フィールドノーツ研究会(勝手にウメサオタダオ研)

授業

2012年2月20日(月)@東大 福武ホール スタジオ1~3
フィールドノーツ研究会(勝手にウメサオタダオ研)が開催されました。

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元々のきっかけは、指導教員の中原先生のブログでした。
 http://www.nakahara-lab.net/blog/2011/05/post_1783.html
 
そして、大学院冬学期の授業「基礎3」で、梅棹忠夫先生が取り上げられ、
 https://www.learn-well.com/blog/2011/12/2011iii.html
 
本を読み始めたことで、ますます「ウメサオタダオ」に興味がでてきました。
 ウメサオタダオ本(1)
  https://www.learn-well.com/blog/2012/01/post_354.html
 
 ウメサオタダオ本(2)
  https://www.learn-well.com/blog/2012/02/post_358.html
「ウメサオタダオ展」には、1月の正月休みに行ってきました。
 https://www.learn-well.com/blog/2011/06/post_359.html
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そこで、中原研の裏方代表として、Ust担当のWさんと共に、
東京都市大 岡部研の学部生の方々との共同プロジェクトが始まりました。
 https://twitter.com/#!/masahiro_sekine/status/126986438435815424
といっても、ほとんど岡部研メンバーと、そのつながりで法政大学の学部生が
準備やワークショップ案、ケータリング、Ust配信を仕切ってくれました。
私は裏方として、お申し込み者とのやりとりや、受付を担当しました。
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当日は、寒い中、受付やケータリング準備に、法政大学長岡研のKさんと、
東京都市大岡部研のMさん、Oさんが頑張ってくれていました。
Kさんは、朝の10時から会場で準備を手伝ってくれ、受付も気持ち良い笑顔で
対応してくれていました。
Mさんは、「情報こんにゃく」を朝早くから作ってくれ、飲み物のセッティング
や片づけなど、テキパキとこなしてくれていました。
Oさんは「隠密」として目立たないよう買い出し等、神出鬼没の活躍でした。
私は受付が主担当だったので、この3人と一緒にいる時間が多かったのですが、
3人とも素晴らしかったです。
こういう方々となら、一緒に仕事をしても楽しいだろうなーと思いました。
会場では、ワークショップの進行は、岡部研のFさん、Yさん、Kさんが、
参加者の皆さんに温かく見守られながら、大役を果たしていました。
進行は自然体で、とてもよかったと思います。
Ust配信では、法政大のBenkeiさんとその仲間たちが、
まさにプロの仕事をしてくれていました。
(もちろん、その陰には、中原研のW氏のサポートがあったことは言うまでもありません)
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会場前の案内板
http://instagr.am/p/HNvVAKzUNm/
会場内の様子は、Ustreamでも見ることができます。
http://www.ustream.tv/recorded/20575108
ハッシュタグ #katte2umesao
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私は、会場を出たり入ったりしていたので、
断片的に印象に残った点を列挙すると・・・
●グループ発表
・編集がカギ
・遊び
・バラバラ、つなげる、まとめ直す
・不幸になろう、読み終わってモヤモヤ
●登壇者とのトークセッション
  https://twitter.com/#!/nakaharajun/status/171499057771065344
 
・自分の県の偉人を、子供たちが紹介する 博物館展示
 (これいいなー。ときがわでもやってみたい)
・「こざね」は直線的。今ならハイパーテキスト的。
 文章、テキストには合っている。アウトプットしたいものによって、
 情報のまとめ方も変わるのでは。
・ウメサオさんだけがクローズアップされるのには違和感がある。
・ウメサオさんは、当時の東大の左翼的なマスコミュニケーションに対して、
 「情報」という言葉を使った。反東大。
・ミュージアムは、19世紀的。古い。
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私自身は、「経営者」としてのウメサオタダオに、現役研究者の先生方が
どのような想いを抱くのかを聞いてみたかったです。
多くはテニュアに守られた研究者たちに、「ちゃんと研究しろ」と、
民博で様々な取り組み(講座制の廃止=競争の導入、業績評価の実施)を
されたウメサオ先生をどのようにとらえるのか。
既存の大学システムを批判し、一研究者(担当者レベル)ではなく、組織の長
(経営者レベル)として、1つの組織(民博)をモデルケースにしようとした試み。
その後、大学はどれだけ変わったのか。
あるいは今後どのように変わっていくのか。
興味があります。
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今回、このプロジェクトに関わらせて頂いて、梅棹先生に対する興味が
更に増してきました。
せっかく買った本があと何冊かあるので、
この機会に一気に読んでおきたいと思います。
おそらく大学院の授業で受けなければ、
興味をもって学ぼうとも思わなかったかもしれません。
そういう意味で、直接仕事とは関係がないことも、学ぶ機会をもてることが
大学院にいる良さですね。
大学院を卒業した後も、何らかの形で、このような学びは維持していきたいと
思います。(とはいってもよほど意識してないと、日々の仕事に追われますが)
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今回、貴重な機会を作ってくださった中原先生、岡部先生、
ゲスト登壇者の長岡先生、水越先生、染川さん、
学部生スタッフの皆さん、そして、ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。

投稿者:関根雅泰

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