途上』(2002)

・ある時、ふと、残された時間の短さに気づかされた。

・きっと、人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ。

・どんな植物も何かの力をもっている。もしその力を得たければ、心を静かに近づいてゆくこと。

・どこにいようと、すべてのものに平等に同じ時が流れている。

・情報が少ないということは、ある力を秘めている。それは人間に何かを想像する機会を与えてくれる。

・生命体の本質とは、他者を殺して食べることにある。

・この土地で暮らしてゆこう。そう思うと、周りの風景が少し変わって見えてきた。

・余裕をもった、ちょっとしたユーモアが、ときに人の心を大きく動かしてゆく。

・人間が食べるものは、結局うまいものなのである。ただそれが、慣れるのに時間がかかるものがあるという程度の差にすぎない。
・食文化を共有することは、相手と向き合うことだ。

===

『魔法のことば 自然と旅を語る』(2010)

・彼の声の響きを正しく耳に蘇らせるには、ちょっと工夫がいる。まず、ゆっくり読むこと。次に、一度にたくさん読んではいけない。(池澤夏樹)

・一つのものを真剣に見つめていくときに、10年と言うのは本当に短い時間。

・年寄りがどこかで力を持っている社会は健康な感じがする。

・人間にとって大切な自然が二つある。身近な自然と遠い自然。

・クマと出会ったら、自分が落ち着いているということが一番大切。

・年寄りは、体力がなくなっても、知恵が残っている。

・神話というのは、強い力を持っているのではないか。

・神話を通して、やはり自分というものを、世界に位置づける。

===

『アークティック・オデッセイ 遥かなる極北の記憶』(1994)

○うちの奥さん、子供達もひきこまれて、写真を見てた。

===

『星野道夫の世界』(1998)

===

○読書会議で、お薦め頂かなかったら、一生出会えていなかったかもしれない本。出会えてよかった。

投稿者:関根雅泰

コメントフォーム

ページトップに戻る