
○積読になってた本。読んで良かった~。(2冊)
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『英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー』C.S.ピアソン(2013)
・英雄の旅は、準備、旅、帰還の三つの段階に分けられる。
・あなたの自己が形を変えていく。私たちが変わったという理由で王国も変革される。
○HMIをやってみた。戦士27、魔術師26、創造者25、賢者25
自我79、魂81、自己96 だった。
・もっとも得点が高いマンダラが「自己」であれば、世の中で自分を表現するときが来たか、自分のパワーを自覚して全体性を体験している最中だとも考えられる。
・現代社会は、一人の人間に多くのことを求めすぎる。
・ディズニー映画の「ピノキオ」(1940)は、本物になるまでのプロセスを扱った作品として知られている。
○だから、なんか怖いイメージが残ってるのかも。
・英雄の旅は、直線ではなく、螺旋を描く旅だ。私たちは、旅をしながら、常に自分と王国を再生し続けなければならない。
・(戦士として)境界線を守る力がなければ、安全とはいえない。
・エロスを見下す者は、往々にしてエロスに魅入られるもの。
・「リタと大学教授」(1983)
・元型心理学の本質は、魂作り。
・私たちは、自我ではなく、魂で自分の人生を創りあげる。
近代の思想家のほとんどは、環境が人を創りあげていく道程に重きを置いている。
・邪悪な暴君にならないためには、
1)旅に出かけて、再生を果たすというプロセスを生涯を通じて繰り返す
2)統治者を他のアーキタイプで補完しながらバランスをとっていく
・魔術師は、統治者の助言者として活躍する。
・現代では、組織・人材開発コンサルタントも、それにあたる。
・興奮しすぎた子供をなだめるには、自分の内面を静めるのが一番。
・自分が変化と成長を遂げる過程で、周囲の世界まで豊かにしてしまう魔術。
・自分の中に、道化がいないと、人生そのものを楽しむ力が生まれてこない。
・アーキタイプ ペア
○責任感、パワー、自由が、自分にとっての重要課題のよう。
・円熟期は、自分のパワーを主張する時期。
・温かさと愛情深さ(さらには脆さも)持ち合わせた本物の男性像。
・男性の旅が、成功裏に終わるかどうかは、自尊心やうぬぼれを、自分から進んで手放そうとする意志の力にかかっている。
○この章(ジェンダーと多様性と文化の変容)まで来て初めて、著者が女性であったことに気づいた。
・自伝を、英雄の旅の物語として、「神話ふう」に書き換えてみよう。
○これ面白いかも! 地域での活動を「神話ふう」に書いてみる。
・研究に取り掛かるきっかけを作ってくれたのは、J.キャンベルの「千の顔をもつ英雄」だった。
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『神話の法則 ライターズ・ジャーニー』C.ボグラー(2002)
・人生という旅の途中で、よく起きるトラブルを予測する。
・「ヒーローズ・ジャーニー」の基本形:三幕構成
・門番と争って破滅させられてしまうよりも、裏をかくか、仲間になったように見せかけ、彼らの力を取り入れることを学んだ方が数段上である。
・ヒーローのストーリーは、いつも旅の物語である。
・精神的な旅が、観客をひきつける。
・必ずといってよいほど、何かが酒場で起こるのである。
○これは、実社会でもほんとそうだよな~。無防備になりやすいから?
・多くのストーリーの本質は、ヒーローと他者との間に生じる「学び」である。
・アーキタイプとは、完全な性格を形成する個々のパーツを表現したもの。
・門番を恐ろしい敵ではなく、使い勝手のよい仲間として理解すれば、新しい力を手に入れることができる。
・多くのストーリーが、ヒーローや観客を、日常の世界から、特別な世界へと連れ出す旅である。
・ライターは、自らが読み手にとってある種のメンターであり、他の世界に旅をして、人々を癒すストーリーを持ち帰るシャーマンであることを忘れるべきではない。
・酒場は、新しいルールを学習する場所である。
・水場は、自然に動物たちが集まる場所であり、観察や情報収集に適した場所である。
・オーディール(最大の試練)は、素晴らしい力を得る場所。

・焚火のシーンは、回想やノスタルジアを入れる機会でもある。
・帰還

・2つのクライマックス
・オーディールの経験で学んだことを体得しているのかどうかを、もう一度試される。
○英雄(ヒーロー)は、学び、成長(内面の変化)していく存在ってことなのかもな~。
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